二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

高3秋、親の覚悟

にたろう

高3の秋、一番最初に心が折れそうになるのは、お母さん=つまり、ワタシです。

次が、女の子

次が、男の子 と パパ

だから、女の子のママ&女の子ご本人の組み合わせでいろいろ相談しない方が得策。

 

上の子の時は、初めてだったし、医学部志望だったので、折れた部分もあり、折れずに通した部分もあり。

医学部志望って、たくさん選択肢がありますけど、どこも定員は約100人。

だから、偏差値通りにならないことも多々あります。

しかも、最終的にはセンター次第だし。

 
 

高3秋というのは、医学部だと、国公立大学のセンター利用公募推薦という、ほぼほぼセンターで決まる第3の選択肢にチャレンジするかどうかを決めなければいけない時期でもあります。
 

ここは息子の成長記なのですが、高3秋の親の覚悟は、各家庭でずいぶん違ってくるので、今日は一般的なことも交えて書きたいと思います。
 

スポンサーリンク

一番言ってはいけない言葉は

まず、親が子に対して一番やっちゃいけないのが

 

お金ないから、現役で国公立ね。

    
と、親から先に言っちゃうこと。

いや、わかりますよ、気持ちは。ごく一部の、私立の医学部でもOKみたいなお宅以外は。

でもね、せめて、一浪まではOKって心の中で覚悟しておきましょう。大学受験って、そんなものです。

わざわざお子さんに言わなくていいですよ。

それと同じくらいダメなのが、

 

お前、**なら現役で入れるぞ。

 
と第一志望に、暗に現役合格できそうな大学を勧めてくる、学校

 
これはもう、本人の人生より、学校の進学実績の方をメインに考えている学校なので、

ダメです。

もし、そういう学校、そういう先生に不運にも当たってしまったら、

最初から我が道を行く覚悟が必要です。

 
 

これに関してもうちょっと言わせてもらうと、

現役の進学実績が結構高い

とか、

面倒見がいい

ことを高らかにうたっている学校は、

 

勉強面はあてにできない

 
 
ことも耳にしたので、そこをよくわかったうえで進学させた方がいいです。

これについては、ここで書くと長くなってしまうので、また別の回で詳しく書かせていただくとして…

 
      

とにかく、親(特に母親)が折れそうになるんですよねー。

上がらない模試の成績、のんびり屋の子ども。エンジンかかってる?でも、見守るしか…

で通してきた母親が、いよいよ志望校を最終的に決める段になって、急に意を決して

 

お金ないから、現役で国公立ね。

    

って言ってもねぇ。それは酷です。
 

お母さんは励ましの裏返しの言葉のつもりなんでしょうが、今の子は繊細で親のことをきくいい子が多いから、真に受けちゃいますよ。

真に受けた結果、秋に第一志望を下げ、それで晴れて合格!になればまだいいけれど(それでも正直禍根はちょっと残る)、

秋に志望を下げると、成績が下がる

ってご存じでしょうか。

本人はその時点で良い判定をとっていて、これなら大丈夫、と勉強の密度を上げない(むしろ下がる)。

周りは右肩上がりで上げてくる。

その結果、下げた志望大学にも不合格になることも。。。

それって、本当にかわいそうじゃないですか。

それでね、前期で不合格になったことを受けて、3月にお母さんが子どもにかける言葉。。。
 

私立も、(もっと)受けておけばよかったね浪人してもいいよ

 
それはないでしょ。

お母さんは秋に自分が言った言葉が発端だと気づいてないのかしら…
 

その、お母さんのその時の気持ちはわかりますよ。
 

3月になって、自分の子どもの結果だけでなく、子どものお友達の結果もわかってくるでしょ。

仲良しの**ちゃんが、**君が、あんなにいい大学に合格した、とか、目指してきた大学に来年こそ入るために浪人するらしい、とか、耳に入るじゃないですか。

すると、急に、意見を変えてくるんですよね。

半年先を想定する

子どものために、子どものために、子どものために…それ本当に、子どものため?

子どものためを思っているのなら、半年後の想定くらいきちんとやって、お子さんが受験勉強に没頭できる環境を作ってあげましょうよ。

 
***
朝、遅刻ギリギリの子どもに、早く起きてこなかったことをグジグジと言ってたら、当の本人お弁当忘れていった、みたいなね。

そういうの、ほんと、注意しないといけません。
 
(これは、ワタシ)
***

こういう話、高校の先生曰く、1年に1件以上必ずあるのだそうです。毎年保護者会でも話す、進路だよりにも書く、にもかかわらず、と。

この時期、高校からは、

給付金型の奨学金もいろいろあるので、それも学校経由で紹介しているので、それも利用してください!と、

何度も案内がありました。
 

志望大学を最後に決めるのは、

本人と親です。

先生ではないですし、データでもないです。
 

息子のお友達で、医学部志望の方がたくさんいらっしゃいましたが、そのなかで、現役では無理だから今年は練習のつもりで受けさせる、と言って、見事一浪後のこの春、国立大医学部に合格された方がいました。

高3の夏まで部活動で全国へ行って活躍されたお子さんでした。

それはそれで、親はすごい覚悟ですよね。

一浪でダメなら、別の学部に行かせる、って言ってました。

 
ちなみに、駿台や河合塾で浪人すると、学費はざっとレギュラーコース100万円+季節講習代(科目数によりますが、20万くらい)です。

普段子どものことは子どものこと、自分じゃないし、って明るくおっしゃるお母さんでさえ、浪人中の秋からどんどん瘦せて、胃潰瘍になった、と先日お話してくれました。

きつかっただろうなぁ。お疲れ様。
 

正直ね、子どもが大学生になったら、やはりメインは、資金面です。

子どもにお金、かけてあげましょうよ。

お母さんの言葉に振り回された、あのお子さん、今、どうされてるかなぁ。
 

今日は太字や色付き文字がいつもより多くて読みづらかったかも、すみません。

 

娘の成長の記録は、時計どおりに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

   

≪ にたろうの前の記事

にたろうの次の記事 ≫

コメント

タイトルとURLをコピーしました