二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

絵本の読み聞かせ

いちひめ

娘が小学校に入って、割と間もなくのことです。

保護者の方から学校経由で案内のお手紙が配られました。

 

朝の始業前の時間をお借りして、保護者が交替で絵本の読み聞かせを行っています。

ぜひ一緒に参加しませんか?

 

ありますよね~そういうの。

 

役員とは別に。

 

どうする?どうする?

 

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お子様の学校の様子も見られます

案内のお手紙には、こんなことも。

  

自然な形で参加でき、お子様をはじめクラスのお友達の様子がわかります。

 

そこかー。

 

正直、あまり学校でうろうろしたくないタイプの人間ですが、

自分の知らない娘の姿を、他人様のお母さまが知っている、というのもあまり望ましいことではないよね…

 

と、改心し、自分の中の ”めんどくさい” に鞭打ってとりあえず参加することに。

偉い!ワタシ。

 

 

和やかな集まり

実際の読み聞かせをする前に、日程や順番を決めるための、初回の集まり。

一年生のお母さまが20人くらい集まっていたかなぁ…

もっと、肩に力が入った集まりなのかと思いきや、初めてのお母さまも多く、ほっと肩をなでおろしたことが昨日のことのようです。

実際に読んでみたい絵本を1冊持ってきてください、との案内で皆さんが持ち寄った絵本は、見事にばらばらで、どれも面白そうな絵本ばかりでした。

 

  • 読み聞かせは、一人一年に二回
  • 一回に、二人のお母さんで、計2冊の絵本を読む
  • 既定の時間を超えないよう、同じ回のお母さん同士で読む本を調整する 

    

そんな感じだったかな。

上のお子さんに引き続き、下のお子さんでも読み聞かせに参加される先輩お母さまをリーダーに、

特に難しい掟もなく、楽しく参加していただければ十分ですよ、

という優しいお言葉。

 

その優しい感じ、好きですよ♡

 

おかげさまで、ドがつくほどの素人のワタシでも、楽しく読み聞かせをさせていただきました。

 

朝、自分のお母さんが教室に来て、みんなの前で絵本の読み聞かせをするって、子どもからしたらどんな感じなのでしょうね。。。

 

教室の前に行くと、担任の先生が(たぶん絵本の読み聞かせのためだけに)、子どもたちに、机を全部後ろに寄せさせ、

子どもたちは前の方に集まって、床に直接座って待ってくれています。

 

担任の先生の、この誘導のおかげで、子どもたちは、絵本を読んでもらう心の準備ができています。

ここが、非常にありがたいポイント。

すごーい!

 

先生ではないのに、ワタシたちは教室の前に座り、

先生でもないのに、子どもたちに向かって絵本を拡げて読みます。

    

子どもたちは、静かに聴いてくれるし、

面白いと、わっはっは( ^)o(^ )って笑ってくれるし。

 

いい子たちじゃーん!

 

もう一人のお母さまが読んでいるときは、脇で待ちます。

この時に、我が子の様子をはじめ、子どもたちが真面目に聴いている顔をみることが。

 

正直、参観会では絶対見ることのできないアングルでクラスの様子を見ることができるので、

とても良い経験になりました。

 

行く前は気が重たかったけれど…帰りはスキップですよ。全くもって単純なワタシ。

 

読み聞かせの掟はあった

そんなわけで、ゆるーく本選びをして、当日は自己流で読んで、子どもたちに拍手をもらうという、

単純にうれしいイベントだったわけですが、、、

 

2年生、3年生と学年が上がるうちに、メンバーが少しずつ減ってくるわけです。

皆さん、いろんなご事情がおありでしょうから、それは仕方ありません。

 

そんな中、順番ですよね…クラスリーダーの役が回って来まして…

初めて、それまでのリーダーさんの思いを伺い知るところとなりました。

 

まずは、全校のクラス代表が集まって、読み聞かせの練習会。

  

正直ですね、、子どもたち同士は縦割りグループで1年生から6年生まで顔見知りだったりするんですけど、

保護者が、よその学年の保護者さんと一緒になることなんて、PTAの集まりの時ぐらいです。

でもPTA役員会は、みなさんなるべく簡素化したいので、学年を超えたつながりなどたいしてありません。

 

そんな感じなので、なにも考えず、気軽に参加したら、、、

あれ?ちょっと空気が違う。

 

上の学年の方が指名し、下の学年のお母さまが読み聞かせをされ、

細かく細かくダメ出し。。。

 

え、え、え、その、容赦なく上から注意する感じ、、もしかして、ちょっと怒ってます?

(お願いだから、ワタシに順番来ないで…)

 

注意の内容は、まぁ、それはそうだろうけど、、、っていう、もっともな内容でしたよ。

例えば、

  • 読み聞かせに向く服装や雰囲気
  • 絵本の持ち方、高さ、角度
  • 読み方の速度
  • 読みの練習
  • 淡々と読む
  • ページのめくり方

などなど。

要するに、読み手は目立たない、間違えないで読む。

そうしないと、

子どもの集中は、ちょっとしたことで切れてしまう、という内容でした。

 

が、

   

先輩ママのみなさんの、指摘するときの言い方が、ちょっと怖いです。

 

あの、集中砲火を浴びたお母さま、大丈夫だったかな…。

 

何度か顔を合わせていくうちにわかったんですが、

このダメ出しのきついお母さま方は、

そもそも何もなかったところから学校と交渉して、絵本の読み聞かせ会を立ち上げた創立メンバーさんたちだったのでした。

 

あーなるほどね、そりゃ、ご苦労もあった分、気合も入ってますよね。

    

 

リーダーの仕事のもうひとつは、新メンバー集め。

放っておくと減る一方の集まりなので、

ワタシも、勧誘のお便りを出し、初めてのお子さんのお母さまを中心に、直接声もかけました。

      

声をかけると、じゃあ、って言ってくださる方がいらっしゃるものなんですね。

 

また、クラスのお母さまの中には、外国人の方もいらっしゃいまして、

せっかくの機会なので、ぜひ参加していただいて、母国の絵本を母国語で読んでください、

とお願いしました。

 

そうお願いすると、やはり、じゃあ、って言ってくださったりするんですよね。

 

ありがたい!絵本の読み聞かせの世界が拡がるチャンス!

 

台湾やアメリカの絵本を、母国語と日本語で読むという、なかなか楽しい読み聞かせをすることができました。

 

選んでいただく本も、ベーコンわすれちゃだめよ、みたいな日本でも有名な絵本もあれば、

母国の文化やことわざが込められた、日本では見ることができないような絵本など、

お母さまご自身も、絵本選びが楽しかったと言っていただけるような内容になりまして、、、

 

思い切って企画してよかった!

 

え?上の学年の創立メンバーママから言われた掟ですか?

 

厳しく言って、せっかく入会してくれたママたちに辞められたら元も子もないじゃないですか。

簡単なプリントを渡して、

あとは、

楽しくやりましょう!

とだけ言いました。

(練習会もなし)

 

1年生、2年生の時のリーダーさん、あなた方はそうやって、ワタシ達新人を温かく迎えてくださいましたよね。

 

ワタシが読み聞かせをした日、帰宅した娘におそるおそる感想を聞いてみました。

 

「ねぇ、今日の読み聞かせどうだった?」

「楽しかったよ。今度はいつ来るの?」

 

この言葉が、ワタシが読み聞かせ活動を続ける原動力となりました。

絵本選びも、楽しかったですよ♪

 

楽しければ続くし、続けば、いつかそれはなくてはならないものになる。

いつまでも、この活動が小学校で続きますように。

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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