勝負強い? | feel my force

勝負強い?

にたろう

勝負強いって、何の勝負?って思われそうなタイトルですが、

ワタシが、

もしかして息子は勝負強い人なのでは?

と思ったのは、スマホのゲームを一緒にやったときでした。

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パズドラや音ゲーをダウンロードする

息子が中学の頃は少しずつスマホのゲームが充実してきまして

(充実って…本来良いことに使う言葉ですけど…恥ずかしながら我が家にとっては朗報だったんです…)

Wii以外のビデオゲームがなかった我が家にとって、

無料のスマホゲームは我が家にとって新しい文化。

時代はiphone4s~5の出始め、ワタクシの夫はなぜか第一世代のiphoneから持っていたので、使わなくなった、wifiだけできるスマホが数台ありました。

当時スマホを持っていなかった息子も、お友だちからスマホゲームの情報をもらってくるので、

「じゃあ、この使ってないスマホにダウンロードして遊ぼうよ」とワタシからと提案しました

なんて母親、でも、面白いなら一緒にやって一緒に楽しみたいし

そこでダウンロードしてやったのが

パズドラと音ゲー。

どちらも面白い!

(そりゃ流行るよね)

なんか強いね

正直、このようなゲームに、ワタクシもまぁまぁセンスはある方だと自負していたのですが、、

息子の方がなぜか強い。

”パズル”も上手いし、反応も速い。

音ゲーは、右手の指2本(ワタシは3本)しか使わないのに、ワタシより点が高い。

まぁ、いいです。

驚いたのはそこではなくて、

「ねぇ、見てて」

と言ってワタシが隣で見ているところで、最高点を出すところです。

他の人に見られると、気が散って集中力がた落ち・スコアがた落ちのワタシに対して、

見られていると頑張れる

のだそうです。

それはすごい!

そのうち「見てて」から、

「ねぇ、勝負しようよ」

になり、たいてい息子が勝つ構図。。。

 

そこまでくると、たかがゲームされどゲームでして、、彼の戦い方を観察しなきゃ。

息子の”戦い方”で目立ったのは、テクニック的なこと以外に、最後まであきらめない・最後までベストを尽くすところでした。前半が今一つでも後半で盛り返すこともしばしば。

ここもまた、前半で崩れると後半総崩れになるワタシとは正反対。

  

息子がゲームをする時間帯は、決まって平日の帰宅後すぐか、夜22時すぎの休憩中でしたので、

仕方ないので

いえ、何にも仕方なくないですけど

息子がやらないときに練習しているワタクシ…

練習時間では負けてないのになぁ…(って恥ずかしいだけじゃん)

結局ほとんど勝てませんでした。

試験でも試合でも

よ~く考えてみると、息子の、

緊張しない、普段の力あるいはそれ以上の力を出す

というところは

ゲームのときだけではなく、

試験や試合のときもそうでした。

ですから、大きなイベントの前に

もうだめだ~、も、もういやだ~も言ったことがありません。

たぶん何も考えてなかったと思います

終わってからは

ダメだった~、か、何も言わないかのどちらかでして、

試合で負けた、といったすぐに結果がわかるときは別ですが、時間をおいて結果のわかる試験でも、本当に内容が悪かったことはありませんし、

良くても悪くても、一喜一憂するのは親のワタシの方で、息子本人は、がっかりするでもなく、大喜びするでもない満足そうな顔をするだけでという様子でした。

 

おもしろいね、ゲームをするときと同じリアクションだ!

ゲームに取り組む姿で性格を知る

さらによ~く息子を観察しますと、普段の生活でも、

  • いつも平常心で、余計な心配をしない
  • おそらく、終わった後の”できなかった~”は一種のおまじない(それを言ったらいったんその思いを手放す)
  • そもそも楽観的
  • 本番に強い

など、いかにも人生を生きやすそうな態度で生活しています。

そういえば、小さいときはさんざんワタシに叱られていましたが、泣いて、ごめんなさいを言ったら、ケロッとしていましたし、

そんなときでもふてくされず、次の瞬間には、ワタシに面白いことを言って笑わせてくれるような子でした。

なるほどね、この子は、自分でわかっているから、ワタシが余計な言葉をかけるのはかえって逆効果で、

すご~い!と褒めてさえいればいい

と、改めて確信しました。

言い過ぎず、よく観察

勉強はリビングで、ゲームは堂々と(ただし、上の子の邪魔にならないところで)、

つまり、ワタシに隠れて何かをやるという心配がなかったのと、

学校の話を定期的にしたり、お友だちママとの交流で学校の様子を教えてもらったりできたので、

親子関係としては、かなり平和な関係を築けました。

彼の穏やかなアイデンティティが完成したのは、おそらく、この中学時代だったと思います。

強いていうなら、例えば「何時に▽▽へ行く」などの用事にワタシがすぐ送り迎えをしてしまうなど、”先回り”をしすぎちゃったかなぁ。

でもですね、そんなことは、そのうち、必要なら自力で行くようになるし、頼りたいときは親を適度に頼ればいいし、

もう中学生だから、◆◇くらいできないと、みたいなことを家庭で意識したことはありませんでした。

むしろ学校がそのような社会性もほどほどに育んでくれました

ありがたやありがたや

余計なことは言わない、でもしっかり観察して息子の変化を読む

をやる習慣が、ワタシにもつきました。

執着を持たない生き方

子どもも、20数年間生きれば、当然どんどん変化していきますが、

今も全く変わっていない、そして親のワタシから見てもすごいな、と思う彼の性格の一つが

執着を持たない

ところです。

彼の生き方スタイルは、いつも「今を全力で生きることの連続」で、

過去に何の執着もなさそう。

うらやましい。

なんなら、未来に対しても余計に悲観的になるでもなく、かといって楽観的になりすぎることなく、

今日のワクワクをいつも大切にしているように見えます。

ですから、どう考えても疲れているはずのときも、「疲れた~」も言わず、愚痴も言わず、こんこんと眠って元気回復。

なんだか、大人だね。

いや、年齢とは関係ないのかな

 

息子とスマホゲームとのつきあいは、そのうち終わりました。

楽しくゲームをやって、ほどほどに結果を出したらさっさとアプリを削除する、を、何周かして、

今はもう、スマホゲームはやっていないそうです。

理由は、

時間がもったいない・もっと面白いことがあるから

だそう。

それは何より!

   

後日談。

息子が大学に行ってから、お友だちとの会話の中で「親子で一緒にスマホゲームをしていた」と話すと珍しがられたそうです。

でも、なんだかんだこのような大きな発見もありましたし、シンプルに楽しかったし、良い思い出です。

そんなお母さんがいてもいいよね。

 

あなたの、もっと面白いこと、これからもたくさんできますように。

 

今回もお読みくださりありがとうございました。

 

娘の成長の様子は時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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