こちらの記事で、息子が開成高校を受験するに至ったふわっとした経緯を紹介させていただきましたが、
今回は、息子と同じ地方国立中学校から県外高校を受検し慶應義塾高校へ、さらに慶應大学医学部へ進学した友人のお話です。
A君は開業医の息子さん
A君と息子とは小学校からのお友だちで、お互い主張少なめ、優しめ男子系で息が合ったのか、
超仲良しというわけでもないけれど、なんとな~く距離感が近い、休日に気が合えば一緒に遊んだ仲間です。
確か小3あたりで同じクラスになって、それからはクラスが同じでも別でも、中学卒業までずっと同じ距離感で仲良くさせていただきました。
A君は地元の開業医さんの息子さんで、上にお姉さんがいますが医学部には進学されていません。
中3のときに、A君も息子も一緒に駿台の高校受験公開テストを受験しましたから、あぁ、彼も県外高校を狙っているんだな、とは感じていました。
そして中3の2月の終わり、県外高校受験者の結果が出そろいまして、A君が進学を決めたのは
慶應義塾高校
でした。
おぉ、すごい、がんばれ!
合格にはちょっとびっくり
ぶっちゃけ、ぶっちゃけ言っちゃっていいですか?
いつもでしょ
当時のA君の成績は、そこまでよかったわけではないです。
息子の学年の中では、中の上あたり。
この年、A君以外にも慶應義塾高校に合格した同級生が一人、それ以外に慶應女子高校に合格したお友だちも一人いました。
なんなら、慶應女子高に合格した女の子の方がずっと成績はよかったですし、A君以外のもうひとりの合格者は成績的にはA君より下でして、、、
慶應義塾高校様、大変失礼な発言をお許しください。
慶應義塾高校って、ちゃんと対策すれば、もしかしてそんなに入るの難しくないの?
と、たぶん、同級生のみんなが思ったと思います。。。
まぁ、それを言えば、息子の開成高校合格だって、校長先生に〇〇開成とか開成◆◆と間違われたくらいですから、同じかも。。
とにかく、同級生が慶應義塾高校に二人も進学して、シンプルにすごい!
中学の卒業式が終わり東京に行く直前、A君から突然連絡があり、彼はわざわざ息子に会いに我が家まで来てくれました。
あのとき、彼には彼なりの決意があったのだと思います。
若干15歳で、大きな決断をして偉いね。
お互いにそれぞれの高校で頑張ろう!
内部進学で慶應大学医学部へ
高校で分かれたA君と息子ですが、なんと大学進学後に再会しました。
A君は、慶應義塾高校から内部進学で慶應大学医学部に進んでいたのです。
ここでまた、同級生のみんなが思ったと思います。
え?慶應義塾大学医学部って東大理三の併願校だよね?彼って…

はすちゃん、ほどほどにして!言葉はちゃんと選んで!

あ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ここまできて、初めて知ったのですが、
慶應系列の高校から慶應大学医学部への推薦枠は各高校で違いがあるんですね。
高校名 | 慶應大学医学部への推薦枠数 |
慶應義塾高校 | 22 |
慶應義塾志木高校 | 8 |
慶應義塾女子高校 | 5 |
慶應義塾湘南藤沢高校 | 7 |
また、評定平均8.5以上(10段階評価)がマストなのだそうです。
おそらくこれが”足きり点”の役割を果たしていると思われます。
例えば慶應義塾高校は1学年700名あまり、医学部推薦枠は22名ですから、評定8.5以上で学年で上位3%に入っておけば内部進学可能ということになります。
慶應義塾高校の学年トップ20がどのレベルなのかは全くわかりませんし、
そもそも慶應医学部が東大理三の併願校として君臨している時点で、外野からみれば雲の上の存在なわけですが…
高3早めに内定が出たということでしたのでA君は、高校入学直後からしっかり勉強して、高1と高2のたった2年間できっちり結果を出したということになります。
すごいね。awayでもこの目標に向かってスタートダッシュをして、それを続けたんだね。
よく頑張ったね。
保護者の方もそこまで狙って慶應義塾高校へ行かせたでしょうから、それもすごいです。
あのお母さん、そんな風には見えなかったけれど、やるなっ。
それはさておき、A君家の目論見など全く知らなかった外野の人たちとしては、
A君にそれができた
となると、地方在住民にも大いなる希望と期待を持たせてくれるという点で、
ものすごくうれしいニュースです。
これは、
地方から慶應義塾高校に合格できる力があれば、そのまま頑張り続けて慶応大学医学部への進学は夢ではない
ということですから。
A君ありがとうね。
あなたのがんばりは、今も息子の励みになっています。
2023入試で
これはTwitterから拾った噂なので、信憑性は???ですが、
来年度入学の推薦で、医学部への推薦枠が定員割れしている高校がある
のだそうです。
ななんと…これはチャンスでは?
今だけかもしれない、これからもあるかもしれない…どちらともいえませんが…
地方に住んでいるというだけで、東京はすごい(=到底太刀打ちできない)、という先入観を持ちがちです。
また、慶應というと幼稚舎のイメージも強く、中学以降に入った人とはなんとなくカベがあるまま大学までいくのかと勝手にイメージしていました。
でも、全然そんなことないですね。
高校から入学しても、ちゃんと評価してもらえる。
門戸も、ちゃんと開いてもらっていました。
さすが慶應。
なんかうれしくなっちゃって太字や大文字連発です
私立医学部の中でも慶應大学医学部はやはり別格。
私立医学部への進学を考えていらっしゃるご家庭なら、地方在住でも慶應系列の高校の受検を視野にいれるのはありだなと思った次第でした。
さて、
ちょうどこの記事を準備しているときに、芦田愛菜ちゃんの慶應大学医学部への進学内定
(???(一部メディアが報道しているだけですから信憑性は???です))
というニュースが流れてきました。
内部進学って今ごろ内定が出るんですね。
もしそうなら、シンプルにすごいです。
頑張りが報われることは、とても幸せなこと。
彼女の頑張りに敬意を表したいと思います。おめでとうございます。
進学が内定した皆さま、来春からもさらに頑張ってくださいね。
今回も、お読みくださりありがとうございました。
娘の成長の記録は時計通りに綴っています。 どうぞ いちひめ もご覧ください。
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