【面倒だけど】小学校のPTA役員【学んだこともありました】 | feel my force

はすちゃん初めてPTA役員をやる

いちひめ

我が子たちが通った国立小学校は、子ども一人につき、必ず一回はPTA役員をやらなければならないというルールがありました。

 

仮にルールが「やってもやらなくてもいい」であれば、おそらく誰も手を挙げません。

ところが「必ず一度はやらなければいけない」となった途端、役員のお仕事は

奪い合い

熾烈だ

  

しかも、学年が上がると、ヒラの委員ではなくなっていって、「委員長」とか「副委員長」を任されるようになるので

高学年になる前にやりたいのが本音です。

 

また、委員によっては楽なものも大変なものもあり、必ずしも負担が同じではないので

人気の役員はじゃんけん大会になります。

 

1クラスから2名出す委員会では「お友だち同士」で立候補することもあるので、

代表じゃんけんなどという、荷の重いじゃんけんになることも。

 

本当は誰もやりたくないのに、

「絶対しないといけない」という縛りのおかげせいで 

じゃんけんに勝つと

キャーーーーという黄色い声があがります。

 

皆さん、本当はやりたくないのに、やれることが決まると歓喜の声。

矛盾だ…

 

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役員いつやる?

低学年では様子見

小学校に入学直後の1年生で役員に立候補するお母さまといえば、たいてい

上にお子さんがいらっしゃるご家庭のお母さま。

低学年でやった方が(いささか)楽だということをみなさんご存じだからですね。

 

娘が初めての子であるワタシはもちろんスルーで。

あ、その代わり、幼稚園の(息子のクラスの)役員をやりました。

小3でも見送る

ワタシってつくづくこの辺がチキンだなぁと思うのですが、

いよいよ下の子である息子が年長さんになり、こちらの小学校を受験すべく準備を始めまして、

そうなると

他のお母さまと会う機会はなるべく少ない方がいいなぁと思い…

 

だって、お会いしたら息子の受験のこととかしゃべらないといけないじゃないですか

 

結局この年もスルー。

ここで半分以上の方が役員経験者となります。

 

小4では何かやりたいなぁ…

小4で初めて引き受ける

小4になる前、次は絶対立候補しないとまずいな…ともやもやとした重圧を感じていました。

おかげさまで、息子もこちらの小学校に合格し、息子の方のPTA役員にも手を挙げないといけないのに…

   

何の経験もないまま小5になっちゃったら、学年が上というだけで、下手すると初心者で委員会の幹部を引き受けなければならなくなります。

やばいやばい…。

 

こういうときに狙い目なのが、立候補したら必ずなれそうな人気のない役員です。

 

人気がない役員=きつい

 

あるいは、

 

代表的な仕事

 

であり、

そのなかで最も人気のないのが、

クラス代表

でした。

 

クラス代表なら、なれる確率高いかも…

そんなとき、

娘が仲良くさせていただいているお友だちのママから、クラス代表を一緒にやりませんか?とお声をかけていただきました。

 

声をかけてもらえることなど二度とないかもしれないので、その方と二人で立候補。

人気ゼロのはずが他にもグループ立候補の方々がいらしたものの、じゃんけんで勝って、

なんとか役員になることができました。

ワタクシも彼女も初めてですが、、、二人の方が安心…

 

ようやく役員になれました。

1年間よろしくお願いします。  

クラス代表を通じて学んだこと

クラス代表のお仕事は大きく分けて4つです

  • 学校の代表会に出席する
  • 保護者会の司会をする
  • クラスランチ会を開催する
  • 次年度の役員決めの司会をする

しぶしぶながらも、じゃんけんで勝ってついた役なので、とにかく皆さまに迷惑にならないよう務めよう、って感じですか。

あくまで後ろ向きでスタートしたものの、

学校の代表会では、そこにいないと知ることのできない情報をいただくことができ、実はとても参考になりました。

  

代表会で

代表会とは、各クラスの代表・各委員会の正副委員長と学校の先生(主に副校長先生)が出席して行われる定例の報告会です。1年に5回くらい。

そのなかでも大変興味深く伺ったのが、学校の先生のお話です。

死角のない防犯カメラ配置

 皆さまは、2001年6月8日に、大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で発生した無差別殺傷事件をご存じでしょうか。

本当に痛ましい事件でした。

しかも被害にあったのは、1年生と2年生。

怖かっただろうなぁ、辛かっただろうなぁ・・・

    

あの事件があったとき娘は幼稚園児でして、「附属小学校」に受験させることに、いささか恐怖も感じていました。

 

学校と言えば、安全で平和の象徴のようなところだと誰もが思っていたのに、そんな思い込みをひっくり返すような事件でした。

 

その後、小学校には警備員さんが常駐するようになり、防犯ブザーを配布されて常に携行するなどの対策がとられてきましたが、

この年、我が子たちが通う小学校では、毎年順次行われていた防犯カメラの設置が完了して、

敷地内の死角がなくなった

とのことでした。

防犯カメラの映像は校内で常にチェックされており、24時間録画する体制が整ったというお話がありました。

 

へぇ~、そうだったんだ。

少ない予算の中で、児童の安全を最大限に考えて下さり、本当にありがとうございます。   

教育研究発表会で

一年に一度の教育研究発表会では、県内・県外から多くの先生方が集い、授業参観の他に、分科会で指導内容についての議論が行われます(こちら)。

この会のお手伝いも代表会議参加者が行います。

内容は受付とか案内などなので、すぐ終わります。そして、空いた時間は、子どものクラスの参観をしてもよいとのお達し。

ありがたいことに、教育研究発表会の様子を生で拝見することができました。

 

