年少の娘がリカちゃんの髪を切ったお話 | feel my force

リカちゃんの髪を切る

いちひめ

娘が幼稚園の年少さんのときでした。

 

女の子といえば、リカちゃん人形よね。

(超独断と偏見の思い込み)

 

ワタシ自身が大好きで、小さいときに遊びまくったリカちゃん人形。

あの、持ち運べるリカちゃんのおうち。

欲しい☆

(だれが?)

 

もう、これは 買うしか自分が欲しい 買ってあげるしかありません。

 

リカちゃん一人、リカちゃんのおうち、着せ替え用の服を嬉々として買ってプレゼント。

 

娘も、レゴほどではなかったけれど、喜んで遊んでいました。

(っていうか、レゴ遊びの一員として巨大リカちゃんが登場していました)

ここで、もっと娘がリカちゃんにハマっていたら、リカちゃんのお着換えを縫ってあげたりしたかも。

 

そんなある時、娘が言いました。

「リカちゃんの髪を切っていい?」

 

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人形の髪を切るということ

娘に、リカちゃんの髪を切りたい理由を尋ねたところ、

短い方がかわいいと思うから

でした。

 

じゃあ、別にいっかー、あなたのお人形だし。

 

ハサミで、じょきじょき。

ボブもどき完成。

娘は満足そう。

  

そんな、我が家にとって 取るに足りない本来は気にすべき? 出来事を、元保育士さんだったお友達ママに言ったら、

 

その方のお顔が、さーーーーっと青ざめて…

 

(やっぱり、まずかった? え?そんなにまずい?)

って悟るワタシ。

(もう遅い)

 

その場でどんな会話をしたかも覚えてないほど、お友達ママはお茶を濁してくれたし、ワタシは動揺…

    

帰宅して、ネットでたくさん調べました…

 

2000年頃、当時、広告いっぱいの見にくいヤフー検索が一世を風靡していて、

まだ Googleがそんなに知られていなかったものの、広告なしのシンプルなサイトが気に入り、

あ、それは本題と関係ありませんね。。。

      

今と比べれば、コンテンツも全然少なかった時代だと思うのですが、、、それでも、子育て系のサイト、小児科系のサイトは存在していました。 

           

心理学的に、人形の髪を切るという行為は、

  • 自傷行為
  • 抑圧
  • 破壊願望
  • 愛情不足
  • 不安
  •  …
  •  …

……

 

いいことが一つも書いてありません。

 

一方、一般的にはそうだけど、それを気にしすぎるお母さんへのアドバイスとして、

考えすぎじゃないですか?ただ切りたかっただけなら別に問題ありません、

  

などという、真逆な答えも…

 

結局どっちなの⁉

 

でも、ワタシは今朝、目の前で青ざめる、あのお母さんの顔を見てしまったのよ!

 

娘を観察していると、

指が口にいっていた時もあります。

      

あ、爪かんでる…

なんて時も。

 

こういうのって、いちいち相談できないんですよね~、誰にも。

 

相談したとしても、様子を見ましょう、としか言われないだろうし。

 

理由なき、いつ終わるかわからない不安しかありません。

      

そして、無責任に、

お母さん、気にしすぎですよ、

とか言われるのよ、きっと。

 

目は離せない、気になる、でもこのくらいは大丈夫と自分に思いきかせる、

 

子育てって、こういうところがストレスになるんですよ。

 

検診でひっかかる

また、ある時、

娘は検診で 尿潜血陽性、とかいうのに引っかかったことがありまして…

大きい病院を紹介され、精密検査を受けに行くことに。

  

さすがにこれは黙っておくわけにはいけないと思い、

両親にも伝えたら、ものすごく心配されまして、

いざとなったら、自分の腎臓をあげる

とまで言わせてしまいました。

 

腎機能云々はもっと調べないとわからないのに、

きっと、ワタシがめちゃくちゃ動揺してたんでしょうね…

 

ご心配をありがとうございます、ありがとうございます。

 

ありがとうございます、で、、、

    

精密検査をしたら、何も見つかりませんでした。

 

様子を見ましょう。

3か月後にまた来てください、を数年繰り返しました。

 

これはこれで、ワタシにとっての大きめの不安要因でして、

新たな不安を抱えたまま、毎日を過ごしていました。

 

毎日が不安だらけだけど

実は当時のワタクシ、娘の体調について調べると同時に、親としての自分のことも調べましてちょっと

 

そこには、

気にする状態を続けること自体が、メンタルにとてもよくない

とありました。

   

当時読んだのとは表現が違ってごめんなさいなのですが、

ノンストップでこういうストレスをかけ続けることは、

脳がとろ火で煮込まれるような長期的ストレスであり、

こっちの方が、 急に襲いかかるストレスよりずっと、心的疾患へのリスクが高いのだそうです。

 

気にするのは極力やめよう。

時間をかけて、観察して、必要に応じて対応しよう。

 

検診も、異常が出たらその時に考えよう。

 

だって、

目の前の娘は、いつも通り元気じゃん。

 

その後

振り返ることができる今があるということは、ありがたいことです。

 

先日、娘に尋ねたところ、リカちゃんの髪を切ったことは、今でも覚えているそうです。

ボブの方がかわいいと思ったからだよ、

と、今でも言います。

 

その後、

娘はリカちゃんの髪を再び切ることはありませんでしたし、

他のものを切ることもありませんでした。

 

まぁ、リカちゃんグッズが買い足されることもありませんでしたが…     

爪をかむことも、しばらくして辞めましたし、

結局、腎機能に異常が出ることはなく、尿潜血陽性も、治りました。

     

どれも、大きな問題にならなかったから言えることですけど、

息子が生まれてママからの愛情不足 ママ大好きっ子だった 怒るママを回避したくて 

ママの気を引きたかったのね!

ってことにしよう!

 

 

髪を切られたリカちゃんのその後ですか?

 

今から5年位前に、一度子どもたちのものの大整理をしたことがありまして、、、

おもちゃも、いらないものを処分したんですけど…

娘が “もういらない判定したもの” の中に、リカちゃん一式が入ってました。

 

欲しいと言われていないものを買うと、結局そういう扱いを受けてしまうのね。。。

リカちゃんごめんなさい。

     

でも、

ワタシは、今でもリカちゃん人形、好きだからね。

 

 

息子の成長の記録は、時計と逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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