若い子を守らなければいけない | feel my force

若い子を守らなければいけない

にたろう

前回も衝撃的なニュースでしたが、、、それとは比べものにならないレベルの…

 

先日、大変ショッキングなニュースが飛び込んできました。

中学3年生の女の子がインターネットで知り合った男性と待ち合わせ、

出会ってすぐに命を落としてしまったというニュースです。

 

そして、そのご両親がお子さんの実名と在籍していた中学校名を公表し、

いじめが原因

というコメントを出されました。

 

その中学校は、国立大学の附属中学校でした。

 

心よりお悔やみ申し上げます。

  

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加害者探し?

SNSでは、加害者探しなどというよからぬ言葉が飛び交っていましたが、

いじめうんぬんではなく、加害者はまぎれもなく、最後まで一緒にいた男性でしょう。

なぜ、自分の半分も生きていない女の子の人生を簡単に終わらせてしまったのか、

止める側にいなければならない人のはずです。

 

止めてあげて欲しかったです。

子どもは人類の宝なのに

ニュースおよびご両親のコメントによると、その女の子は

  • 中学受験をして合格、中学1年の数か月だけ登校して、残りは卒業までほぼ不登校だった
  • 不登校になった原因はいじめで、PTSDの診断が出ていた
  • 中学2年の秋に、第3者委員会による調査報告書が出されている
  • 修学旅行や一部の活動には参加をしていた
  • 卒業後に進学する高校は決まっていた
  • 卒業式の直前に命を落とした

のだそうです。

辛いニュースです。

 

ご両親のお気持ちを察するに余りあります。。

 

この情報だけで敢えて書かせていただくと、中1の最初に起こった子ども同士のトラブルを、その1年以上後に、弁護士を含む第3者委員会という場で、ガチの大人を巻き込んで文書にするところまでいったということは、おそらく

誰もが引くに引けない状態になってしまっています。

 

なんで、そこまで大きくなっちゃったかなぁ…

  

学校の対応

ワタシが、我が子を進学させる学校として国立学校を選んだ理由の一つに、”いじめ”などは少ないだろう、というのがありました。

国立学校といえば、小学校か中学校のどちらかで必ず入学試験を受けなければいけません。その分、少しは親の意識も高いかなという期待がありました。

 

で、現実はどうだったかといいますと、、

だいたい思った通りでした。

 

我が子たちの通った国立小中学校では、こんな大きな”いじめ事件”も”いじめ”もなかったものの、

友だち関係のトラブルはありました。

 

学年は違うのですが、

一番大きいトラブルといえば、裁判沙汰になったという噂(←ただしこれは噂の域を出ず、真相は誰も知りません)

他には、友だち同士がトラブルになり”加害者”が転校になった例、

また、

不登校のお友達は、娘の学年にも、息子の学年にもいらっしゃいました。友だち同士のトラブルではなく、家庭の事情だったと耳にしました。

不登校でも、休日やアルバム撮影の日には登校するなど、学校側もそれなりに対応しているように感じましたし、登校すれば「久しぶり」と声をかける友だちもいたと聞いています。

 

もちろん、 

性格のきつい人は普通にいましたし、それによるトラブルはありました。

 

ただですね…

これらについての詳細は、同じ学年のお友達のことであっても

結局わからないんです。

 

当事者やそのご家庭と学校で話し合いは持たれたのでしょうが、

それがあらぬ噂になることを考慮してなのか、学年内で情報共有する動きはありませんでしたし、

保護者同士で敢えて話題にしない空気もありました。

 

性別が違うとさらにわかりませんし、ましてや学年が違うと、全くわからない。

 

上に書いた、”加害者が転校”の件も、

転校した事実はわかるとしても、そのお子さんが加害者だったと知ったのは、我が子が卒業して何年もたってから風のうわさで耳にした程度です。

 

教育上のルールなのか、隠ぺいするつもりはなくても、トラブルを敢えて大声で周知しない体質が学校側にはあったと思います。

トラブル以外のことでも、個人情報保護の観点からか、学校というところは本当に個人情報を漏らさないことに関して徹底していました。

 

