【新入学】我が家が大学生協PCを買わなかった理由【2/3は買っていない】 | feel my force

我が家が大学生協おすすめのPCを購入しなかった理由

にたろう

この記事は2019年12月に書いたものですが、2020年以降も都度追記をしています(最終追記2022.3.12)

大学生おススメのパソコンについてご質問をいただいたので、今回と次回の2回にわたって、大学生向けパソコンに関して書かせていただきます。

  

東大合格後には、大学からいろいろな配布物が送られてきます。

ところが、大学本体からの案内には、

パソコンを買ってください、とは、どこにも書かれていない のです。

でも、パソコンは必要です。たとえば、東大の学務システムに入って履修登録をするのに、成績をチェックするのに、苦行と言われるALESS/ALESA の課題を作成するのにも、パソコンが必要です。

 

2020年、 東大は授業開始時期をずらすことなく、1年間オンライン授業を中心に進められました。

新入生向けのメッセージとしては、すでに、以下のようなことも発表されています。

「オンライン授業の実施に際し、学生にはカメラとマイクを搭載したパソコンまたはタブレット端末の用意と、自宅のインターネット環境の整備を要請。下宿先に引っ越したばかりで用意ができない学生には学内の端末を使用させる可能性もあると説明した。加えて「情報基盤センター学習管理システム ITC-LMS」の利用法の熟読と、事前アクセスを求めている(東大新聞より)。」

(2020.3.20追記)

2021年度の授業についても、対面とオンラインを併用すると発表されています

(2021.3.13追記)

大学側は、パソコンを買う指示はしていないものの、みんな、パソコン持ってるでしょ、というスタンスであることが、この記事によってはっきりしますね。

 

→ 東京大学公式 新入生・在学生のための、オンライン授業を受けるための準備

→ 東大 入学式中止・オンライン授業へ(2020.3.23 追記)

ということで、次に目が行くのが

     

東大生協からの生協おススメパソコン。

ウェブサイトにはこう書かれています。

     

 

「東大1年生の授業「情報」は、iMac設置の専用教室で行われること、Macの操作に慣れていると便利。」

あたかも、Mac じゃないといけないような記述です。これほんと?

1年生Sセメなんて、ほんの数か月ですよ。

東大が学内で揃えているパソコンが iMac なのはわかりましたが、それに合わせて、東大生は本当に Mac を持たないといけないの?もしそうなら、大学から指示があるべきじゃないの?

→ コロナ禍のオンライン授業により「情報」の授業がMac必須ではないことが判明しました(2020年8月追記)

      

そして、当時東大生協に薦められているのが、MacBook Air だったんですけど、一択。

パソコン + 4年保証 + アクセサリ + プリンタ で 約22万円でした。(2018年3月)

これ以外の選択肢はダメなのか、ダメじゃないのか、 3月の忙しい時なのに決められない… 疑問しかわかない、そんな生協おススメパソコンの案内でした。

 

スポンサーリンク

大学生協を通しただけで高くなる

大学進学が決まって、入学金などの他に、親が子に必要経費として出す三大お買い物といえば

スーツ・運転免許・パソコン

です。

運転免許は後回しにできるものの、スーツとパソコンは早めに揃えたい。

 

例年、合格発表から入学までの時間が少ないため、あまり比較することなく、生協おススメのパソコンを買ってしまった、というお宅も多いでしょう。保護者の立場からすると、情報が少ないので、これを買わなきゃいけない、とか、これを買っておけば安心 と思っても仕方ありません。

 

ですが当時のワタシは、

それにしても、MacBook Air が セットで22万円 はちょっと高いんじゃ? 本当に Mac 一択なの? をスタートに、

調べていくうちに新たな情報を得て、また新たな疑問がわき…を何度か繰り返しました。

 

「生協 PC 評判」などでググってみてください。

  • 無駄に価格が高い
  • 保証が手厚すぎる

などといった評価の記事がたくさん出てきます。今年の記事もかなり前の記事も。

 

そこで、 新入生向けとして、 各大学生協がどんなパソコンを薦めているか調べてみたところ…ぼんやりと共通点が見えてきました。

 

2020年新入生向けとして、

東大生協は、 MacBook Pro を、「駒場モデルパソコン」として、

早稲田大学生協では、学部別に、LIFEBOOK UHシリーズ・Surface Pro7・Let’s note・dynabook Gシリーズ・ MacBook Pro 13インチ・ MacBook Air などが「早稲田パソコン」として、

