ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生が、化学に興味を持つきっかけとなったのが
ロウソクの科学
という、マイケル・ファラデー著の子ども向けの本だそうです。

マイケルさん とか頭につけられると、どちらのファラデーさんかと思ってしまいましたが、
やはりあの、だれもが中学までに必ず習った、ファラデーの法則のファラデーさんでした。
あの発言の直後から、ロウソクの科学の売れ行きがいきなり伸びたため、出版社はすぐに合わせて3万部の増刷をしたのだとか。
自分の子がノーベル賞受賞者になってくれたら!
ノーベル賞じゃなくても、子育てに良質なものを。
と思う親心。
でも実際は、これはいいだろう、と思って我が家に”導入”しても、結局使わなかったもの、すごく役に立ってくれたもの、があるわけで、
我が家にも、たくさんあります。
それは、大人の観点でいう「高いか安いか」とは関係ないし、
その子が繰り返し繰り返しそれで遊んで楽しんだら、大人になった時にすっかり忘れてしまっていてもいいわけなんですが、
心のどこかで、我が子たちが、
あのおもちゃ、あの本を買ってくれたおかげで、こんなに良かったよ、役に立ったよ
っていうようなものが一つでもあったらうれしいな~
と、密かに思う今日この頃です。
が、
子どもは子どもで、自分の力で大きくなったと思っているし、
親は親で、自分の力で子どもをここまで大きくしたと思っているし、
平行線かも。
と、今では冷静に語れるけれど、子育て真っ最中の時はそんな余裕ないですから、
とにかく、子どもにとっていいだろうと思ったことはみんなやってました。
子育てを3年ほどやってきて、下に赤ちゃんができたりすると、小さい子がいる時って、ものすごく時間が早く過ぎていきませんか?
だから、思ったことはみんなやってみる。
実際、子どもも小学生くらいになると、自分の欲しいものがどのくらいの値段で、それはちょっと遠慮しよう、とか、親が買ってくれたけれど全然ほしくなかった、とか、
そういうことが多くなってくるので、
買ってあげたいもの、やらせたいことなどは、幼稚園までの間にアクションを起こしておくのがいいかなって思います。
ワタシがさせたかったこと
幼稚園の年少さんの時にほぼできるように 仕掛けた なったのが
時計を読む・ひらがなを読む・くもんのめいろ
です。
”時計を読む” の前に100まで言えるようにしました。
とにかく生活の中にいちいち数を見つけて、一緒に数えていました。
幼稚園へ行くということは、ひらがなと時計を読めておいた方が絶対便利だろうなと思ったので、早くから意識して始めました。
とけいとひらがな
そしてそばに置いておいたのが、くもんの時計です。

まったく同じものはもうないのですが、ほぼこれと同じです。
針と同じ色の数字を読めば時刻が読める 時計です。
買ったのは一歳になったころ。
目覚まし機能もついていまして、、、ワタシは目覚まし機能の方にお世話になりました。
当時のワタシがどうやってこれを見つけたかといいますと…毎週利用していた生協のカタログなんです。
生協って、掘り出し物があるから楽しい。。。
次に、”ひらがなを読む” ですが、これは あいうえおつみき とか、アンパンマンのひらがなタブレットです。

積み木の方は単体で遊ぶわけですが、これは残念ながらいまいちの反応。
ワタシの働きかけ方の問題も大いにあるのですが、、、
やっぱり、音の出るおもちゃにはかないません。
お友達のお宅にあそびに行かせてもらったときに触らせてもらった、アンパンマンのあいうえお。
「あ」を押すと、アンパンマンが「あ」と言ってくれる
娘はこれがいたく気に入ったので、
結局我が家でも買うことに。

今は、ひらがなはもとより、数字とか国旗とか、挨拶とかアルファベットとかとか、かなり高機能になっていますが、結局はこういうものが一つは必要でしたね。
娘も息子も遊び倒したので、よしとしましょうか。
これも買ったのは娘が1歳台の時です。
我が子が通った幼稚園は、お勉強型の幼稚園ではなかったので、”かく”ものは、クレヨンのみ。先生やお友達と正しくコミュニケーションが取れればやっていけます。
でも、教室には、自分の名前、お友達の名前はもちろん、ひらがながあふれています。
また、必ず時計もありました。
ですから、これらを後回しにする必要がなかった、ということで、
結論から言うと、早くから始めてよかったです。
幼稚園に入ってからは、絵本もワタシが読むだけでなく、娘本人が音読するようになりました。たどただしいですけどね。
この、音読が結構よくて、正しい日本語を身に着ける近道だったように思います。
幼稚園経由で任意に頼むことのできる ひかりのくに という月間絵本がありまして、
それをもらってくると、おやつも食べないで、声に出して読んでいました。
おだてれば木に登る子なので、
「うまーーーーい♡」と誉めると、何度でも声に出して読んでくれます。
当時、言葉を覚えるのに音読がいいなど全く知らなかったのですが、娘が調子よく声に出して読んでくれるので、実はこれが当時1歳前後だった息子にも、とてもいい影響を及ぼしたのではないかと思っています。
10年以上経って、英語を勉強するのに、音読がいい、と知ったわけですが、それの日本語版だったかも。
めいろと折り紙とあやとりと
鉛筆を持たせるようになってからよく練習していたのが、めいろ。
これもくもんのドリルにとてもお世話になったのですが、迷路は結構好きでよく やらせていました やってもらってました。
これがまた、静かなんですよ、やっている最中は。ありがたいことに。