詳細を説明しないことのメリットもデメリットもあるのはわかりますし、子どもたちもどんどん大きくなっていく時期なので、

さっと解決して、みんなで前を向いて歩いて行こうという空気もありました。

  

ただ、

今回亡くなられた女の子のご両親のコメントの中に(以下一部抜粋)

とある以上、

前向きになろうと努力してきたけれど、

3年前に起こったこと、その対応に今も全く納得していない

という姿勢がはっきり書かれており、

文句を言ってもきりがないとわかっていて、でも誰かが声を上げないとうやむやになってしまうという強い思いが伝わってきます。

   

彼女だけ、時計が止まってしまったのかもしれません。

ご本人も、ご家族も辛かったでしょう。

 

「加害者側から一切の謝罪もうけていない」という強い語調には激しい怒りがこめられているのでしょうが、そのご両親に対して、当時の第3者委員会が「心の弱さ」という突き刺さる言葉をわざわざ使ったことにも、別の意図がこめられているように感じます。

 

本当に残念なことです。

ワタシの中にも、重いものが残りました。

 

いじめのない世界はないのか

国立大学法人 東京海洋大学名誉博士/客員准教授である、さかなクンの有名な文があります。

いじめはなくならないのかもしれません。

でも、いじめを避け、距離を置くことはできます。

 

最初に、そして最後に我が子を救えるのは、親です。

加害者を作り出すのも、親です。

 

我が子を救ってくれるのは、先生ではないし、もちろん第3者委員会でもないけれど、

 

先生や社会全体の力も借りて、全力で若い人たち全員を守り育てるのが、親の義務だと改めて感じました。

それでも自ら命を絶ってはいけない

ご本人が大きな苦しみを抱えて毎日を過ごしていたのは、とてもお気の毒なことですが、

 

ネットでたくさんの情報が流れる時代、多くの人が言っているのが

それでも、自ら命を絶ってはいけない

ということです。

 

諸説ありますが、ワタシがしっくりきたのは

身体は借りもの、魂は自分のものである

ただの借りものではなく、人体という超高級車だと考えれば、やっと借りられた車を傷つけ、わざと事故車にするのだから、それなりの報いを受けなければならなくなる。

魂は身体が死んでも存在し続ける。自ら命を絶つと、その苦しさに縛られ、そこで苦しみ続けなければならない

すなわち、

命を全うすると魂は次のステージに上がれるが、命を絶ってしまうと次のステージどころか、その場から離れることすらできない

という考え方です。

肝心の心が癒されないのなら、命を絶つことは何の解決にもなりませんから、絶対やってはいけないし、

生きて、何らかの形で乗り越えないと、先に続きません。

 

生と死については、親だから、長く生きているからよく知っているというわけではありませんし、真偽のほどもわかりません。

ただ、これだけ多くの人が、自ら命を絶ってはいけないと言っているのは、それが安らかな眠りにならないからだろうと想像すると、

生きている人間は、命を自ら絶つことは絶対だめだとお互いに言い続けていかなければなりません。

 

逃げたっていいよ。

高校に行くのも怖いなら、立ち止まっていいよ。

 

でもどうか、命を自ら断つことだけはしないで。

最後に

亡くなった女の子は今も同じ場所で苦しんでいるかもしれません。

どうか、彼女が苦しみから解放されますように。

 

今、不登校やいじめで悩んでいる人、心無い言葉を発したり行動してしまっている人、毎日をなんとか生きている人…いろんな人がいると思いますが、

  

みんなせっかく生きているのだから、辛いことに対して時には距離を置き、時には逃げ、時には乗り越えて、

他人を攻撃することなく、

仮に攻撃を受けても鉄壁の守りで防御して、

これからも生きていけますように。

   

みんなでお互いを守ってあげられますように。

 

改めて、ご冥福をお祈りいたします。

 

娘の成長の記録は時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください

 

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