慶應義塾大学では、dynabook・ Surface Pro7・ MacBook Air MacBook Pro が「塾生パソコン」の名でおススメされています。

また、

一橋大学生協では Let’s note が「一橋パソコン」として、

東工大は、 Let’s note の他に、 Surface Pro7 ・ DELL の Inspiron13 を扱っています。

京大生協や阪大生協では、富士通PCや NECのPC、 MacBook Air が薦められていました。

(年によっておすすめメーカーは微妙に変化していきますが、組織としての大学生協は全国でつながっているからか、大学生のおススメスペックがほぼほぼ決まっているからか、基本同じようなパソコンがおススメになっていました)

 

共通しているのは、ノートパソコンの中でも モバイルタイプ・単体価格15万円前後 の、各メーカー上位の方の機種に

4年保証やプリンタがついたセット売りの点です。

また、これらのセット価格が Windows PC が20万前後、 MacBook が23万前後なのも共通しています。(年によって Air の時と Proの時がありました)

さらに、東大生協には オプションの+15,000円 で「先輩が教えるパソコン講習会」まで提供されていました。

 

ちょっとイヤらしいけれど(いや、ある意味当然か)、同機種をAppleのオンラインストアで価格を調べたら、

税込 153,780円 でした (2019.12現在)。

これを学生・教職員向けストアで買うと、およそ14万円~ で買えてしまいます。

     

2020年3月19日に発売された  MacBook Air は、さらにお得感のあるパソコンです(2020.3.20追記)

2021年は駒場パソコンとしてMacBook Airメモリ16GBが選ばれています(2021.3.13追記)

2022年は駒場パソコンとしてMacBook Airメモリ16GB・富士通UH08(スペック不明)が選ばれています(2022.3.12追記)

また、富士通の世界最軽量 2 in 1のPC LIFEBOOK WU3/D2 は、

オープン価格で税込約15万円、なんと3年保証つきです(2019.12現在)。

クーポンなどを駆使すると、およそ13万円~ で買えてしまいます。

 

 

要するに、4年保証とか、代替機とか、パソコン講習会がつくから高いのでは?

プリンタの代金を除いたとしても、一般で買えば5-6万円近く安いものを、どうして大学生協はここまで高く売るのか? 

あまりの差額の大きさに、なにか重要な見落しをしているのではないかと思ったほどです。

   

また、なぜ大学生協では世界売り上げランキング1位のLenovo、2位のHP、3位のDell をもっと扱わないのでしょうか?

こちらは、Garther が毎年発表しているPCの世界売り上げシェアです。

Gartner 2019第2四半期世界PC売り上げシェア

Gartner Says Worldwide PC Shipments Grew 1.5% in Second Quarter of 2019

Gartner 2020第4四半期 世界PC売り上げシェア
Gartner 2021第3四半期 世界PC売り上げシェア

これについては、後日関係者の方から伺ったのですが、

要するに、トップ3のメーカーは日本の大学生向けに大学生協と組まなくても売れるから、なかなか組んで くれない いない とのことでした。

あらまぁ。。。

 

メーカー保証をオプションでつけると、だいたい4年で4万円くらい。 

さらに、これは生協関係者の方に直接伺ったのですが、手厚い4年保証をするために、代替機を実際に生協が購入して保管しておく のだそうです。その分の価格も上乗せされているということですね。

読者様から貴重な情報をいただいたので追記させていただきます。

別の大学生協さんでは、SurfacePro に4年保証をつけたものが、メーカー公式サイトや量販店より安い価格で出ているよ。

という内容です。そちらのHPで確認したところ、

秋田大学生協HPより

ペンつきで、2020年12月現在で、179,000円で販売されていました。確かにMicrosoftの公式サイトの価格より安いです。

が、同じサイト内にMicrosoftOfficeはついてない

と小さい字で書いてあります。

SurfaceはMicrosoftが出しているPCなので、公式サイトや量販店で販売されているものは、MicrosoftOfficeがすでについた価格になっています(その分ほかのPCより価格が高いです)。

しかし、こちらの生協さんのSurfaceにはMicrosoftOfficeは入っていないので、

その分安くなるべきところですよね。

     

上の画像の、

これは、こちらの大学生協PCの特典ではなく、この大学の学生さん全員の特典ですから、

みんなー、ウチはOfficeの入ってないSurfaceを、Officeの入ってるPCと同じ値段で売るよ~、その代わり4年保証つけるね☆

という内容の商品で、決して価格が安いわけではないです。

別に間違ったことは書いてないし、生協パソコンにSurfaceを選んでこの価格にしたのはうまいなとは思いますが、、、

生協の特典ではないのに「無料で使えてお得」のところだけ赤字で大きく書かれてあると

このサイトで買うとお得ですよ~って見た人は思っちゃうよなぁ、とひねくれた見方をしてしまうはすちゃんです。

2021.2.11追記

不透明な部分がちょっとずつわかってきました。

 