また、先生方がどのような準備を経てこの日に至っているかの説明をいただくこともでき、

研究発表会への理解が深まりました。 

先生は相当保護者や児童に気を遣っていることを知る

そんなわけでして、この一年間は学校に行く回数が増える分、担任の先生とお会いすることも(少しだけ)増え、ご挨拶のついでにクラスの様子を教えていただくなどの機会を得ました。

児童にも保護者にもとても丁寧に接して下さっていることが、

すごく伝わってきます。

いつも笑顔で接していただき、

いつも的確なお返事をくださり、

感謝以外の言葉がありません。

 

上で書きました「死角のない防犯カメラ」。

職員室には、カメラ配置場所に設置されたスピーカーと連動したマイクがあって、

 

「☆☆で遊んでいる皆さん、△△へ戻りなさい」

のように、先生の声がピンポイントで流れるようになっていました。

 

防犯だけじゃなく、児童の指導にも使っていらっしゃるのね!

 

これは安心だ!

 

代表とは名ばかりで…

クラスの方に目を向けますと、

参観会や保護者会、ランチ会の出席率がすごいです。

 

年間を通して保護者の出番が少ないことの裏返しでしょうか、、

ものすごく出席率が高いです。

この先進学した高校の保護者会など、年々減っていって、高3のときなど半分もいらっしゃらなかったな… 

 

皆さん熱心な分、緊張する…

      

クラス代表は、ことあるごとに確かに前でしゃべりますが、やっていることは縁の下から盛り立てること。

ニコニコしてご挨拶をするのが仕事だと思ってやりました。

  

また、

何かを決めるときに、誰もが公平だと思えるように、誰もが前向きになれるような結論に持っていくには、あらかじめシナリオが必要で、

重要な内容は事前にお手紙を配る

なるべく、「はい」で答えられるような質問の仕方で進行をする

 

など、かなり準備もしたものもありました。

 

多少は、個人的に電話がかかってきて意見を言ってくださる方もいらっしゃったり、

こういう時に、役員二人体制だと即答しなくていいので便利です

 

お会いするたびに「クラス代表お疲れ様です」と声をかけてくださる方もいらっしゃいまして…(感動)

次年度の役員決めの司会をする

次年度、といいましても、実際に開催するのは新しい年度になってから、つまり5年生になった春のことです。

小学校6年間で必要なPTA役員の数は、学年の人数より多く、

5年生は、初めて役員をしていただく方以外に、2回目をお願いする方が二人ほど出てきてしまいました。

 

ここでもめると超面倒

 

従って、

保護者の方が知らないうちに決まったということがないように、

くじ引きになったら、欠席でも当たる可能性があることを事前にお知らせをした上で、

   

5年生で二巡目をやっていただく方は6年生の役員決めの候補から外すこと、

二巡めの人を先に立候補かくじ引きで決めること、

くじ引きの場合は、公平性を保つためにくじを引く順番を先に決めること

 

などを、皆さんと一緒に先に決めた上で、二巡目の役員決めを始めたところ、、、

立候補の方があっさり出て、すんなり決まりました。

  

お仕事やご家庭の事情で、来年は引き受けられないから、という、超ありがたい立候補でした。

ほっ 

    

事前に二人で相談をして、くじを作り、

決め方でもめそうになったら、自分たちが立候補しよう、と覚悟をしていました。

 

やれやれ…皆さまありがとうございました。

 

中学も入れて、9年間おつきあいのある方々なので、出すぎず出なさすぎず、この一年だけの代表として、

役員初めてママ二人で、なんとか務めることができました。

   

役員をやった感想は…

役員をやらせていただいた感想はといいますと…

やってよかったです。

  

クラス代表というお役は

学校のことがわかるし、クラスの保護者の方のこともわかるしで、

得ることしかないお役でした。

 

学校からいただいた情報は

我が子・ママ友だけから得る情報とは全く違っていたこと、

 

先生方の熱意を肌で感じることができたこと、

 

そして何より、この学校に対する理解が深まったことで自分の子育てのヒントをたくさんいただくことができました。

 

あとそれから、

何も言ってこない保護者が(都合の)いい保護者なんだとも学びました。

 

(都合の)をつけたのは、言わないことの弊害もあるからですけど、

でも、

先生方が自分の仕事になるべく打ち込めるようにするためには、

保護者も学校への理解を深めて手を煩わせないことも

重要なファクターだと思ったので。

 

役なしの一保護者に戻ったときに、それまでより、もうちょっと思慮深い保護者でいようと思うようになったのは我ながら成長かな。。。

 

PTAの役員。

 

別に忌み嫌われているほどのことじゃないじゃん。

しかも、それまで自分の知らないところでいろんな方の善意や御好意やボランティアで成り立っていたことを知り、

大変勉強になりました。

 

役員って、やっていない年でも、いつかやらないといけないと思いながら過ごすのは結構なストレスだったんですよね。

その分、役員が終わったあとの解放感ったら!

 

無事にお役を務めることができ、

とにかくやれやれ。

 

終わってみれば、得ることばかりの役員でしたが、

ストレスでちょっと太りました。

 

これを機に、ワタクシもなるべく早く役員に手を挙げるようになったのは言うまでもありません。

 

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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