【地方から東大へ】二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

東大生のオンライン生活・医学生の実習生活

子育て

どうしてこんなことがことが起こるのか…どうして?どうして?って言っても仕方ないことですが、

今回は、現在に戻りまして、東大生のオンライン授業生活と、医学生の実習生活についてです。

 

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東大生、東京に戻るタイミングを失う

まずは、当ブログを読んでくださっている東大の新入生の皆さまおよび保護者の皆さま、

ご入学おめでとうございます。

本来なら晴れの入学式で、ご本人も、保護者の皆さまも、一層誇り高い気持ちを両国国技館で味わっていらしたはずなのに…

あ、でも、

入学されたことは素晴らしいことですのでね。

本当におめでとうございます。

 

東大は、暦どおりにオンライン授業が始まりました。

息子は4月から3年生になりまして、、これまた楽しい学部生活が始まっているはずだったのですが、、、

東京に戻るタイミングを失って、実家でオンライン授業を受けています。

 

2月に試験が終わり、3月の初めに数日だけ帰省する予定だったのですが、あれよあれよと状況が悪くなりまして…

確か、、、

2月にマスクがどんどん売り切れていくので、(我が家のなけなしの)マスクを東京の息子に10数枚送ったのが2月中旬。

その時は、

「自分はマスクをして過ごしているけど、東京はまだマスクをしている人としていない人は半々くらい」

とか、

「渋谷も吉祥寺も、普通に人がいるよ」

なんて言ってました。

福岡で、電車の中でマスクをしていない人が咳をして、非常停止ボタンが押されたニュースもあったので、

東京ちょっとユルいな、大丈夫かな、とは思ってましたが、、、

       

その後、トイレットペーパーが東京のスーパーから一時的に消えたのがニュースになっていた頃も…

「まだトイレットペーパーの買い置きがあるし、大丈夫」

なんて言ってました。

 

3月初めに帰省してきまして、本当はすぐ東京へ戻るつもりだったみたいなのですが、東京はどんどん状況が悪化し、

新歓イベントも中止、準備も中止。。。

「今東京に戻ったら、もう帰ってこられなくなるよ、食べ物もあったりなかったりみたいだし。。。」

と、ちょっと脅かし気味に言って、一日伸ばしで行かせないようにしてました。

 

それでも本人は、4月になったら学生証やパソコンの配布があるので一回行かなきゃ、などと言ってました。

 

その頃ですかね、、、オンライン授業が決まったのが。

日一日と状況が変わりまして…

オンライン授業は普通に実家でも受けられるし、学生証とパソコンは大学から送ってもらうことで解決しまして、

期限のわからない、実家での東大生生活をしております。

    

現在、図書館は全館休館、東大構内への立ち入りは、守衛さんのいる門のみ開き、身分証明書の提示と入構記録が必要です。

もちろん、一般の方の構内通り抜けもできません。

学生さんだけでなく、先生方も同様で、大学内での研究ももちろん原則禁止。

 

ちなみに、息子の友人の中には、東京にいて一人暮らしでオンライン授業を受けている人も多くいます。

「別に何が辛いとかきついとか明確に言えないが、漠然としんどい…」と。

一人、そう広くない部屋にずっといるのは、それだけできついよ、わかるよ。

        

みんな頑張ろう、なんていわないよ、

でもみんな、どうか元気でここを乗り切れますように。

 

東大生のオンライン授業生活

なんでも、東大の3年生は一番忙しいそうでして…

週5日、ほぼフルコマです。

朝は8時半開始で、お昼休憩一時間弱、夕方まで。

遅い日は夜8時前まで授業がある日も。

 

「それでも、夕方に終わるんだから、今はホワイトだ」

なんて言ってました。

(実習によっては、エンドレスらしい)

 

朝、8時前に起きてきて、急いで朝ごはんを食べ、

「行ってきます」と授業を受けに部屋に戻り、

お昼ごはんだけ下りてきて、、ばばばっと食べて、また、「行ってきます」。

  

