ママネットワークとか…なんか気持ち悪い表現ですけど、
小学生からずっと一緒に大きくなって、
それを見守る親どうしも、気の合う方が出てきて、
気が合うから連絡を取り合ったり、時にはランチをしたり、
そんなお母さま方が、ワタクシにも少ないながらいてくださいました。
ありがたや。
我が家の中学生男子、とにかく学校のことをしゃべってくれない
息子の高校時代の様子は こんな感じ でして、
まぁ、とにかく
「今日どうだった?」
「普通」
(以上)
みたいなやりとりしかなかったわけですが、
もちろん、ある日突然そうなったわけではなく、
”完成”までには当然ながら前段階がありました。
もともと息子はそんなにしゃべるタイプではないです。
そういう部分は今でもそうなので、個性としてずっと持ち続けているわけですが、
そもそも一番年齢が下であること、
家庭内では夫と娘がいろいろな出来事についてよく話してくれるタイプだったことも関係してるんじゃないかな。。
娘みたいに話してくれると褒めることもできるし、それをきっかけにいろいろ聞き出すこともできるし、こちらの意見も言えたりするんですけど、
息子はほぼほぼ聴く側でした。
ただ、学校の出来事とかは話してくれないものの、
ふとした気づきみたいなことはしゃべってくれていまして、
例えば、トポロジーとか無限級数とかですね…
口数が少ないことに悪気がないこともわかっていたので、
息子が話してくれるときは(わからなくても)きちんと聴いて、反応するように心がけていました。
けれど。。。
う~ん、学校のことも教えてよ。
はすちゃん!!
母親独特のウザさ炸裂してるよ!!
でもさぁ、学校からのお便りも出さないんだよ。それってどうなの?
ママネットワーク大活用
仲良くさせていただいているママ友の中には、
きちんと学校のことを把握している、親子コミュニケーション満点のお宅もありまして、
このお母さま(後にも出てこられるのでAさんと呼びます)からはいつも、
ガチで保護者向けに出されているお便りから、お便りになるほどでもない事前の準備や、親が知っておいた方がスムーズになりそうな情報などを、タイミングよく教えていただいていました。
ありがたやありがたやありがたや。
と、思えば、別のママ友の中には、
「ねえ、どうしてうちの子は、お便りすら見せない子になっちゃったんだろうね」
と言い合える「仲間」もいらっしゃいまして、、、
それはそれで心地良い
こういう書き方をすると、はすちゃんって子どもとコミュニケーション取れてない、教育バカ親そのものなんですけど、
実はワタクシ、娘いちひめの親としては、いちひめの学年のママ友からは、
きちんと学校のことを把握している、親子コミュニケーション満点のお宅のママ
でもあったんです。
「はすちゃんに訊けばいいから助かるわ♡」
ってよく言われていました。
ちょっと謎の自慢はいりました
そして、そう言ってくださるお母さまの中のお一人が、件のAさんでもあったのです。
そう。Aさんとは、上のお子さんとも学年が一緒。
といっても、Aさんのお子さんは二人とも男の子なので、どちらかというと、息子が小学校に入学してから仲良くなった方でした。
仲良くなってからは、結局子どもたちが小学校中学校高校まで一緒だったので、大変お世話になりました。
はすちゃん失敗する
ただですね、
ワタクシひとつ、Aさんに対して、明らかに失礼なことをしてしまったなと反省していることがあります。
それは、Aさんの上のお子さん(Bくん)に彼女ができたとき。
当時、娘はBくんと同じ高校の2年生で、彼女とも知り合いでした。
言い方はお上品じゃないけれど、彼女はもともとBくんにぞっこんで、かなり積極的にBくんにアプローチしていたことも、娘からきいていました。
そして二人は晴れて彼と彼女になりました。
おめでとう!
