東京大学ご父母(ご家族)のためのオープンキャンパスに“行って”きました | feel my force

東京大学ご父母(ご家族)のためのオープンキャンパス

子育て

今回も現在のお話です。

  

先日、東京大学工学部・東京大学大学院工学系研究科主催の

東京大学工学部・工学研究科 ご父母(ご家族)のためのオープンキャンパス

というイベントに参加してきました。

 

参加、といいましても、オンライン開催ありがたいです。

楽です。

 

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事前に封書で案内のチラシがきた!

実はこのイベント、コロナ禍前はリアルで開催されていました。

対象は、学部に進んだ学生さん(大学3年生)~大学院生の方の保護者だったと思います。

さくっと東大のHPに載っていて、

2年前、行ってみたい思いはあったものの、都合が合わなくて結局参加できず。

まぁ、当時まだ教養学部生でしたし、工学部に進んでからでいいかな、などと気楽に考えていました。

 

昨年。

ありがたいことにオンライン開催されまして、参加させていただきました。

内容は、コロナ禍での講義の進め方と、各学科の紹介、そして各学科の学生さんが「こんなことをしています・こんな生活をしています」を紹介してくださったと思います。

う~ん、可もなく不可もなくだな…(ごめんなさい偉そうに…ごめんなさいごめんなさい)

でも、このような機会が得られるとは思ってもいなかったので、大変うれしくライブ配信を観させていただきました。

 

そして今年。

秋になって案内のお手紙とちらしが封書で送られてきました。

こちらは公式サイトの画面コピーです

 

東京大学様が、わざわざ保護者にこんな企画をして案内までしてくださるなんて…

内容と感想

参加には事前の申込みが必要で、当日専用のYouTubeライブ限定配信用のアドレスが返信されてきました。

と、同時に質問も受け付けていました。

質問…(正直特にない)

大学生活や大学院への進学後の奨学金や進路のことかなぁ

 

前半  

当日、指定時間に指定サイトに入りました。

前半は学部全体のお話。

おぉ~っ、なんかすごくわかりやすい。偉そうにすみません

     

まず、先生方のお話が昨年とは違いました。

今年は、講義の体制についての詳しい説明やコロナ対策に加え、東大を卒業された先輩方が社会でどんな活躍をしていらっしゃるかについてのお話もありました。

東大卒業後、ベンチャー企業を立ち上げた方がとても多いのにも驚きました。中には博士課程在学中にベンチャー企業を立ち上げ、博士号取得後に本格的に会社経営をしている方もいらっしゃるとのこと…

へえ~、東大工学部はベンチャー推しなんだ。へぇ~博士課程どんどん行ってくださいなんだ。

ただ、巨大企業には育っていない、もっともっと成長していってほしいし支援もしたい、とのことでした。

 

次に、博士課程在学中の学生さんによる、「ど」がつく素人のワタシでも理解できる研究紹介。

研究の内容だけでなく、大学生活、奨学金のこと、、、わかりやすすぎます。

博士課程まで進むと、(親からの仕送りなしの)奨学金だけで生きていってらっしゃるんですね…なんてことにも、具体的な財団の名前を挙げ、丁寧に説明してくれます。

なんだか、ひと頃さんざん言われた高学歴poorとはひと味違う生活をしていらっしゃる。

 

ここまでで前半終了。盛りだくさんで、しかも昨年と比べてすごく興味深い内容でした

ごめんなさい、昨年もとてもよかったですけど、今年はもっとよかったという意味です

真ん中に寄付のお願い

東京大学では、いろいろな寄付のおかげで、設備を整えているそうです。

確かに、そのおかげで、3年生の学生さんにPCを貸与もされていて、息子もLenovoのPC(講義で使うアプリが既にインストールされたもの)を1年間お借りしていました。

東大でも、アクティブラーニングを積極的に取り入れた教室づくりを目指していて、”次の100年を担う学生のため”の共創スペースを作るための寄付の紹介もありました。

こういうことにどんどんお金を使える国民になりたい。

 

後半

後半は各学科に分かれて、zoom形式で保護者から質問もできる形で行われました。

昨年はどうだったかな、、ちょっと記憶にないんですけど、

昨年はなかった?ワタシが行ってないだけ???、学科別の紹介は初めてでしたので、とても興味深くお話を聴くことができました。

ありがたいことに、学科長の先生が、たくさんの紹介&案内ビデオを作ってくださっていました。

まずは、バーチャル建物紹介。

教授の先生自ら説明付きで建物訪問することなど、リアルではできませんので、とても参考になりました。

あー、ここで、我が子は講義を受けたんだ、とか、この教室が一番大きい教室なんだ、とか、、、

「この教室は入試のときにも使っています」とか、、、、

パーテーションが立ってるな~とか。

 

さらに、

各研究室へ訪問ビデオもありました。

夜伺ったので、とか、休日に伺ったので、など、いろいろ制約のあるなか、

それでも、

尋ねる方も答える方も同じ学科の先生同士だからでしょうか、訪問先の先生方もとても丁寧に熱心に説明をしてくださっていて、

これらはもう、自分がリアルで訪問するより、ずっとわかりやすいしおもしろいと思える内容でした。

 

その他は、学科としてのコロナ禍対策下の対面授業の様子や、就職の状況(学科推薦や同窓会と称する就職関連イベント)についても、かなり具体的なご紹介がありました。

わかりやすいです。ありがとうございます。

 

要するに、紹介して下さった先生は、教育者であり研究者でありながら、保護者目線での紹介に徹していらしたということですね。

疑問も質問も浮かばないくらい丁寧に説明してくださいました。

 

でも、ここで終わらないのが東大のいいところ!?

といいますのは、

最後の質問コーナーで、保護者のお一人が、

「研究において、もっとも重視されていることはなんですか?」

という質問をされたんです。

 

それに対してのお答えが

「世界で誰もやっていないことをやること。世界一かどうか、オリジナリティがあるか。また、その研究の見せ方も重要だと考えています。」

でした。

    

あ、そうだった。

この先生は保護者の気になりそうな点をピックアップして紹介してくださったけれど、

本当に大切なのはそっちだった。

 

現在息子は大学4年生で、研究室に配属され、卒論のテーマをいただき、曲がりなりにも「研究生活」をさせていただいています。

世界で誰もやっていないことか・世界一かどうか、そんなことを念頭に毎日過ごさせていただいている環境に感謝するのを忘れていました。

 

先生はもちろん、学生さんも、大変なんだね…

最後は改めて、息子のことを思い遣る気持ちになって、終了。

 

コロナでなかなか会えないし、もちろんなかなかおしゃべりもできないので、息子の大学生活がどんな様子なのか、よくわからなかったのですが、

それでも、大学側はこんなに手厚くフォローして下さっていることを実感し、

親として応援する気持ちを強くした次第です。

 

納得のいく卒論が書けますように。

 

娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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