娘が小学生の時代でも、公立小学校にいったお友だちはおしゃれで、
持ち物だけでなく自分で服も買いに行っていたらしいのですが…
我が子の通った国立小学校には制服がありましたので、毎日の服を考える手間いらず!
楽だ。
制服のある学校だったおかげで一番助かったのは、ワタシです。
文具でちょっぴり個性をだす
ということで、学校に持っていけるもので個性を出すとすれば文具くらい。
下敷きやペンケースは一度買うとしばらく使うものですし、
消しゴムはストレスなくちゃんと消えてくれないと意味がないので、あまりバリエーションがない中で、
娘が嬉々として集めていたのが、
おしゃれな鉛筆。
「今日、〇〇ちゃんにこの鉛筆かわいいね、って言われた~」などと子どもとの会話に出てきたこともあります。
柄がおしゃれなだけでなく、あたまにキラキラがついていたりして、確かにかわいい☆
ただ、これらのおしゃれ鉛筆はたいていHBで、しかもかわいいだけで書きやすいわけではないんですよね。。。
はすちゃんキビシイ
ですから、家での勉強では書きやすさ第一で、uniなどの普通の鉛筆を使っていました。
鉛筆はB・必ず下敷きを・ノートは1行おきに・消しゴムは…
当時のワタクシ、ちょっと持論がありまして、
小学生にはHBはちょっと硬いんじゃないかと思い、勉強用の鉛筆には必ずBを買っていました。
小学生の書く練習といえば書き取りの宿題ですが、特に低学年用の大きなマスなら2Bの方がいいとさえ思っていまして…
子どもの筆圧って最初は弱いんですが、丁寧に書く練習をさせればさせるほど、めちゃめちゃ力を入れて書くんですよね。気がつくと、鉛筆を持つ指が真っ赤っか。
そんなに力を入れて書いてたら疲れちゃうじゃん!
ということで、力を入れずに書くのも練習だと考え、HB反対派でした。
それから、必ず下敷きを敷くこと。
Bの鉛筆を使って軽めに持って書かせているつもりでも、下敷きを敷かないでノートに書いちゃうと裏面はボコボコ…
下敷きを敷きなさい、は何度も言ったなぁ。
また、ノートの使い方もルールを決めました。
家の勉強でノートを使う科目といえば算数です。
ちょっともったいない使い方ではあるんですけど、
A罫のノートを買ってきて、見開きの左側は式と答えを、右側は考え方や筆算を書くエリアとして
ちょこちょこ小さな字を書いてはいけないこととしていました。
考え方が二段階以上になって、いきなり式を書きづらいときは、先に解き方の方針をメモ。
式をかくときは、罫線よりちょっとはみだすくらいのサイズの字で。
改行するときは1行以上空ける。
答えには、(こたえ)や(答)を書いてから、答えを書く。
それから大切なのが、
途中で間違いに気づいても
消さないこと。
横線で消して、下に書き直すやり方ですね。
左のページも右のページもです。
これは、ワタシが後で見せてもらうためでもあり、
本人にとっても、家での勉強は間違えること自体が大切なステップなので、
消して上書きしてしまうと、最初にどこで間違えたかがわからなくなってしまうんですよね。
ですから、家での算数の勉強に消しゴムは使いません。
最初はこう考えていたけど、よく考えたらそうではなくて…などの解答の説明をしてもらうときも、
間違った手順がそのまま残っているので、本人も「ここを間違えてたんだよねー」の部分も説明してくれていました。
この頃の間違いの多くは、問題の読み間違いか計算ミスなので、
「あーわかる、ママもこういうミスやらかしたこと、よくある」と共感しどころ満載です。
このやり方を高校まで続ける
当時、確固たる根拠を持ってやっていたわけではありませんが、
結局、基本的にはこのやり方で大学受験までいきました。
「基本的に」といいますのは、ノートの罫線がそのうちB罫になったとか、ノートだとすぐ使い切ってしまうので、B4のコピー用紙を半分に折ってやるようになったとか、
消しゴムはほどほどに使うようになり、
鉛筆がシャープペンになり、、、
そんなハード面での変遷はあるものの、
やり方は一緒です。
と、いいつつ、それでも問題はあって、
学年が上がると字がちっちゃくなっていくんですよね~。
いや、それ小さすぎるから。ちょこちょこ書かない!それで、自分も間違えてるじゃん。
なんてことを注意できるのも小学生時代ならではでして、
気がついたら注意。
また注意。
こういうことについては口を酸っぱくして注意していました。
(折れない母親…)
まぁでも…結果的には
答案を採点者に伝わるようにきちんと書く
という、当たり前だけど、後から治すのが面倒なことを、この頃に身につけてくれた、と思います。
点数をもらえる答案の書き方って、実は大学受験でもすごく重要なことでして、
子どもたちが高校生になったときに、高校の先生からも何度も、それも、生徒にも保護者にも言われたんですよね。
「答案は、あなた自身の考え方をプレゼンする場だから、論理的に、採点者にわかるように書きなさい」
と。
高校の実力テストの講評で、「何かいてるのか、意味がわからない答案が多すぎる(怒)」というご注意も毎回いただいていました。
高校でのアドバイスについては、どうぞ、こちら や こちら もぜひご覧ください
手順を考える⇔論理的思考力を養う
さて、2020年度から、文部科学省の指導要領に、論理的思考力を養うためのプログラミングが導入されました。
プログラミングをご存じの方には当たり前のことだと思いますが、
小学校レベルのプログラミングで一番大切なのは
手順(アルゴリズム)を考えて、その通りに記述すること
です。
小学生のプログラミングで外せないのが、Scratch。
Scratchは、マサチューセッツ工科大学で生まれた子ども向けプログラミング言語です。
こちらは、PythonのプログラムコードとScratchのプログラム。Scratchでは、いわゆる「コード」を書きません。
注)これらは別の課題のプログラムです(一部、ふざけた変数をつかっていてごめんなさい)
面白いですね~。
Pythonもコードがシンプルで学びやすい言語ですが、、小学生がやるなら見た目的にも、断然Scratchですね~。
しかも、Scratchは「手順」がそのままコードになっている!
算数の問題を手順を考えてメモしたり式をかくことは、このようなプログラミングをする上でも必ず役に立ちますので、ぜひやってみてくださいね。
小学生におすすめのビジュアルプログラミング言語については、こちら もぜひご覧ください
アウトプットのトレーニングは家でやるしかない
さて、
小学校~中学校~高校の12年間を通して、学校でなかなか時間をとってもらえなかったものの代表格といえば
作文。
小論文はもちろん、要旨をまとめて書く問題は大学受験でも普通に出題されますから、完全に学校任せではちょっときついかなぁ。
こちらの本にも、そんなことが書いてあります。
そして、
今思えば、算数・数学の解答の書き方も、学校でそんなに教えてもらったわけじゃないんですよね。。。
数学オリンピックの予選問題も、開成高校の入試問題も答えだけだし…
(だから高校で注意されちゃうわけで…)
その分、小学生時代の家庭でのサポートって、結構大切だったように思います。
我が子たちって、本当に
やってないことはできない
人たちだったので。
傷が自然に治るように、いつのまにか賢くなっていく部分がたくさんあると思ってましたが、そうでもなかった
子育てって、親次第の部分が結構あって怖い…特に小さいときは…
中学生になると鉛筆を使わなくなります。分度器も三角定規も。
コンパスも中学生までですね。。。
でも、そのうち、小学生の勉強さえ、
鉛筆も、ノートも、下敷きも使わなくなる時代が来るのかな…
ちょっと残念な気もするけれど。
息子の成長の記録は時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください
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