もう一つの疑問は、どうして東大生協は Macbook しか扱わないのか?という点でした。

東大生協ホームページ2019より

しかも、新入生の約三分の一の人しかこの東大生協おススメのパソコンを買っていない、と言う点も気になりました。

    

しかし、現実的に東大では、教養学部の情報の講義をiMacの設置された教室で行います。 だから、やはり個人のパソコンがMacでないといけないということなの???

という冒頭の疑問に戻り…

 

当時、たどれるつてをあちこちたどってリサーチしたところ、結論的には

東大新入生が買うPCは、MacでもWindowsでもよい、東大生協パソコンを無理に買う必要はない

という結論に至りました。

                    

もちろん、既に持っているならそれを使うのもありです。    

 

手厚い保証を望むなら、生協パソコンはおススメなのかもしれません、が…

水濡れや破損をやっちゃいそうな人は無償で交換してもらえますのでおすすめかも

結局、生協パソコンが高い理由はなんとなくわかったものの、東大生協が Mac しか薦めない理由はわかりませんでした。

2022年は富士通パソコンも追加されています(2022.3.12追記)

 

と、ここまでは、やんわりめに書いてきたわけですが…「東大生 Windows」「東大生 パソコン」で検索したところ、こんな記事が出てきました。

なぜ東大生の3人に1人がMacBook Proを選ぶのか?

マイナビの記事です。それまでの東大生協はWindowsもMacも扱っていたが、東大生協駒場店の店長さんの仕掛けた、Macのみを扱う戦略が当たって、2016年に1000台 → 2018年に1,200台を売り上げた、という内容。店長さんの手腕べた褒め!な記事です。な~んだ、戦略だったのか…本当に深刻に悩んだんですよ…

いや、それって、東大生の3人に1人が 生協のMac を選んだっていうより、

一択だったから、わからなくて選ばされただけですから!(2018年入学、息子の友人談)

2020.03 追記

2022年新入生向けに息子に現在の様子を訊いてみました。また、東大生協が2022年、iPadとセットで売っていることに関しても訊きましたので、よろしければ参考になさってください。

2022.3.12追記

東大工学部4年の息子より

〈ノートPC〉

ノートPCは本当に好みだと思います.駒場時代は大学の備え付けPCがMacで,本郷時代は配られるPCがWindowsというパターンが多い気がします.
実は,理系でもMacを使っている子はそれなりにいますが「入学当初情報がなく、生協のパソコンを買わないといけないと思っていた」という友人は多いです。ただし,デザイン的にWindowsよりもMacが好きな子も一定数います。僕自身はWindowsだったことで不利益を被ったことは全くありません.少なくとも,Macじゃないとダメ!!ってことは絶対にないと思います.
ちなみに,東大ではWindowsのライセンスを一学生あたり一つ配っています.

〈iPad〉

対面授業では資料も印刷されて配られますし,紙と鉛筆が圧倒的に有利ですからiPadを使うことはまれです.しかし,オンライン授業では授業資料の全てがPDFなどのデータですから,そこに書き込むうえではiPadは有用だろうと思います.僕の友人(4年生でも,iPadを使っている子は多いです.パソコンで授業を見ながら,iPadに書き込むといった形です.

僕自身は,オンライン授業でも紙のノートを取っていました.タッチペンがあるとはいえ,パソコンの画面に直接書き込むのは大変だからです.おそらくiPadがあっても紙を使っただろうと思います.これも好みですね.

 

別に、MacでもWindowsでもいいんですよ(注:専門課程に進むとWindowsでしか動かないアプリを使う学科もあります)。

ただ、入学時は何かと物入り。必要なものを納得の価格で揃えてあげたいのは事実です。

この時点でパソコンの価格と見方に結構詳しくなったので、MacでもWindowsでも公式WEBサイトで買うのが一番安いなと気づき始めたワタシ…

     

2022.3.12追記 大学生向けパソコン選びのポイントについて書きましたのでご覧ください

       

我が家の場合

さて、息子はそれまで自分のPCを持っていなかったので、パソコン購入はマストでした。

また理系なので、基本的な使い方以外に、プログラミングでも使うと判断し、

さらに、Mac では使えないアプリもあるということも考慮し、

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 2017 を約20万円で買いました(当時2018が出たばかりの型落ち品)。それからキャノンのプリンターを1万円台で。

