二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

しつけ重視の幼稚園

いちひめ

現在、医学部5年生の娘。

今年は、病院実習ですべての科を回らせてもらうのだそうですが、これは麻酔科にいた時のこと。

  

麻酔科というと、阿部サダヲさんが演じた、荒瀬。

(医龍に影響されすぎ)

 

手術中の患者さんの全身管理を常にするというのは、職人技の要素も多々あるらしいのですが、

学生なので、その辺はおいといて…

 

麻酔科の先生はすべての手術に立ち会います。

すべての患者さんが手術室に入るときから、目覚めるまで。

 

満一歳の赤ちゃん。

お母さんに抱っこされて手術室の手前まできたその赤ちゃんは、そこでお母さんと別れるんですが、

うえん、

と言わなかったそうです。

そこで泣いちゃうのもありなのに。いや、普通泣いちゃう場面なのに。

 

麻酔の導入をするときも、怖がることなく。

 

そして

手術が終わって目が覚めた時、スタッフさんに囲まれていても、

うえん、

の一つも言わなかったそう。

 

その後、お母さんが呼ばれて、ママと目が合ったら、

うえーーーーーん

って、泣き出したそう。

 

我慢してたのね、頑張ったのね。

生まれて1年しかたってないのに、自分の状況を理解してたの? すごいね。

 

娘が感動してました。

 

(ワタシも泣き)

   

10代の女の子は、

手術が終わって、目が覚めた時の第一声が、

「ありがとうございました」

だったのだそうです。

 

「ありがとうございました」を第一声で言える人は、大人でもなかなかいないそうで、

その場のスタッフさん達、

「すごーい」

の大合唱だったそう。

 

いや、すごい。

 

ワタシも手術の経験があるのでちょっとわかるんですが、

手術中は、お花畑にいました。

しかもウキウキしていて、とても心地良いんです。

    

それを、遠くから無理やり呼び戻される感じ。

だから、目が覚めた時って、あれ?ここどこ?ワタシ何してたっけ状態なんですよね。

あの瞬間に「ありがとうございました」が言える人って、

よほど習慣になっているし、躾が行き届いてるんだなと。

 

自分があの時、ありがとうございました、が言えたかどうかも覚えていません。

 

若い人や小さいお子さんでも、年齢関係なくすごいところをたくさん持っていることは

わかっていたつもりですが、

同時に、それはご両親の育て方の賜物でもあるだろうと思うと、

ご両親もまた、素晴らしいですね。

 

まだまだ学びの多い人生です。

 

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幼稚園に入園

さて、時間が戻りまして、

 

娘がとうとう幼稚園に入園しました。

クラスがざっくり月齢別に分かれているのは、有難いポイント。

 

入園式では、上の学年のお兄さんお姉さんも迎えてくれました。

すごいねー、しっかりしていて、歌も上手。

一方、ワタシから1mも離れない娘。明日から元気よく登園できるかなぁ…

 

と、心配しましたが、幼稚園ってすごいですね。

朝、お迎えのバス停に行くと、同じバス停の年長さんが優しく声をかけてくれ、

バスの先生がにこやかに乗せてくださり、

あっという間に行っちゃいました。。。

 

え、ちょっと、ワタシの方が寂しい…

 

しつけ重視

しつけ重視の幼稚園というと、厳しそうですが、そうではありません。

あいさつをしましょう、先生に合わせて**しましょう、季節を感じましょう、…

 

お勉強系は一切なしで、遊びの中から学ぶタイプの幼稚園です。

 

先生方は、新人の先生から大ベテランの先生まで。娘が通っていた時に、定年退職なさった先生がいらしたので、女性にとっても働きやすい職場なのでしょう。

 

ワタシが幼稚園に電話をかけて「いつもお世話になっております」と挨拶すると、

「いえ、至りません」

と返事が返ってくるような、そんな幼稚園でした。

奥ゆかしいですね、そんなお返事をされたのは、高校までを通して、幼稚園だけでした。

 

ほかの言葉遣いも丁寧です。

やや、「お」を名詞の上につけることが多め…

 

お席、お返事、ご挨拶、… この辺はありとして、

 

お場所。

お場所? 

お給食…

 

先生が当たり前のように使われるので、娘も使います。

家で娘が使うので、ワタシも使います。

 

おかげさまで、言葉遣いがとてもきれいになりました。

 

 

ただ、瞬間的に言葉はきれいになるんですけど、

どんどんやんちゃになっていく息子に対しては、そうもいかなくて…

(悠長に言っていても、全然通じませんよね、男の子って…)

 

躾は大切です。

「ありがとう」を自然に言えるようになる教育、

家がてんやわんやの時代に、

幼稚園で教えてくれるなら、それはとてもありがたいことです。

 

「いただきます」の前にも感謝の言葉があって、家庭でもきちんとやるように なりました。 心がけました。

なるべく。

    

娘本人は静かなタイプではあったけれど、親(=ワタシ)は大声出してたし、子は親の鏡なので…、

先生にお会いした時だけ取り繕っても、ばれてたんだろうなぁ…

 

 

そんなこんなで、とうとう、やっと幼稚園に入りました。

 

ここまで長かった、という気持ちと同時に、 

3年余り、24時間ずっと一緒にいた我が子が、自分の知らない数時間を過ごしてくるようになって、

たったそれだけのことなのに、

寂しかったですね…

 

ま、すぐに慣れましたけど

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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