【地方から東大へ】二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

東大前期試験 直前の2月!ーその2

にたろう

息子が通っていた高校は、高3の1月までが登校期間。

そのあとは、3月の卒業式まで、自由登校です。

前回に引き続いて、今日も直前の2月にどんな過ごし方をしていたかのお話です。流れ的に少し前回とかぶりますがお許しください。  

 

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起きている時間≒勉強時間

まずは、駿台の直前講習。

これは、本人が行きたいといっていた、数学の森先生の、東大直前講習です。

森先生と言えば、東大実戦模試の作問をされるような方ですから、さすがに面白かったみたい。

ありがとうございました。

あ、これは、3回くらいですね。

ボリュームはありません。

むしろ、気分転換的な。

 

で、多くの時間どうしてたかっていうと、

ワタシが知っている18年間で、最も勉強してました。

 

いやー、彼はよく眠る子で、放っておいたら、普通に12時間睡眠。特に中学生になってからは、始終眠い眠いといっていました。

もちろん、毎日12時間睡眠ってわけじゃないですけど、10時間じゃ足りないって顔してました。

センター直前も、良く寝てた。

さらにいえば、休日はお昼寝もよくしてました。宿題以外の勉強を家でしてる感じもなかった。

 

ちなみに、よく、家では勉強できないから塾の自習室を利用する生徒さんってたくさんいますけど、ウチは全然。

駿台も、授業が終わったら直帰でした。

だから、学校と、家での勉強時間が、総勉強時間。

これでね、成績が悪かったら、絶対口出ししてた。

 

でもね、成績は悪くなかったんですよ。どのくらいかっていうと、

秋の東大実戦模試、東大オープンでどちらも A判定

それも、夏の C判 からの A判です。

言えないでしょ。っていうか、それが彼のペースなんだから、言う必要ないよね。

 

と、今だから笑って言えますけど、それでも、当時は心配してたなぁ。

 

そんな彼が、です。

2月は、朝から高校へ行って勉強。夜は家で勉強。一日ほぼ勉強。夜は12時就寝

びっくりです、勉強しなさいを言わずにきた効果が、ここまできてやっと出た!みたいな。

 

おそらくだけど、どうしてもやりたくなかったセンターの地理から解放されて、一気にやる気が出てきたのだと思います。

この時期やっていたのは、主に過去問です。

東大25か年を全科目揃えて、やってました(注 最新版は27か年です)

全教科やったの?

いえ、結論から言うと、手を付けたのは、理科(物理と化学)・英語・時々数学でした。

それから、駿台の東大実戦模試の過去問、っていうのが駿台にあって、それは時間を計ってやってました。

 

まず、時々数学、ですが、

彼は、数学を一番の得意科目としていて、高校2年数学オリンピックでAランク賞をとっています。

数オリは1月に予選、2月に本選、本選で特に優秀だった15名程度が3月の数オリ合宿の参加権を得て、その中から日本代表が選ばれます。

本選に出られるのは、全国で200名弱。いわゆる全国大会のようなものです。本選出場(=Aランク賞)すると、早稲田大学先端理工学部など、数校で推薦で入学が許可されます。

数学とのおつきあいはとても長いので、また別の機会に書かせていただくとして、要するに、数学の勉強は直前にはあまりやっていません。ほぼ、感覚を鈍くさせないように、程度。

 

それから、国語ですが、国語は、全然やりませんでした。

東大古文25か年が、一度も開かれなかった。

(もったいない)

 

そして、英作文。

これは、高校の英語の先生に毎日添削をしてもらっていました。

息子の通っていた高校は地方公立トップ高で、先生方もそれなりに学歴高く、プライドも持って教えてくださる顔ぶれだったのも関係あるのかな、先生側は、授業以外に、家庭教師代わりに先生方を使っても全然かまいません、と、直接伺っていました。

でも、そういうの、彼はやってこなかったんですよね。

質問に時々行っていただけ。

先生も別に特別に声をかけてくれるわけでもない。

ところが、同じ東大志望のお友達が過去問の英作文の添削を受けるときいて、自由登校になってから本人も一緒に先生の所へ行ったところ…

「やっときたわね、いつ来るかと思ってた!」

(女性の、大ベテランの、やり手の先生)

って言われたそう。

(先生、もっと早く声をかけて下さったら、親としてはうれしかったんですけど)

伝わりますかねー

地方の、公立のトップ高の、バンカラな感じ。

自主自立っていうか。

あくまで、自分で考えなさい、行動しなさい、小さな失敗ならたくさんやりなさい、的な。

そういうところが、本人にも合ってたわけですが。。。

 

東大志望のお友達の多くは、夏休み明けからやってたらしい、そんなの全然知らなかったよぅ、って言ってました。

    

ということで、2月に入ってからは、英作文を毎日先生に提出。問題をコピー、切って、ノートに貼ってから、解答を書いて提出してね、と。

手伝うことあったら言ってね、って言ったら、じゃ、これをお願いします、って言われたので、やりましたよ。東大過去問のコピー、切る、貼る。

この頃になると、やってあげられることといえば、おいしいごはんを作ることくらいしかなかったので、ひざびさに役に立てると思って、嬉々としてお手伝いしちゃった!


