記憶に残る子育てを | feel my force

記憶に残る子育てを

東大受験

ワタクシ、一年のなかで一番春が好きでして、その中でもちょうど今ごろ、春休みの空気感が大好きです。

たぶんそれは、宿題がないからじゃないかなぁ。

自分の子ども時代はもちろん、子育て中の我が子の春休みでも、新入学の年以外はたいして準備もありませんし宿題宿題と言わなくていいのがとても楽!

だからかなぁ、春休みは家族旅行の計画を立てたり日帰りのお出かけをしたりしやすい時期でもありました。

      

子ども時代って、褒められた思い出よりより叱られた思い出の方が強く記憶に残っているような気がしませんか?

いえ、どなたも、トータルでいえば褒められた方が多いと思うんです。でも、そっちは忘れてしまっている。

 

そして息子も同様でして。。。

「あのとき、ママはこんな風に怒り出した」

「あのとき、ママにこんなこと否定的なこと言われた」

え?ちょっとまって、それ微妙に悪意が入ってるよ、そんな言い方してないよ。

あーーーーー、でも、顔はコワかったかも

言う側からすると、一日に何千もの細かいけど絶対やらないといけない行動・判断・思いのなかの一場面ですよ。

だから、数分前のコワい顔のまま言ってしまっているし、数分前のイライラを引きずりながら発しているだけだったりするんだけどなぁ。

なのに、我が子はその言葉だけ覚えていて、何年も後になってから「怒られた」と言う…それはちょっと残念だな…

「ママに〇〇と言ってもらってうれしかった」も積極的に言葉にしてよー。

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思い出づくりを敢えてする

日々のことで母親の怖い顔が我が子の記憶に残るのはもう仕方ないとしましょう。そこまで女優になれなかったし、怖い親も一家に一台は必要でしょう。それが子育てですよね。

ただ、それとは別にですね、子どもが中高生の頃に敢えて旅行とかちょっといいところで食事とかをすることは

子ども時代のいい記憶として残るんじゃないか

と考えていまして、、、

自分自身、家族旅行なんて小学校時代までで終了しちゃいましたし、わざわざ外食をすることもたぶん小学校時代で終わり

からの

中学以降は連れて行ってもらっていないという思い

我ながら相当ネガティブですね~、いつのことでも連れて行ってもらって楽しかったことだけ覚えておけばいいのに。

 

ですから、我が家は子どもが自分のことに忙しくなる中高生時代こそ、敢えて家族の時間を作るために旅行に行ったり食事に行ったりしよう!と考えていました。

    

旅行といっても近場で、せいぜい年1度、ほとんどが1泊2日。行けない年もあり。

食事も年に1度ちょっと高級なところにご飯をいただきにいく程度です。

しかもですね、夫はそこそこ協力的ながら、娘も当日になったらにこにこ参加してくれたものの、

息子は準備も非協力的、なんなら当日も「えーいくの?」なときも。

旅行にも数学ガールを持っていっていて、正直引いたこともあったっけ。

元祖はすちゃん
元祖はすちゃん

あれあれ?はすちゃん、またネガティブな思い出語りだしてるよ!

はすちゃん
はすちゃん

やばい、自然とネガティブ思い出発言、やめなきゃっ

今思えば、息子はエンジンがかかるとめちゃくちゃノリのいい男子になるんですけど、エンジンがかかるまでがゆっくりだったんですよね…

と今なら冷静に言える。

 

そういう空気ですから、ワタシが行こうよ!ってみんなを誘わないと実現しないのがわかっていまして、

それでもいいからつきあってよ

家族皆さんのご機嫌をとり、日程調整をして、皆さんの喜びそうなホテルやレストランを選び、行程を考え、お金を出させていただいて、

挙行していました。

お疲れ様、ワタシ。

今ごろになって 

そして、   

息子は今ごろ大学生のになって、

「あの旅行楽しかったなぁ~」

と言い出すことがあります。

そういうのも、まんべんなくどの旅行のことも言うのかというとそうではなく、息子が中高生6年間で数回旅行に行った中の、

ほんの数シーンだけ。

はいはいはい、それでいいんです。

家族という縁で一つのグループにいるけれど、

それは期間限定で、しかも子ども時代はさらに短いです。

その期間限定のあいだに、楽しかった記憶が残ってくれればそれでいいんです。

 