夕ご飯は一緒に食べるものの、

「オンライン授業だからって、驚くほど宿題を出される」

と、夜遅くまでレポートを作っています。

 

「東大生ってこんなに忙しいんだ、医学生みたいだね」と言ったら、

過去も、徹夜してレポートを作ったこともしばしばらしく、

「いや、こんなものだから」と、憤慨していました。

(それは失礼)

 

小学生が外に出られないことで、心の一層のケアのことが問題になっていますが…

「ボクも大学に行きたいし、対面で授業を受けたいし、友達にも会いたい。東京に戻りたい。」

って言ってました。

子どもだけじゃないよね。。。

 

医学生は実習の毎日

一方の娘は、おかげさまで、医学部6年生になりました。

こちらは、4年生の終わりからの病院実習がずっと続いていて、コロナ対応のお休みはありません。

    

さすがに市中病院での実習は中止になって、大学の附属病院のみでの実習に振替になったものの、

毎日病院実習があるので、普通に朝早くから出かけています。

(注 講義を受ける学年はオンライン授業です)

     

実習はグループ単位で各科に分かれて行います。普段でも、グループの誰か一人でもインフルエンザなどにかかったら学生は全員実習中止になるので、みんな健康には細心の注意を払っているのですが、、

今回は特に行動制限も厳しく、「絶対に罹患しない、罹患するような行動を一切しない」と強く言い渡されているそうです。

 

まぁ、そうですよね、医療関係者はたとえ学生といえども、多大な迷惑をかけますから。

ということで、もちろん家族であるワタシたちも “超” がつくほど粛々と暮らしております。

 

病院のマスクも少ないし、アメリカが医療器具の輸出制限を始めたことで、このままだと一般の診療にも影響が出るのは時間の問題だそう。

コロナはもちろんですけど、今は、病気そのものにならないようにしないと…

 

極力病院へ行かない、病院のお世話にならないで過ごしたい。と思うと同時に、

   

そういう前線で働いている医療関係者の方々、それを目指して勉強している学生の皆さん達は、いろんな覚悟を持って日々を過ごしていらっしゃるのでしょうね。。。

お疲れ様です。

正しい情報を知る

コロナのことは、医療関係者ではないワタシが語ることはできないので差し控えますが、

多くのメディアや素人のMCさんたちが、適当なことを、あたかも本当のように発信することに辟易し、最近はメディアも信じられなくなってきた中、これは信用できそう!というサイトを見つけました。

 

山中先生が個人的に発信されていらっしゃるコロナ関連サイト です

コロナに関する認識をなるべく正しくもつにはいいかと思います。

 

もうひとつは、厚生労働省が公表している、感染症指定医療機関とその病床の数。それによると、

第一種が全国に103床第二種が1,758床 です(2019.3 現在)

この感染症病室ユニットの例がここに載っているんですけど、気流制御・制菌制御などが施された高度な病室で、

廊下からすでにコントロールされている、かなり素晴らしいお部屋です。

(だから、第一種は各都道府県に2床程度しかないのか…)

クルーズ船の患者さんや3月初めまではこの病棟に入れていたのに、今は地域によっては入れていないとききます。

次は結核患者さん用、次は精神科患者さん用…と病棟が準備されているとしても、

このまま重症患者さんが増えれば、、、こわいですね。

東京都が、陽性無症状の人をホテルに入ってもらうようにしたのも、そういうことか…

 

娘の大学病院も、市中の感染症指定医療機関に多くの先生を派遣していますので、、、

これらの感染症病棟で対応できない人数になってきたら、、、こわいです。

 

病気をガイドラインに沿ってコントロールできるときは、お医者さんが神みたいにみえるけれど、、

対処方法がない病気の前では、お医者さんも一般人も同じくらい怖いのだということを初めて知りました。

 

東大生と医学生。

どちらもいろんな思いをかかえながら、毎日を過ごしています。

 

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