最近しばらく迷走してしまって、時間の流れを切りまくっていましたが、久しぶりにいちひめ小学生高学年時代に戻ります。
このころのワタシのいちひめに対する子育ての軸といいますと、
- 元気に学校へ通う
- 小学生向け模擬テストを受験させて我が子の立ち位置を知る
- 習いごとで全国大会を目指す
の三本立てでした。
この、あれにもこれにも手を出す感じ…なんというか…
当時のワタクシのとにかく今しかないから今やらせよう、という焦りみたいなのが伝わってきますね。。。
習いごとを、まだ二つもやっています。それまでも、こんなに習わせて辞めてきたわけなんですが、まだ懲りてない。
娘はちゃちゃっとこなすタイプで、しかもワタシがやりましょうと号令をかけるとやってしまう。
そこに乗っかっちゃったんですよね、欲張りなワタシが。。。
できるのなら、やりましょう。
小学生が受ける模試
大手塾が行う模擬テストといいますと、全国統一小学生テストのような一般向けのものから中学受験を意識した問題が出るテストまで、また、最近はオンラインで受けることができるものも出てきました。
我が子たちは小学校時代、四谷大塚の予習シリーズというテキストを通販で買って、ワタシが家庭で教えながら勉強していました。
当然、勉強しっぱなしというわけにはいきませんので、関連したテストを受けて、どの程度定着しているかをチェックすることはマスト。
もちろん、続いている国立中学校に進学しますよ。でも、中学受験する人と同じ学力は必要ですからね。
せめて、自分が進む中学校に実力で受けても合格するように。
いや、できれば、中学に行っても上位でいるために。
ということで、我が家は四谷大塚系(つまり東進)の公開テストを小学校3年生から年1~3回ほど受験させました。
公開模試の会場に行くとですね、いるんですよ、お友だちが(しめし合わせてないのに)。そこが地方のいいところです。
おかげさまで娘も緊張せず受けてきてくれました。
娘が受けた試験は以下のとおりです。
小3 | 1回 | 学力測定テスト(現全国統一小学生テスト)、2教科(国語・算数) |
小4 | 3回 | 学力判定テスト(現公開組み分けテスト)×2回、4教科 学力測定テスト(現全国統一小学生テスト)×1回、2教科 |
小5 | 2回 | 学力判定テスト(現公開組み分けテスト)×1回、4教科 全国統一小学生テスト×1回、4教科 |
小6 | 2回 | 合不合判定テスト×2回、4教科 |
初めて受けたのは小3
こちらが、娘が初めて受けた”記念すべき”試験の結果です。
娘は塾には通っていなかったのですが、試験だけ受けさせてもらうことができました。
小学校3年生秋、四谷大塚が実施した学力測定テストという、その後全国統一小学生テストの発展したであろう試験です。
155点(200点満点)、受験者数7,550人中662番、偏差値は62.8でした。
男女別順位が出ているのがいかにも都内の中学受験を意識したものであるか伝わってきます。
正直、この偏差値62.8がどの程度のものか、さっぱりわかりません。
ところがですね、この試験を同じ塾内受験者のみで表にしたものをいただきまして…
5番です。
え?5番なんだ。
この試験って、都内の中学受験塾がやってる試験だよ。
ちなみに、この表に載っている範囲で、この塾を通じて受けた受験生の数は、
小3:59人・小4:71人・小5:102人
でした。
こんな地方で、これだけの人たちが全国を意識して試験を受けてるのかぁ…ということにびっくり。
そして、上に4人もいることにもびっくり。
井の中の蛙ママが近所の池に行って、初驚きの瞬間でした。
この成績表、保護者がその塾に出向いて結果をいただいてきたんですけど、
その部屋のカウンターに一人の女の子のスナップ写真が飾られていて、よく見ると桜蔭中学の前で撮ったもの。
「この塾から桜蔭中に合格しましてね~。お母さんと一緒に東京に引っ越しされました。」と塾の先生が説明してくださいました。
身近にそんなお子さんがいるというのは、全然知らない人でもなんだか励まされるものです。
シンプルにリスペクト。
立ち位置がわかってくる
ライバルって、どこか遠くにいるより、
近くにいた方が絶対頑張れます。
と当時思っていたのは、ワタシの方ですけどね。。。
ということで、各テスト別の偏差値推移表がこちら。本人はとっても頑張ったんですよ。
学力測定テストは、各科目100点満点で現在の全国統一小学生テストに対応する試験、
学力判定テストは、当時国語と算数が各150点満点、理科と社会が各100点満点の試験で、現在の公開組み分けテストに当たるものと考えられます。
これがですね、国語も算数も試験時間が50分で、
ざっと全体を見て点の取れそうなものから速く正確に解答を出すといったテクニックがないと、全然時間が足りません。
現在の公開組み分けテストの算数は満点が200点・50分なので、さらに難しくなっているかも…
さて、上のグラフからもおわかりのように、難易度の違うテストではあるものの、偏差値は56~66、
