二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

評定を気にする

東大受験

高校の評定で有名な点数といえば、4.3 以上。

多くの大学の推薦制度が求める評定平均が 、A評価 = 4.3 以上だからです。

     

とはいえ、上位の大学推薦を取ろうと思うと、高校内で 4.3 を取っていても勝負にならず、結局は 5.0 にいかに近いかの勝負になってきます。

    

息子は推薦は狙っていなかったので、正直、評定を気にする必要はなかったのですが、

通知表の成績にまで順位をつける学校だったので、一応気にするしか…。

 

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評定の換算は高校によって違うらしい

我が子たちが通った高校は、普段の通知表の成績は 10段階評価 でした。

でも、評定って 5 点満点 ですよね。

何かと親切に進路の情報を出してくれる高校でしたが、普段の成績の 10段階から5段階へ変換する際のルール は、保護者に対して説明がありませんでした。

 

ということで、これは、我が子を通じて得た情報なのですが、子どもたちが通った高校の評定の換算は

評定 5 :10、9、8

評定 4 :7、6

評定 3 :5、4

評定 2 :3、2

評定 1 :1

だったようです。

高校によっては、5 の評定は、10 と 9 の学校もあるそうなので、各ご家庭で確認してくださいね。

 

ということで、8と10 とでは成績の差としては大きく違いますが、我が子たちの高校では、評定としては 8 以上を取れば 5 がつくので、

すべての教科で 8 以上がつく程度には頑張ろう、と話し合っていました。

 

8がもらえない

おかげさまで、ある教科以外では全て評定 5 をもらった息子でしたが、

一つだけ 8 をなかなかもらえない科目がありまして…

それが体育でした。

 

体育は、10段階で普通が 6 、ちょっと良くて 7 しかつかない科目として有名でした。

テニス部の生徒さんが、テニス選択をしても 5 がつくこともあるという、意味不明の評価を下す体育科の先生方。

息子は、運動は比較的得意で、体育の成績は小学校の時からいい方だったのですが、それでも、平常運転で 6~7 。

種目によっては 5 の時もあり、 7 が来たら、おめでとう!です。

 

それが 3年間を通じて、一度だけ 8 をもらったことがありまして。

それが、高2の2学期に選択した柔道の時でした。

   

特別な柔道経験なし、小柄、と、息子に有利な条件は特にないものの、

中学の柔道の授業が楽しかった経験と、体の軸が比較的しっかりしていたからか、投げや足技が得意だったそう。

小柄ながら、投げや足技で相手を倒すのが楽しいと言っていました。

 

もちろん柔道部のお友達のような華麗な技はないのですが、得意技を彼なりに磨いた結果、

最後は、体育の先生から直々に、「強いて言えば、この技はここを持つと…」などと教えてもらったとか…

     

息子が驚いて、後でワタシに、

「教えることがないと、あの(厳しい)先生でもプラスアルファのことを教えてくれるんだね、こんな経験初めて。」

と言っていました。

 

そこまでやれて、彼の高校時代に、後にも先にもその一回だけ 体育で 8 をもらいました。

 

先生からプラスアルファを引き出す

高2のときの、体育のこの経験が他の教科でもよい影響を及ぼした、と今も考えています。

と、いいますのは、

息子は得意の数学において、先生からプラスアルファを引き出すべく、一つの問題をいろんな方向から眺め、いろんな解き方を考えるようになったのです。

勉強の仕方において、厚みみたいなものがどんどんできていった時期でした。

 

もちろん、質問にもよく行って、放課後に先生と話し込んできたこともありましたし、

解説に載っていない、先生も思いつかなかった解法で解いて、それが鮮やかだった時は、習ったことのない先生からも声をかけていただいたり、

先生方もさらに別の解法を披露してくださったりと、

さらに充実した数学ライフを送るようになっていった時期と重なっています。

 

外野にいるワタシでさえ、楽しそうに考えているな~というのがわかりましたので。

 

そういえば、その頃はよく、ワタシに自作問題?を披露してくれて、これ解ける?って挑まれてました。

 

ワタシですか?ええ、もちろんできないですよ。でもすぐに ”できなーい” と降参するのはダメで、一応考えさせられ、

例えば、「これを x で微分すると…」などと正攻法っぽい返事をすると

「それもいいけど、楕円の方程式とみて…」などと、丁寧な解説をしてくれてました。

 

あの時、息子の説明についていけず、その都度頭がパンクしてましたが、彼が高3になってからは、ぱったりなくなってしまったので、今思えば貴重な親子の時間でした。

 

あれ?話がとんでしまいましたね。

 

そんなわけで、息子の高校3年間の評定平均は、結局、体育の せいで おかげで 

4.9

でした。

人生長いのでね…これからの伸びを期待された点数だと思おう…

 

大学のGPA

最後に大学のGPAのお話を。

大学のGPAといえば、就職の際、また、海外留学をする際に直接響く大切な点ですが、、最近調べてみたら、各大学で点のつけ方が違うことに気づきました。

 

と思ったら、とても見やすい表にしてくれているサイトを見つけたので、貼らせてもらいました。 ↓

なんだか、東大だけないけれど、大丈夫?

こうやって、就職先も成績でしばられる大学生。

もしできるなら、人間性の評価も、どこかでして欲しい…

小学校のときのような、協力できる、とか、率先して、とかなど、そういう評価も、

社会に出る前にもう一度必要だと思うんですけどね

でももう、客観的に評価してくれる人がいないか…

  

娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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