バカ親ですねぇ。

(ここまで来たら、バカ親もできるときにやっておかないと!)

 

さて、理科ですが。

理科はですね、、本人は大好きな科目です。

特に物理

数学もそうですが、深く考え、原理を知り、本質を理解する学問でしょ、そういうのがものすごく本人に合っていて、それまでの点数もよかったです。

ただ、東大の試験は6割とれればいいようにできているので、全てを深く考えていると時間が足りなくなるんです。

それもわかってたんですが、対策をあまりできないうちに2月になっちゃった。

ということで、じっくり考えてBESTの解答をしたい息子を、あえて、点をとるための戦略に切り替えたのが、2月に入ってからでした。

最後まで解ききりたい本人は最初気に入らなかったみたいだけど、ある程度解答できたら、敢えて次の問題へいく。また戻ってくる。

これを成功させるためにやったのが、試験時間を3分の2にして解くというやり方です。

 

忙しいですよ、結構。

東大理系の理科は150分で2科目。

どの分野から出るかはほぼ傾向として定まっているので、自分の好きな順番で解いてOKです。

ということで、90分で一巡して答案を作り、残りの60分で、できなかった問題に戻ってくる作戦。本番の入試で物理で感触が良かった(8割でした)のは、合格発表を待つ間の彼の心の支えになっていたと思います。

 

結論から言うと、あれを半年前からやっていたら、さらに伸びていたかも、と思う反面、間延びしてたかも、とも思います。

それまでは、とにかくじっくり考えて解くことを繰り返しやり、超直前にこの対策をしたのは当たりでした。この辺は前回のメモでもわかっていただけたと思います。

 

しっかし本当に、あんなに家でも勉強していたのをみたのは初めてだったなぁ。

って、本人にいうと、怒りますけどね、前からちゃんと勉強してたよって。

昼も夜も勉強してたね。

こんな毎日を過ごしていたので、彼としては、結構落ち着いて過ごしていたと思います。

 

ちなみに、前も書きましたが、私立の併願はしてません。

    

強気?

強気と言えば強気ですが、東大に落ちても、現役での私立進学の道は考えていなかったので。

なにもこのインフルエンザ大流行の時期に行かなくても。しかも早稲田も慶応も直前。
毎週模試を受けるのも結構タイトだったのに…

 


   

話が脱線しますが、ちなみに、浪人生ならそうはいきません。

2浪はなし、受かったところへ行く。私立でも行く。後期でも行く。

いやー、浪人生は後がないので、大変ですよね。

息子のお友達で、一浪でこの春東大生になったお友達が何人かいらっしゃいますが、すごいメンタルだなー。本人もご家族も。

って思います。

みなさん今年、きっちり私立も複数合格して、きっちり東大も合格されました。

まさに神メンタルだよ、これは。

脱線おわり。

第一段階選抜の結果発表

そんな、毎日がとにかく静かで穏やかで同じように、そしてトップギアで勉強している息子のところに、

第一段階選抜の結果発表日がやってきました。

息子は、この日も朝から高校へ行って不在でした。

一人で見るぞーーーーー

ということで、2月7日(この年は、センター試験が早かったので、第一段階選抜の発表も史上?一番早い年でした)。

正午。

 

よかったー!致命的なマークミスがなかったってことだよね。よかった、本当によかった。

おめでとう!次に進むよ!

          

この年、史上初めてセンター試験で満点の人が出たことが、この発表でわかりました。

この発表で、すっごく話題になりましたし、ワタシもこれで知ったんですが…

 

 

河合や駿台のセンターリサーチで、理科一類に900点の人が2名いるって、すでにちゃんと出ていましたね。。。

 

いやー、正直、気づかなかったし、いえ、そもそも目にも入ってませんでした。

受験生も受験生の母も、精神状態は同じです。。。

 

この発表後すぐに、受験票が送られてきました。

いよいよね。

      

大学に入ってからの方が…

えっと、一応息子の名誉のために申し上げますと、

東大に入ってからは、もっと勉強してるみたいです。

 

大学生になってから、とっきどき彼の部屋にお邪魔するんですが、お夕食を一緒に食べたら、彼は夜中まで勉強してます。

(ワタシは寝ちゃいますけど)

++のレポートがあるから、とか、**やらないといけないから、と。

一緒に、おやすみ、って明かりを消したことなんてないな。

実は、それもびっくりなわけで。

大学に入ったら、受験勉強から解放されて遊ぶものだと思っていた。

(それは、ワタシだったわけですけど)

 

え?でも、そういう大学生今でも多くないですか?

単位だけとって、就職できればいいや、みたいな大学生。

それが売り手市場の分野だったりすればなおさら。

 

でも、違うのね、君は。

本当に勉強が好きなんだね。

ちょっと尊敬、いえ、かなーり尊敬。

       

娘の成長の記録は 時計どおりに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください

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