今回、改めて娘の成長の記録を綴るにあたりいろいろな資料を引っ張り出してみたら、こんなのがでてきました。
生後4か月ごろ、ワタシが実家の両親に宛てて書いた手紙です。
母がきれいにアルバムにしていてくれてました(たぶん、こうしてくれていなかったら、完全に捨ててた)。内容はといいますと…
生後4か月に思っていたこと
内容は、
その日は夫が休日だったので、ゆっくり手紙を書く時間をとることができたこと、娘はご機嫌良く起きていることが少しずつできるようになったこと、例の久保田先生の本を読んで実践しようと思っていることなどが書いてあるのですが、他に、
赤ちゃんは、6か月までは神がかった存在、1歳までは無垢の天使、1歳を過ぎると人間らしくなると仲良くしていた先輩ママにきいたと、書いてあります。
また、娘が、私たち3人の中で一番最近この家にやってきて、一番のご主人様になっている不思議さ、それにもかかわらず、ワタシ自身よりも大切な存在になったとも。
ちょっとそこまでは忘れちゃってましたけど、
当時そんなことを思っていたんですね。
そう。いきなり神がかってるから、こっちも驚きますよね。存在自体が不思議で不思議で仕方なかった。
そして、無垢の天使時代も、その無垢さに、ここを自分も通ってきたのか、それともこの子だけそうなのか、とにかく右往左往でした。
この手紙を今日の午後の昼下がり、あたたかな日差しが差し込む窓辺で読んでいたら、ふっと、当時にフラッシュバックしたような気持ちになりました。
昼間、赤ちゃんと二人っきりって、結構孤独です。
なんともいえない大きな責任感や、自分はこれからこの子とどうなるんだろう、みたいなことを漠然と思っていたことを思い出しました。
もちろん、孤独を感じる時間帯はあっという間に過ぎて、夕方のせわしない時間帯に戻っていくのですが。
もっと、その時を楽しめばよかったのに、あの時はあの時で必死で、不安な気持ちは常にありました。
あなたもワタシを選んだ
一説によると、赤ちゃんは、親を選んで生まれてくるのだそうです。
この説、一般的な見方とは正反対なんですけど、なんだかしっくりくるんですよね。
ワタシはあなたのことを一生大切にするけれど、あなたもワタシを母親に選んだんだから、そのことは忘れないでね、みたいな思いがありました。
だって、
お互い、
不完全ですから。
人には、それぞれ生まれてくる意味と目的があるのだそうです。
それはその人にしかわからない。
いえ、本人も明確に気づいていないでしょう。
でも、何か目的がある。
家族とは、究極の人間関係の学びの場です。
あなたはどうして、ワタシを選んだの?
もしかしたら、生まれ変わりの回数は、娘の方がずっとずっと先輩で、ワタシが学ぶことの方が多いかもしれない。
わからないことだらけですが、生きるということは、精いっぱい自分の役目を果たすこと、なのかもしれませんね。
現在、22歳の娘。
立派な大人になって、医師になるべく毎日実習中ですが、持って生まれたものっていうか、変わっていないところもあります。
慎重なところとか、
寝顔とかね!
どうぞ、これからも、よろしく。
などと、つらつらと書いていたら、もう夕方。
夕方の喧騒が、もうすぐ戻ってきます。
息子の成長の記録は 逆再生で綴っています。 どうぞ、にたろう もご覧ください。
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