我が家の中学受験、と大そうなタイトルをつけてしまいましたが、
国立小学校から連絡入学できる国立中学校に進学するだけですし、
外部受験のお子さんと同じペーパーテストを受けるものの、
おそらく平均点も最低点も外部のお子さん方のそれよりずっと低いでしょうし、
二日目の面接も免除という、かる~い試験(のはず)です。
国立附属高校のある国立中学校では、いわゆる”肩たたき”があって、そのために実際系列の附属高校へ進学できない生徒さんが実際にいらっしゃいますが、
今回は小学校から中学校ですし…
我が子たちの場合は小学校から中学校への進学において、”肩たたき”はありませんでした。
実は、それを一世代さかのぼって、ワタクシの時代、ワタクシの通った国立小学校では肩たたきがありました。ですから今後どこの小学校でも絶対ないとは言えないのですが…
ペーパーテストでベストを出してもらうはずが
一応ペーパーテストの対策もやってきた
実はワタクシ、こちらでもちらっと書いたのですが、
この地方に住んで、ある程度の結果を出すためには、
地元の国立中学校に進学することを「一番通らせたい道」と考えていました。
もちろん、いろんな道があるんですよ。でも、スタートダッシュ型の娘には、地域で一番学力の高いお子さんが集まる学校に通わせ、そのようなお友だちがいる環境で育つのが大切だと考えての方向性でした。
そのために、娘が幼稚園時代に、地元の国立中学校の過去問集を買い、難易度を確認しました。
幼稚園時代に中学の入試問題って、どれだけ先走ってる???でも確認しておきたかったんです
中学の入試問題の印象は、
難しくはないけれど、特別な訓練は必要だし、落ちるとちょっとしたトラウマになるだろう
という感じ。
それなら、ほぼ対策ができる国立小学校を受験しておくことは無駄じゃないし、運よく合格して、
そのまま中学に上がれたらいい感じ
と思っていました。
実際、おかげさまで、その国立小学校に合格したのでここまでのんびり過ごせたわけですが、
やっぱり、中学の入学試験のペーパーテストでも、外部受験者に引けを取らない点数をとって欲しいですよね~。
ということで、予習シリーズを自宅でやらせましたし、四谷大塚の公開模試も何度か受けさせました。
予習シリーズも四谷大塚の模試も、受験校のテストよりずっと難しいので、基本問題だけで終わらせてもよかったレベルなのに、一応最後までやらせまして、、、
このおかげで、中学以降本格的になっていく”勉強をするくせ”はつきました。
試験のコメントは”意外”
これも こちら で触れたのですが、
入試が終わり、国立中学校の合格をいただいたあとに担任の先生より入試結果のざっくりとしたコメントをいただきまして、
「”意外”な点数」
と言われたのです。
結局何点だったかはわからないものの、6年間、学年のなかでも上位にポジションをキープしてきたはずの娘に対しての”意外”は
まちがいなく、良くない点数だったことを指しています。
普通に出かけて行って普通に帰宅してきましたし、特に不調だった様子もありませんし、ほんとに不思議なんですけどね…。
ここからは、もし、のお話ですが…
もし、公立小学校へ進んで、外部受験者として受験して、その点数だったら、
不合格だったかも。
その中学校に進まない世界線があったとしても、それが進む道であるならばもちろんいいけれど、
やっぱりショックですよね…
受験って、何が起こるかわからない、一発勝負の、怖いイベントであると身をもって学びました。
同じ中学に行かない選択をしたお友だちも
さて、娘のお友だちの中には、敢えて同じ中学に行かず、
地域の私立の中高一貫校や他県の学校へ進学したお友だちもわずかながらいらっしゃいました。
国立中学校の定員は決まっていますので、国立小学校から国立中学校への連絡入学希望との兼ね合いで、
外部受験をする人は、連絡入学の権利を失ってしまいます。
つまり、中学の入試も受けられません。
ですから、中学校に連絡入学希望を出さないというのは、退路を断つのと同じで、結構な覚悟が必要です。
で、その方々はどんな人たちだったかといいますと、みなさん
将来の進路を決めている人
でした。
地元の公立トップ校はめざさない、家業に関係する方向に向けた学校に進学する
などで、
そうですね、いわゆる都会の難関私立中をめざすようなお友だちはいませんでした。
各ご家庭の判断ですから別にいいですけど、う~~~~~~ん、可能性あふれる年齢なのに、選択肢を減らすの?、せっかく国立小学校に受験して入ったのに?、、ってちょっと感じたかな。。。
各ご家庭の判断ですからいいんですけどね(大事なことだから二度書きました)
進学はステップアップのチャンス
小学校6年間って本当に長くって、身体の成長も心の成長のスピードにも個人差があってどんどん入れ替わっていきます。
この期間の中でも最も重要なのが高学年時代で、親は、我が子が「入学当初はよかったのに、どんどんダダ下がり」にならないよう最も注意しなければいけません。
その理由は、、中学に入るとその差が顕著になるから。
そんなのわかりますよ、とおっしゃる方も多いと思うんですが、私にとっては想定以上に差が開いた印象です。
本当にごめんなさい、こういう表現がいいかどうかわからず書いちゃいますが、中学や高校というところはテストがあって順位が出るような環境ですから、自分の立ち位置がわかってがっかりするお子さんも出てきます…入試の合格最低点が内部と外部で違う以上、当たり前ですけど、下層部にいるのは内部のお子さんばかりなわけで…
ということで、
国立小学校はメリットいっぱいの学校ですが、敢えてデメリットを挙げるとしたら、みんなで仲良く国立中学校に進学して気づかされる、すなわち
本当は少しずつ差が生まれてきていたというのに、それに気づかないまま過ごしていたという点です。
こんなに大事なことなのに、誰も教えてくれないんですよ。
まぁ、大事なことこそ教えてくれない、自分で気づきなさい、なんでしょうけど…
公立小学校から受験してくるお子さんは、遅くとも小学5年生スタートの頃には自分の現状に疑問を持ち、変化を求め、努力して、さらに受験を突破して入学してくるわけですから、ずいぶん違うよなぁ。。。
でもですね、国立小学校に通うお子さんは逆に、それを想定して小学校時代にバランスよく準備すれば、中学からのさらなるステップアップも見込めますし、
ストレスなく勉強も課外活動もできる分、外部受験組より得るもののある小学校時代にすることも容易なんです。
これらについては改めて書かせていただきたいと思います。
とにかくなにしろ、小学校卒業目前まできました!
ここまで元気に大きくなってくれてありがとう!
そして、
”意外”と言われようと、実際が何点だったとしても、中学合格おめでとう!
息子の成長の記録は時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。
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