一番偏差値の高かった小5春の4教科の66は、
フラッシュカード方式や、マインドマップをはりきってさせていた頃です。
小5~小6で、2科より4科の方が総じて偏差値が高いのは、その成果かなと考えています。
実は大学受験まで、3科目より5科目の方が成績がいいという傾向が続きました。
これ、後々の試験対策においても案外大事なポイントでした。
で、肝心の「地域内の」立ち位置ですが、こんな感じ↓
5番→3番(1番)→3番(1番)→3番→4番(1番)→7番(1番)→4番(1番)
カッコ内は4科の順位です。
ありがたいことに、塾に通っていなくても外部生として最後までちゃんと受験させていただきました。
ほんと、怠けていたわけじゃないんですよ。我が家的にはめっちゃ頑張りました。でも3年経っても2科の順位は上がらない。。。
こんなちっちゃな地域でも、上には上がいらっしゃるんですね~
この方たちとはいずれ、中学や高校で出会うことになりましたし、やっぱり上でした。
とはいえ、
娘は算数が強烈に好きなわけではないので、2科で1番を取るのは難しいということもよ~くわかりましたし、
家庭学習だけでこの結果なら、少なくとも地域内では通用するだろうということもうすうすわかりました。
と、全国偏差値の意味をあまり考えないでいたところ、6年生で受けた合不合判定テストの結果がさんざんでして…
1回目(4月)は64.3からの2回目(7月)は58.9でした。
ここまでくるとガチな判定も出るんですけど、
さすがに、7月になると偏差値も判定も下がりました。
これが首都圏中学受験のコワさ。それまでと同じように勉強していたら、成績は下がる。
まるで、大学受験の高3生の夏以降のような熾烈な追い込みのよう。首都圏中学受験ステージではそれが始まっていました。
いや~、首都圏の中学受験おそるべし、本気で狙うなら、ここからはプロの力を借りないと難しいんだなと体感しました。
地元の国立中学校の偏差値はいくつなのか?
さて、このように首都圏のお子さんがガチで狙っている中学校の偏差値のトップが70超であるのに対して、
いったい、我が子が進む予定の国立中学校の偏差値はいくつぐらいに設定されているのだろうか?
という、もうひとつの興味もありました。
受験者層の薄さから考えても、確実なデータはないように思うのですが…
試しに第6志望校としたところ
学校の80%偏差値は46でした。
なるほどね~。
だから、地方っていうだけで、首都圏上位の学校から、上から目線で見下ろされるのか~。
そりゃあもう、遥か下の下ですもんね。
まぁでも、偏差値46の学校だとしても、その地域のなかでは一番上の学校である以上、上位は青天井で入学してくるとすれば、
それはそれで、これから行く中学も楽しそうじゃない?
ライバルさんたち、県外の中学もいいですけど、地元の国立中学校もいいですよ。
正直、地方は時間がゆっくり流れていますから、地方育ちの子は、精神年齢的に高校受験に照準を合わせる方が成長に合っているような気はしていました。
首都圏にいたらいたで、きっとガチの中学受験erになっていたし、そこで潰されていたかもしれません。
そのくらい、”首都圏中学受験ステージ”は覚悟がいりますし、厳しいなと感じました。
この経験を通して、
地方在住の我が家としては、立ち位置を自覚しつつ、大きく後れを取らないようについていき、
大学受験で勝負できればいい、それまでは地方でのんびり育ってもらおう
という気持ちが強くなったのは事実です。
その後入った大学の偏差値は…
ここからはおまけの話です。ちょっと未来に飛びますね。
国立大学医学部の偏差値といいますと、どちらの塾の発表でも、だいたい60台後半から70台前半です。
全然関係ないはずですけど、
母数も偏差値を出している塾も全然違うんですけど、
なぜかこの、小学校時代に出していた偏差値に近いものがあります。
どちらかというと、先行逃げ切り型の娘。
上位をキープしつつ、突出するわけでもなく、
こんな感じでゆるっと偏差値60台~を維持した結果が今につながっています。
もちろん、当時は当時で毎日頑張っていたんですよ。
頑張り度(かけた時間や量など)で比べれば、明らかににたろうより頑張りました。
でも、本当に何かで突き抜けることがなくて、理系でも国語や社会も手伝って総合点を稼ぐスタイルが大学受験まで続きました。
そして、初期研修医になった今も、彼女はオールラウンダーで”点を稼いで”います。
「私の今の総合点のなかには、器用さや人の好さやコミュ力の高さも入っているからね。」
なのだそう。
親に負けない自画自賛…失礼しました。
今回もお読みくださりありがとうございました。
息子の成長の様子は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。
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