2018年3月10日 正午。
東大の合格発表。
この日の朝、どんな風に目覚めたか、どんな午前中を過ごしたか、発表の瞬間、そして、そのあと。
みんな覚えています。
景色が変わった瞬間
2月25日、26日の試験から、約2週間。長いですよね。。。
しかも、本人は全然手ごたえがなかった、ってずっと言ってたし。
毎晩、不合格になる夢を見続けていたそうなので、できた感触もなかったのでしょう。
前期試験が終わって発表までの間、後期を出願していない人は、友達と卒業旅行に行ったり、やめていたゲームなどの娯楽に興じたりするらしいです。
息子は後期を出していたので、毎日高校へ通って、先生に教えを乞うたり、後期の勉強に来る友達と一緒に図書館で過ごしていました。
表には出さなくても、本人はずっと悶々としてたと思います。
ワタシは…というと、極力いつも通りにしていましたが、本当は心ここにあらずでした。
息子が河合塾の再現答案を作っているときに「あー数学で30点落とした~」って言いだしても、冴えた返しもできず、「あら~」で次の言葉が出ない…(ほんと冴えない母)
なんとこの2週間の長いことか。
高校の先生方には、小論文の添削や面接練習をしていただいて、最後まで本当にありがとうございました。
後期は全然分野の違う大学への出願だったので、ずいぶんいじられてたみたいですけど。
先生、合格発表前の高3生に余裕のいじり、さすがです…
東大の合格発表は、他の国立大学の前期の合格発表が終わって、大トリですので(2019年から京大も同じ日時になりましたが、それまで京大は前日)、この時期は、友達の合否がぞくぞくとわかって、いろんな気が飛び交ってる期間でした。
高校の図書館も、結果の出た友達が少しずつ減っていく時期でもあります。
「図書館友達が減っていって寂しい」とも言ってました。
で、3月10日。
ワタクシ、朝、胃のキリキリ痛で強制的に起こされたような目覚めでした。
(こんな経験、人生で初めて)
やっと、3月10日が来たという思いと、とうとう3月10日が来てしまった、という思い。
息子もいます。
土曜日だったので、パパもいました。
みんなゆっくり起きて、遅い朝ごはん。っていうか11時過ぎてたな。
東大の合格発表は、WEBは正午ごろですが、当時、東大の公式サイトの見やすいところからのリンクがありませんでした。
募集要項にはでかでかと出ているレベルですけどね。
だから、一般の方も見ることはできます。
事実、高校の先生も、駿台の先生(駿台に3年間通ってました)も、合格前予約で受験番号を知らせていた不動産屋さんにも、合格を見てもらっていました。
多くの人が一度にアクセスして、つながりにくくなるとか、サーバーがダウンした、とか、合格発表に限らずありますよね。
2019年の阪大の合格発表では一時間以上アクセスできない人がでて、Twitterではちょっとした騒ぎになってました。
そういう対策なんでしょうけど、この「発表時間」もくせものでねー。
ピッタリの時もあれば、ちょっと前の時もあるんです。
3年くらい前は、ちょっと前発表パターンでした。
ちなみに、東大はセンター足切りの発表を2月初めにWEBでするんですけど、この時はピッタリでした。
合格発表もピッタリなのかな。。。
ここまで来たら、みんなで、パパのパソコンで、見ようか。。
正午前、息子が、ちょっとおトイレ行ってくる、といって席を外した時に、カナダに留学中の娘から電話が(え?そっち夜中でしょ)。
え?どうした、何かあった?
「ねぇ!見た?番号あるよ!!!! 合格してるよ。」
えぇーーーーっ、まだ正午じゃないよ!
わかったみてみる!
(いちひめちゃん、あの時は深夜だったのに、時間前からずっとF5してくれていたのね。ありがとう!)
そばにいたパパ、
「顔でわかったけど、結果は言わないで。みんなで見よう」。
そして正午。
3人でみました。受験票をそばにおいて。
WEBでは、こんなのがずらっと何ページも並んでいる、なんともシンプルなページ
Σ(゚∀゚ノ)ノキャー、合格してる!
……
泣けるよね、泣けるよね(泣いたのはワタシだけ)。
おめでとう!おめでとう!おめでとう!
……
もう一回娘に電話して、高校の先生に電話して、駿台にも電話して。
(合格前予約をしていた不動産屋さんからは電話がかかってきました)
東大の合格発表は、WEBでは正午ごろ・本郷キャンパスの合格掲示は12:30ごろから行われました。名物だった胴上げは、現在は禁止されています。メディアは、たくさん来ています。
レタックスも到着
15時前くらいだったかなぁ。
東大から合格通知のレタックスが来まして、
こんなのでした(レタックスというお手紙自体を見たのが40年ぶりだ!)。
その日のうちに入学金を払い込んで。
その帰りに急きょお祝いのケーキを準備しました。
自分のことじゃないのに、いえ、自分のこと以上にうれしい。
生まれてきてくれてありがとう、で十分なのに、こんな親孝行までしてくれて、本当にありがとう!
娘の成長の記録は、時計どおりに綴っています。 いちひめ もごらんください。
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