Lenovo ThinkPad X1 Yoga 2019モデル

正直20万円のパソコンってかなり高い方なんですが、生協に同じくらい 貢ぐ 出すならその分スペックの高い+壊れなさそうなのを、という選択です。

入学祝も込み、でした。

 

ThinkPad はLenovoの主力商品です。

   

ビジネスシーンでも使えて、 多少ハードに扱っても壊れない頑丈さが売りです。

その中でもYogaは、バッテリーの持ちがいい・ペンにも対応した2 in 1 PC・メイン兼モバイルを想定したパソコンです。 

タッチパネルつきを買ってあげたくて、思い切って X1 Yoga にしました。

米澤生産モデルでした。

 

LenovoPCをお得に買うならこちら↓

 

納期までに2週間くらいかかりました。

Microsoft Office について

東大は Microsoft包括ライセンス を結んでいて、学生さんは私物のパソコンでも大学のライセンスで(=無料でOfficeを使うことができます。従って個人で買う必要はありません。

ソフトウェア関係は個別に買う必要性が出てから購入すればよいと思います。

なお、東大に限らず多くの大学で Microsoft包括ライセンス を結んでいる ので、office つきを買うかどうか迷ったら、確認してから購入されることをおすすめします。

 → 東大学内ライセンス一覧

Lenovo ThinkPad X1 Yoga を約2年使った感想

今年の夏ごろ、立ち上げる際に”メモリが見つからない”というメッセージが時々出るようになった、と息子から連絡がありました。

(保証期間の1年が過ぎているので)渋谷の LABI に持って行ってお兄さんに相談したら、

メモリのチェックソフトをその場でダウンロードして無料でチェックしてくれたそうです。

すると特に異常なしとのこと。

 

とりあえず大きな異常はないと判断し、接触不良を疑い、

息子が自分で裏を開けて、メモリ(今回はSSD)を挿しなおしたら直ったそう。

(注 ThinkPad はユーザーが裏蓋を開けて専用部品を交換しても保証対象になります)

 

トラブルはこれだけだそう。毎日大学に持って行っているようです。

 

後でパソコンについて詳しい先生に伺ったところ、このシリーズはとても丈夫で、研究用に何台か買ったがどれも壊れない、どこのプロジェクタにもつながるなど、信用性が高いのだそうです。

だから、息子のPCに起こったトラブルは、残念ながら個体差じゃないか という結論に達しました。

 

その他は特に問題なく動作しているようです。 

    

画面は14インチと、モバイル用としては大きい方ですが、家ではより使いやすくするために、HPのモニターをこのパソコンにつないで、大画面で使っています。

     

3年生になると一人一台パソコンが貸与される

息子はまだ2年生なので全くの未確認情報ですが、ビルゲイツ氏から東大に寄付された資金を元に?

3年生になると一人一台ノートパソコンを新しく持たせてもらえるそうです(もちろん東大の備品としてだと思いますが)。

それが全学なのか、特定の学部学科なのかわからないのですが、今の3年生は、学科によっては全員に ×支給されて 〇貸与されているようです。

だとしたら、いよいよ生協パソコンのニーズが…

 

おかげさまで、息子も無事に3年生になりまして、息子の学部学科では本当に

一人一台パソコンが貸与されました。

支給ではなく貸与で、レノボのパソコンでした。

あらかじめ学科で使うOS環境やアプリがインストールされていて、これを使って授業を進めるそうです。

ちなみに、別の学部学科ではiPadが貸与されたそうです

(2020.4.14 追記)

4年生は所属研究室からMacを貸与される

ここは2021年7月に追記しました

おかげさまで、息子は2021年4月に4年生になり研究室配属の身分になりました。

3年生のときに貸与されたレノボのパソコンは返却、今度は配属された研究室より

MacBookProが貸与されました。

テーマ的にコンピュータを使いますので、このパソコン以外に、研究室の高性能パソコンも使わせていただいているようです。

 

大学生おすすめのパソコン

ということで、パソコンを個人的に買うことを検討された場合の、大学生向け・はすちゃん的おススメパソコンの記事を書きましたので、こちらもどうぞご覧ください。

 

 

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました。 

娘の成長の記録は時計どおりに綴っています。 どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

≪ にたろうの前の記事

にたろうの次の記事 ≫

デル株式会社HP Directplus -HP公式オンラインストア-富士通 FMV LIFEBOOK MHMicrosoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)

コメント

タイトルとURLをコピーしました