その後の娘の小学校受験への準備は、平和に進みました。
まぁ、家でやっているだけですからね…特にプレッシャーもありません。
正直、どなたにもお受験宣言をしていないのが、どれだけ気持ちが軽かったか…別に誰からもきかれなかったし…
幼稚園の中で、すでに小学校受験グループもできていて、同じお受験塾に通う人たちは、いろんな情報交換をされていたそうなのですが、
我が家はお受験塾に通っていなかったので、そのグループにも入っていませんでした。
結局、模擬試験を受けにいくこともせず、っていうか、どこでやっているかも調べませんでした。
そんな感じで、お受験グループとは敢えて距離を置いていたにもかかわらず、、、
なかなかびっくりな情報が耳に入りました。
当時、各都道府県の教育学部が名称を「教育学部」から「教育人間科学部」や「人間発達学科学」・「教育地域科学部」などの名称変更が行われようとされていた時代でして、、
「教育学部」がなくなる = 附属学校が廃止される ので、
附属学校はまもなく廃止される。だから、受けてもムダ。
という話を耳にしたんです。
え゛ーーーーーー⁉
不確かな情報に惑わされないのも親の役目
この情報、噂の真偽はともかく、時期が時期だけに、直球で心に届いてしまって、結構揺さぶられちゃいました…
冷静になれ、ワタシ!
いかにも怪しい。。
来年度の募集をしないなんて、どこにも発表されてないよ。。。
それって、「教育学部」が名称変更するだけじゃないの? 大学が、教員養成部門もやめるわけないでしょ。
それに、地方の国立大学は、下手すると大学の本体より、附属学校卒業生の方が優秀な場合もあるよ。急に学校がなくなるなんて、附属学校の同窓生が許さないのでは?
などなど、考えれば考えるほど、素人のワタシでも、つっこみどころ満載です。
とはいえ、放置することもできず、結局、確かな筋のつてをたどって確認したところ、
少なくとも大学内でそのようなニュースはなく、議論もされていませんでした。
それどころか、噂の出どころを探ったら、なんと、
冒頭のお受験グループの中のお友達のお母さんの一人のようでした。
別に、ご主人が大学関係者というわけでもないので、その人もどなたからか聞いたか、単なる推測か…
そういうの、やめようよ。
ほんと、やめようよ。。
すごく悪意のある取り方をすれば、これは、ライバルを減らすためのデマかもしれませんよっ(悪意じゃないと思いたい)。
でも実際、それで小学校受験を取りやめた人もいたそうなので、インパクトは大きかったです…
結局、学校としては、生徒募集はするのよね? …するみたいだなぁ…
信じる信じないは親次第…です。
親はどんな時でも、あれ?っとおもったら立ち止まり、自分が納得するまで調べないといけない、と頭ではわかっていたつもりで、
がっつり振り回されてしまいました。
(お受験グループと距離をとっていてよかった)
ちなみに、あれから20年弱。全国の国立大学附属学校は、廃止になっていません。
募集要項をもらいに行く
募集要項は、保護者が直接小学校へもらいに行くスタイルでした。
一応、前向きな気持ちでここまで受験準備を進めてきたわけですが、いよいよ募集要項をもらいに行くというのは、受験待ったなしなわけで…
本当に受けさせるか? 受けるということは、不合格のこともあり得る、不合格だったらちょっとかわいそう…
とか、
(保護者の皆さんが、デマを流したような人みたいな)人たちの集まりだったらどうしよう
とか、
お医者さんとか地域のお金持ちのご子息揃いで、お友達付き合いやママ友づきあいうまくいくかな…
などなど、ワタシの心の中で、不安怪獣がどんどん大きくなっていきます…
そうなんです。お受験宣言をしないという逃げ道を作っていたため、正直、この期に及んで、まだ迷いがありました。
地元出身じゃない、医師でもない、お金持ちでもない…けど、うまくやっているかなぁ…
(いざとなると、チキンなワタシ…)
そんな、なかなか他人様には言えない弱音を、年上の親戚に相談したら、
「自分は仕事の関係でたくさんの医師を知っている。東大出身の医師も中にはいるけれど、別に怖がるような人たちじゃないよ。自信を持ちなさい。」
と励まされまして…
背中を押してもらいました。
やっぱり受験させよう!
募集要項配布の始まった、三日目。
遅まきながら、小学校へ出向きました。
三日目にとりに行くなんて人、普通いないよね…
正面玄関を入ってすぐ。事務室の小窓のむこうの人に要件を言い、
名前を書いて、募集要項をもらってきました。
自宅から小学校までの道のりが遠く感じられました(実際は徒歩数分)。
緊張していて足がもつれていたかも…
いよいよはじまる…
息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。
コメント