そして、ワタクシごとですが、このたびおかげさまで、息子が東京大学を卒業しまして、、、

今年も保護者は参加できませんので、一緒に卒業式の日に過ごすことはできなかったのですが、

先日お祝いの外食を家族ですることができました。

「いや、別にボクは春からまだ続きがあるから、そんなに実感はないんだけどね、みんなにおめでとう!って言われると不思議な気分」

わかるわかる。

でもね、節目にお祝いをしてもらう、という経験も必要なんだよ。

家族が自分のことで喜んでくれている顔を見て一緒に過ごす経験も貴重なんだよ。

それも幸せのかたちの一つだって覚えておいてね。

 

実は、我が家では旅行のようにお金のかからないイベントで、続いているものがあります。

いちご狩り

我が家では、毎年家族でいちご狩りに行っています。

こちらは夫の発案で、息子が幼稚園のときから続いています。

いちご狩りって、農園を選ぶと冬から春の結構長い期間できるんですけど、

お値段設定は冬が一番高くて春になっていくにつれお安くなっていくので、お安め期間になってから行ってました。

ゴールデンウイーク中、まぶしい太陽の光とその熱を逃がさないハウスのなかで若干けっこう温かくかなりなっているいちごも、それなりに美味ですよ

 

毎年夫が新しいいちご農園を調べてくれて、車で連れて行ってくれて、これはもう小旅行なのでは?という年も。

ありがたいんですよ、ありがたいんですが…

3回4回と続くと子どもたちはたいして興味なしで「今年も行くの?」な下げ下げな感じだったので、つられたワタシも「今年が最後かな」と思いながらつきあっていまして、そのうちこのイベントは終わるな…と見積もっていたのですが、

夫は、

「絶対家族で毎年行きたいから、今年も行こう!」

と、ひとりだけ強い意志で企画を続けてくれました。

夫は夫で、家族でそういう思い出作り小さいころできなかったをしたいとずっと思っていたのだそう。

このイベントに関してはずいぶんご機嫌を取っていただきました。この場を借りまして、ありがとうございます。

クリスマスのプレゼント交換

また、以前書かせていただいたのですが、我が家ではクリスマスプレゼント交換会が今もまだ続いておりまして、

「今年はプレゼント交換やるの?(やるよね?)」

と子どもたちから訊かれるようになるほどの恒例行事なりました。

厳密には、もうクリスマス当日には集まれないので、お正月直前まだ12月だからいいよね、の時期になってしまっていますが、、

子どもたちが自分のお金でプレゼントしてくれるようになるなんて、かなりの感動ものです。

続けてよかった!

思っているとチャンスが来る

子育てって、その渦中にいるときはそれが永遠に続くように感じていて、そのトンネルから抜け出すことばかり考えていましたが、

どんな長そうなトンネルでも、本当に一度限りですから、あーしておけばよかった、は、なしでいかないといけません。

レジャーに関しても、他人様のご家庭はレジャー多めでいいなぁと思うそう見えちゃうんですよねこともありましたが、他人様は他人様ですし。実際時間もお金もないですし、我が家流でいっか、と。

さらに、◇◇だったらなぁ…と夢を見ていてもなかなか実現しないので、

とりあえず目の前の☆☆をしようと考えていたらチャンスがきて、ここはチャンスだから乗っかろうと勢いで行動していたように思います。

そしてその思い出は家族共通の宝となり、それをきっかけに新しい道が見えてくることもありました。

続けた結果

そんなわけで続いてきたいちご狩りは、ようやく我が子たちにもインプットされて、家族で集まれる&いちご狩り開催の時期といえば、今年はいつにする?※※なら都合着くよ…という話し合いに参加してくれるようになりました。

クリスマスのプレゼント交換会も、いろいろな楽しい企画を子どもたちが考えてくれるようになり、親はプレゼントと食事を準備するだけになりました。

いつまで続くかわからないちょっとネガティブ発言けれど、今を楽しく過ごせればやっぱポジティブでいこうそれでいいよね。

旅行はなかなかできないですねぇ。

できそうなこと、もうしばらく続けようよ。

 

息子のワタシに叱られた思い出も、旅行の楽しかった1シーンも覚えていてくれてありがとう。

よく、部活の引退のときに「苦しいことが多かったけれど楽しい思い出しか浮かんでこない」という選手のコメントを耳にしますよね。

我が子たちはきっとその反対で「楽しい子ども時代だったけれど、先に思い出すのは叱られた思い出」なのだろうとお気楽に解釈することにします。

   

今回もお読みくださりありがとうございました。

 

娘の成長の記録は時計どおりに綴っています。 どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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