Aさんとワタクシ、お会いすることもあるので、どうかなぁ、知ってるかなぁ、言ってもいいかなぁ…と思いつつ、
「Bくん、彼女できたらしいじゃん」
とさりげな~く、言ってしまいました。
はすちゃん結局言ってしまったのだね
Aさんはそのことをご存じなく、初めてきいた、と言ってらっしゃいました…
あ゛~~~~~~やっちゃった~~~~~~。
やっちゃった~~~~~
もちろんね、ワタシがAさんの立場なら、教えてほしいです。
実際ですね、全く別のケースですが、
他のお母さまは皆さんご存じなほど回りまわった、あるお子さんの恋バナに関して、
そのお子さんのお母さまが過去に他のお母さまとトラブったこともあったからか、どなたも伝えることなく、ご本人のお母さまだけが知らないまま尾ひれがついていったなんてこともありまして…
正直、自分の子のことなのに、親の自分が一番知らないっていう状況がどれほど凍りつくことか、なんとな~く肌で感じていましたので、、、
恐るべしママネットワーク
ワタシがAさんの立場なら、仲良くしているお母さまにそっと教えてもらえるのはありがたいとは思うけれど…
その立場になることは全くありませんでしたが
タイミング的に間違えてしまった。。。。。
Aさん、あのとき、どう思ったかな。
息子に注意される
そんなことがあったので、
Aさんの下のお子さん、今度はCくん(下のお子さん:息子と同級生)に彼女ができたと他のママ友からきいたときは、
慎重に慎重に!
まぁ、他のママ友から噂が流れてきている時点で、Aさんもきっと知っていらっしゃるでしょうから、状況は違いましたが、
まずは、
とりあえずそれが本当かどうか、息子にそれとなーく訊いてみました。
「Cくんと☆☆ちゃんってつきあってるの?」
すると息子、その情報のソースはどこか、逆にワタシに質問してきまして、正直に答えたところ、
「お母さんには、そういう話を面白がってする仲間に入ってもらいたくない。」
と、ぴしゃっと言われてしまいました。
あ、はい、ごめんなさい。わかりました。
息子とCくんは結構仲良しでしたから、いろいろ知っていたのかもしれません。
もちろん、何も教えてくれませんし、
ワタシの持つママネットワークはこわい、とも言っていましたし、
警戒もしていたでしょう。
そういうことも、あまりしゃべらない息子にさらに拍車をかけたのだと思います。
Aさんその後
その後Aさんとお会いしたときに、なんとAさんの方から
「きっと、はすちゃんはCの彼女のこともにたろうくんから聞いていると思うけど…」
と切り出されました。
「そのことね、にたろうは何も言ってなかったんだけど、他のお母さま経由で耳に入ったから、にたろうに訊いたら、そういう話を母親同士でおもしろおかしくするのはみっともない、ってはっきり言われちゃってね…思い返せば、Bくんの彼女のことで、Bくんがお母さんに報告する前にワタシが先に言ってしまったこともごめんなさい。」
と遅まきながら謝りました。
でもAさんは、そのときも教えてくれてありがとう、あのおかげで心の準備ができたよ、と言ってくれました。
その後は、
円満に別れたよ、
とか
新しい彼女も交えて一緒に食事してきたよ
などなど
ランチのときに、ざっくばらんに話されます。
とりあえずよかった。Aさんの広い心のおかげ。
おかげさまで、母親どうし、子ども同士、それぞれなんとなくつながっていて、
今もなんとなく仲良くさせていただいています。
親しき中にも礼儀あり、と心に刻みなおした一件でした。
ママネットワークは、卒業したら終了
こんな風に、そのときそのときでいろんなお母さまと仲良くさせていただき、
こじれることもなく、お互いにいい距離感で続いたママネットワーク。
卒業したら、ネットワークも解散です。
誰が解散宣言をしたわけでもないけれど、
一人抜け二人抜け、
それ以上でもそれ以下でもないおつきあいをした結果です。
息子にとってはウザいママネットワークだったでしょうが、
それが”抑止力”になっていた部分も否定できません。
たぶん、もう一度子育てをしても、また、ママネットワークにお世話になると思います。
なんやかや言って、おしゃべり楽しかったな
当時お世話になったお母さまのみなさま、お世話になりまして、ありがとうございました。
娘の成長の記録は時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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