ゾーンに入る・フローをキープ | feel my force

ゾーンに入る・フローを保つ

にたろう

ゾーンに入る。

ちょっとかっこいい、ちょっとこわい、でも体験してみたい…

   

ゾーン状態とは、

集中力が極限まで高まり、感覚が研ぎ澄まされたように感じる状態のこと

息子はときどき、今、ゾーンに入ってるなと、ワタシが感じるタイミングがありました。

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幼稚園時代

レゴが大好きだった我が子たち。

大きな作品も好きでしたが、案外好きだったのが「カバヤレゴ」というレゴつきのお菓子。

300円くらいですか…新しいシリーズが出ると、パパが仕事帰りに買って帰ってくるんです。

パパ「新しいレゴがあったよ~」

子どもたち「わ~い!パパありがとう!」

パパ、わかりやすく子どもたちから感謝されてうれしい、みたいな構図 

一つ作るのにだいたい15分くらいでしょうか、、、

     

説明が長くなっちゃいましたが、

これを組み立てるとき、息子はよくゾーン状態に入っていたんです。

と、ワタシ的に観測していました

すーっと。

幼いころの息子は、集中力が上がると口元が緩みべろ~んっと舌が出てきていたのですぐわかりました。

その状態になったら邪魔をしない、と気をつけていました。

小学生時代

いつのまにか舌が出なくなり、息子がゾーンに入っているかどうか、ぱっと見わかりにくくなったものの、表情でわかるようになりました。

小学校時代に、一番ゾーンに入っていることが多かったのが、

読書をしているときでした。

多いときは週7冊以上読んでいたので、

日々の生活の中で、宿題が終わって本を読んでいることも多く、

もちろん呼んでも返事をしません。

ですから、読書を始めたら邪魔をしない、を気をつけるようにしました。

と同時にですね、、、

にたろうブログが小学生時代に入ったら改めて書かせていただこうと思っているのですが、

「賢くなるパズル」「美しい算数練習帳」「中学への算数」

などでもゾーン現象はすちゃん観測的が起こっていました。

中学生~高校生時代

中学生になると、いよいよゾーンに入って考えているのか、普通に考えているのかワタシからは区別がつきにくくなっていきましたが、

数学ガールを読んで、考えて、本から離れて、また読んで…をやっていたときは

短時間ストンとゾーンに入り、まだ戻ってくるといった入り方をしていたように見えました。

残念ながら、学校の宿題や入試対策をしているときは、ゾーンには入ってなかったですね。

学校の勉強も嫌いじゃないからやる、レベルの距離感でした

池江璃花子さん

ちょうどこの記事を書いているときに、水泳選手の池江璃花子さんのある動画が目に入ってきました。

彼女によると、ゾーンの入り方は毎回違う

あるときは、全てがどうでもよくなったとき

あるときは、泳いでいるときに急に楽しくなってきて、周りの歓声があまりにも聞こえる・横を走っているカメラまで良く見える・自分が変な顔をしていないかなと気になるくらい楽しい…

そういうときにすごい結果が出た

のだそうです。

彼女の”すごい結果”はイコール世界記録レベルですから、ほんとにすごい

その他にも、プロスポーツ選手の「相手が止まって見えた」「ボールが止まって見えた」などもゾーン状態でしょう。

うらやましい 

池江さんのゾーンについて語っている動画はこちらです

息子の「ゾーンに入る」が世界記録レベルだったかどうか、う~ん、そこはわからないので、たぶん、「ゾーンに入る」と一言で言っても、個人差がすごくある、ということで話を進めさせてください。

ゾーンの入り方

ゾーンに入る条件、みたいなことを、世の中の識者がいろいろとアドバイスしてくれていて、それによると、こんな感じです。

  1. 取り組んでいることがそもそも大好き
  2. やっていることに自信がある
  3. 精神的に超リラックス状態
  4. 集中できる環境にある

確かに、息子の場合もこれを満たしていました。

そうなんです。まず1の「取り組んでいることがそもそも大好き」が入口なんです。「自分の大好き」と出会い、それを育んで、やっと2の「やっていることに自信がある」のステップにつながるわけですから、