ただ、めいろをやらせすぎてしまって、これより難しいのはもうやりませんでした。
めいろと同じくらいよく遊んだのが折り紙。
子ども向けの折り紙の本を買ってきて一緒におりました。
つる、とか、かぶと、しゅりけん みたいなオーソドックスな作品が載っているものを。

しゅりけんは、幼稚園でもたくさん作ってきて、飛ばしあいっこしましたねー、たいして飛ばないけど。
この本の中に、「さんぼう」というのがあって、三宝のことなんですが、
こういうの↓

先日息子が、大学の部活でお菓子をいただいた時、(お皿がないので)入れ物をA4の紙で三宝を折ってみんなに分けたら絶賛されたと教えてくれました。
あの本が10数年後に役に立つなんて、、ちょっとうれしい。
あやとりは、幼稚園で先生が毎年一本ずつ鎖編みをしたひもをプレゼントしてくださって、幼稚園でも奨励レベルでやっていました。
ワタシも懐かしいので結構楽しく一緒にやりました。
「はしご」ってあるじゃないですか、あれって、五段ばしごまでしか知らなかったんですけど、六段、七段…と段を増やす方法を見つけた!といって、見せてくれたっけ、、、
ま、そういうのを見つけるのは、娘じゃなくて息子なんですけど。
いちひめブログながら、ちょっと成長した息子に登場してもらうことにして…
当時、「ボク、はしごなら一段から八段までできる!」と自慢げに披露(^_^) あやとりのひもの長さと取り方で何段まででもできる方法を見つけたv(^-^)v、とニコニコ顔で見せてくれたのが、こちら。

今数えても、確かに八段だ。
当時は八段ばしごにばかり気が行ってましたが、、手がちっちゃいですね~。
知恵の輪とか、パズルも一応やらせてみたのですが、本当にちょっとだけで、あまりやりませんでした。。。
このパズル、木製のパズルなんですが、ワタシのお気に入りで、おもちゃ屋さんで目があった瞬間に欲しい!って思って買っちゃったんですが、、、
当時難しすぎたのもあり、結局全然やってもらうことなくしまわれました。

このブログのために久しぶりに出しましたが、やっぱりいいですね~(相変わらずのワタシ)
でもきっと、子どもたちはこのパズルの存在を 知らない 覚えてないだろうな~
あとは好きなだけレゴ
娘のレゴ好きは2歳頃からだったのですが、基本のセットを買った後は、レゴを使ったひとりごっこ遊びが大好きだったので、こんな板を買ったところ、

これがとても役に立ちました。
この板の上に自分ワールドを作って、なにやらごにょごにょ言いながらずーーーっと遊んだので。
実は、この板、その後息子も一緒にレゴ遊びに参加するようになって、もう一枚買って2枚つなげて、要塞やらお城やらを作って二人で無限に遊んでました。
キャラクターもの
シルバニアとかリカちゃんみたいな定番もの、テレビアニメと連動しているもの…あーこれは、外しにくい…
当時のテレビアニメで ”おジャ魔女どれみ” というアニメが娘の幼稚園時代だけピンポイントであって、そのあとプリキュアが始まったんですが、
幼稚園ではやりだしたものの、娘はあまり影響されない方の子で、全然おジャ魔女どれみちゃんになびいてなかったんですけど、
なんかね、、、知らないのってそれはそれで幼稚園で話についていけないんじゃないかって思って、一応その時間はテレビをつけてたんです。
サービス精神Maxのワタシ。
クリスマスのプレゼントがおジャ魔女どれみちゃんグッズだった時もあるんですけど、ふーんそうなのね? レベルのリアクションでした…なりきりとか楽しいかなって思ったんですけどね…
リカちゃんも一応買ったんだけど…レゴ遊びに巨大なリカちゃんが組み込まれていました…
子どものおもちゃ選びって、うまくいったものも、そうでないものもいろいろです。
好きだっていうから買い足したら、いや、もう今は好きじゃない、のこともしょっちゅうですし、
ねぇ、似たようなものばかりそこまで好き?本当に必要?っていうのもあるし…
でも親が、”せっかく買ったのに” を言うのは、なしで、
とにかくこの時期はやらせてみよう、一緒にやってみよう楽しもう、それらを使って親子がもっと仲良くなろう、の時期でした。
息子の成長の記録は、時計と逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もご覧ください。
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