二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

空手のレッスンで学んだこと

いちひめ

娘の小学校受験を決めるにあたり、入会したのはお受験塾ではなく空手教室だったことは こちら でも触れましたが、

今回は、この空手教室から学んだことについてです。

 

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新しくできた教室

空手といいますと、伝統空手と極真のようなフルコンタクト空手に大きく分かれます。

伝統空手には多くの流派があるのですが、それらが一つの日本空手道連盟という形でつながっており、共通のルールを設けることで、流派を超えて一緒に試合をしています。

東京オリンピックの種目になったのは、この、日本空手道連盟のルールの空手です。

    

娘が入会したのは、この、日本空手道連盟下、伝統空手の流派の一つが、新しく開いた教室でした。

近所のスポーツクラブのフロアを借りて開いた教室で、先生は市内の他の教室から派遣されてきていました。

ということで、入会者は全員初心者。

    

同時入会したメンバーは15人くらい、年齢は、幼稚園から小学校3年生くらいまででした。

 

女の子は…3人くらいかなぁ…

 

こども用の空手着に、全員が白帯を締めています。みんなかわいい!

 

練習の初めは、まず、正面を向いて正座し、先生に礼。

次に、基本の動作の練習 → 形の練習へ

 

空手道場といえば、週3回、2時間たっぷり練習、みたいなイメージがあります。

が、

ここはスポーツクラブと提携しているからか、子ども向けだからなのか、週1回・練習時間も1時間という、かなり緩い教室です。

また、大きくなると、「形」という種目と「組手」という種目の両方を練習するのですが、「組手」という、お互いに打ち合う練習はまだしません。

 

ということで、基本の動きと、「形」もどきを、見よう見まねでやるんですけど、、、

踊ってる? みたいな動きになっちゃいます…。

エアーで、突きの練習もしていますが、別に痛そうじゃないな。

 

ただ、

先生が怖いんです。

常時2人、時には3人来られるのですが、一番のボスっぽい先生がとにかく怖い。お顔も鬼瓦系のお顔。

声も大きいし、言い方も怖め。

 

確かに、娘に入会させて身につけて欲しいことが、

「男の先生」に接してもビビらない 

でしたので、そのニーズは十二分に満足しているのですが…

そこまで大きい声で怖めに言わなくても、、、

 

実際に注意されるのは、整列と言われているのに遅れたとか、先生が話をされているときにあくびをしたり、よそ見をしたりの時。

恐ろしく大きな声で叱るんです。

ワタシもこわい

空手に関する動きで叱られることわけではないです。

むしろ、しつけ?

   

それでも案外、娘は嫌がらないで、練習に行ってくれました。

家で練習をする

たった1時間のレッスンなので、親のワタシもフロアの脇に座らせてもらって見学です。息子はまだ一人でお留守番ができないので、息子も一緒に一時間待ちます(← これが結構難しい)

じっくり見ることはできないまでも、誰がどうして叱られているのか、とか、先生の注意の内容について、おのずとワタシも知ることになり、、、

何度か通ううちに、流れや要領がわかってきました。

  

これは、娘本人が動作を覚えて、早くできるようになった方が練習が楽しくなりそうだぞ…

   

と、思い立ったワタシは、子どもたちが幼稚園へ行っている時間に近くの図書館へ行って、空手の教本を借りてきて…

基本の動き・形の名前と動きなど、レッスンでやっているのを思い出しながら、

教本も見ながら、家で練習しました。

     

家での練習?はい、まずはワタシが。

大笑いですけど、まずはワタシが練習して形の動きの順序を覚え、娘に教えます。

後でわかるんですが、形というのはエアで見えない敵と戦っているので、一つ一つの技で敵を倒しています。

ですから本当は、技の緩急や、身体の向きなど、とても細かいところまで決まっているのですが、

そんなの素人のワタシにわかるはずもなく…

 

ということで、ワタシ自身が覚えたといっても、自分自身、踊っているようにしか見えない、マジで大笑いレベルですよ。

それでも一応、とりあえず覚えて

娘が形が最初から最後までできるようになるまで、家で教えました。

ふぅ…

 

最近は、子どもの練習風景を親がビデオに録ることなんて、先生に断らなくてもOKレベルにどなたもできる時代になりましたが、

当時は、まだスマホもなく、運動会や試合ならまだしも、練習風景をビデオに録るお母様はいらっしゃらなくて…(本当は撮りたかったけれど…)

先生の注意点もどれだけワタシが理解できていたかというと、あまりできていなかったわけですが、

それでも、なるべく覚えて帰って、家でも練習させました。

 

一緒にレッスンを受けている小学生のお子さんは覚えも早いし、上手いんですけど、

ワタシの家庭での特訓により、娘も、まぁなんとか、集団の足をそんなに引っ張らない程度についていってました。

 

これを3か月ほどやった結果…

    

まず、娘は、当初の目標通り、男の先生が大きな声で指示を出すという環境に慣れたようでした。

 

また、時々昇級審査という試験があって、他教室の先生が審査をされます。

その、初めての昇級審査で、娘が練習していない動作がありまして、、、

ワタシ的には、それはできないだろうな~、わからなくて立ち尽くしちゃったらまずいな~、とあきらめて見ていたところ、

なんと、他の道場の、前の順番のお兄さんたちの動きを真似て、即興?でやっていました。

え⁉そんなことできるの⁉

娘は、当時、”臨機応変”とか、”柔軟に対応” には程遠い性格だったので。。。

びっくり!

 

とはいえ、      

実はこの、”臨機応変に柔軟に対応” がくせものでして。。。

娘は、基本的には「非」臨機応変型だったんですけど、時々できる という彼女の性格の謎みたいなのが、今までの彼女の成長のいろいろな場面で、プラスになったりマイナスになったりしました。

そのお話はまたいつか。

 

さて、一方のワタシにとっても、この空手という未知の世界で、我が子と一緒に過ごすうちにちらっと見えてきたものがありました。

それが、親としての自信みたいなもの。実際は、それまでの不安要素がちょっと減った程度なんですが…

     

どんな不安かといいますと、

一つは、躾の面。

もう一つは、習いごと問題です。

 

躾については、ワタシが全くの自己流でここまでやってきたので、図らずもこの空手教室が、自分の常識が通用するのかをチェックできる機会となったわけで…

まぁ、合格かな、と自分で思える程度の躾はできていました(←自画自賛)。

 

もう一つの習い事問題は、お友達が週に3つ・4つ…と習い事を増やしていっていて、それを楽しそうにやっているのを見て、ウチはどうするのがいいのか、どうするべきか常に迷いがあったのですが、

親がいいと思ったものをやらせればいいんだ

と、ある程度の覚悟ができたこと。

 

いらっしゃるんですよ、”あれをやりたい” がはっきりしているお子さん。

そういうお子さんは、楽しそうにバレエとかバイオリンとかサッカーとかをなさっていて、…お母様も自信ありげで、楽しそうで…

ウチの娘は言わないからなぁ~…言わないからといって、何もさせないというわけにもいかないし。

 

という混沌とした中、ある程度娘の性格や取り組み方がわかってきたことと、ワタシの方針が合えば、

外野の皆さんが何をやっていようと、ウチはウチ、と思ってやらせればいいかな、

という覚悟ができたんです。

 

これが、娘を空手教室へ通わせるようになって、得たもの。

 

小さい時の子どもって、本当に無垢ですし、大事な時代でした。

そして、どれもこれも、その時にしか得られない思いであり、出来事でした。

 

子育てって、7割が不安、2割がなし崩し、残りの1割以下が安心、の連続ですよね…

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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