この道はどうかなぁ、別にそこまで好きなわけでもないなと思っている間は自信がもてるわけがないし、ましてやゾーンに入ることなど難しい。

とわかっていながら、上の娘(いちひめ)には、1も2もすっ飛ばして”リラックスしよう”も”集中しよう”も言い続けてしまっていたな…

本当に子育てのこと、わかっていなかったです…

ゆるいフローならできるかも

極限の集中状態を出すことは簡単ではないとしても、もう少しゆるいのないかな、

と思っていたところ、

ありました。

↑いや、ここ太字にしなくても

Mihaly Csikszentmihalyi(ミハイ・チクセントミハイ)先生というアメリカの心理学者の方が研究されていた、フロー(Flow)という状態です。

フローという言葉はこの先生の呼び方でして、内容的にはゾーンに入っている状態とよく似ているのですが、

個人のフロー以外に、集団でのフローについての言及や、フローをキープするなどといった意図的にフローを実現するメカニズムについても研究されていらっしゃるようなので、

ここでは、個人の能力的にゾーンに入っているのと分けてフローと呼ばせていただきます。

個人でゆるーいフローをキープ

いつどんな条件が揃ってゾーンに入るかという個人差の大きなことは個人に任せるとして、

当時のワタクシが着目したのは、

意識的にゆる~くフロー状態を作っていく

ということでした。すなわち、普段の生活において

  • 気持ちをゆるくポジティブにキープ
  • 0でも100でもない、60くらいで常に行動
  • 休んでもよい、無理しない
  • これでいいと信じる

などを実践するようにしたところ、

これ結構いいですよ

まず、何と言っても、気が楽になります。

気が楽になると、上手くいくような気がしてきますし、

上手くいくような気持ちをキープすると、上手くいってないときもなんとかなる気持ちをキープできます。

そして、結果的になんとかなりました。

いいことだらけです

家族でゆるーくフローをキープ

それでですね、上のような状態を家族にも勧めました。

家族みんながそれぞれのポジションのなかで、60/100をキープしてくれると、

自ずと家族内でもふわっと幸せ感が漂うんです。

ここを目指していました。

ですから、家族の誰かが下がり気味なとき・炎上しそうなときは、

母親であるワタシが、家族の皆さんを一所懸命なぐさめてみたり、火消しをしてみたりをやっていました。

そのために、自分自身が絶対60を切らないゆるさ感をキープ、の繰り返しですね。

これは、なかなかいい!

  

そして面白いことに、子どもの方が素直にすっと習得するんです。

なんと、子どもたちが大きくなると、60超キープ中の我が子が、30くらいに下がったワタシを引き上げてくれたこともありました。

別にわかってもらわなくていい親ですからね、子どもに余計な心配はかけたくないです別に助けてもらわなくてもいい親ですからね、子どもに余計な心配はかけたくないです、でも、そこに60超の人がいて、優しい笑顔や言葉を感じるだけで、なぜか癒されました。

たぶんこれは、我が子たちの宝の一つなんだろうな、と思います。

さて…

一番時間も手間もかかるのが、”100か0か”が心身に浸み込みすぎた夫でした。60超キープの育ちをしていないから仕方ないけど

↑ここだけの話はどうしても文字も小さめになってしまいます、マジでここだけの話にしてくださいね

子ども時代にやっておいた方が断然いいことって本当にいろいろありますね。

それから

一緒に暮らした18年あまりの期間で、息子に何度か訊いたことがあります。

ワタシ「ねぇねぇ、さっきゾーンに入ってたよね?」

息子「?」

本人はそんなものでいいのかもしれません。

ゆる~くフロー状態を保つ、については、家族みんなが上手くいくよう、お互いにちょっとずつ協力しようという空気は結局今もキープできています。

そして、娘が社会人になったことで新たな距離感が生まれまして、家族それぞれが自分の足で立とうとしつつ、かつ、支えあっている感があります。

やっぱり、おすすめです。

 

娘の成長の様子は時計どおりに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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