合格体験記、といいますと、セットで出てくるのが、
ぼろぼろになるまで勉強したテキストの話や、その画像。
ワタクシ、これまで多くの方の合格体験記を読んで参考にさせていただいてきましたが、
ぼろぼろのテキストを目にすると、他人様の合格体験記でも、反射的に
「よくがんばったのね」
って心打たれます。
(ちょろい)
受験生にとっての、これだけはやりこんだ、と言える一冊。
そういうのがある人、シンプルにうらやましいなぁ。
中学への算数
息子には、そんな”ボロボロテキスト”が、高校卒業までに数冊ありまして、
小学校時代の”ボロボロになるまで”は、
中学への算数
です。
本来の意味の中学受験はしていませんが、中学受験をするお子さんが解く問題を解こう!
という趣旨。
難問もあるんですけど、小6の秋の夜長にやらせました。
小学生ですからね、隣に座って、ノートを開かせて、せいぜい毎晩2~3題ずつくらいですが、これがまた、ワタシの頭にはどれもこれも難しい。。。(隣に座る意味…?)
さすがにですね、中学への算数に載るレベルになりますと、それまで、予習シリーズでやってきたような、超”定番問題”はありませんので、
頭をかなりひねってました。
で、どれだけやりこんだかといいますと、
中学入学して、小学校の時のものを処分する時期になった時、息子が唯一捨てないで!とワタシに頼んできたのが、この、中学への算数の一冊でした。
嗚呼、、、それだけ、あんまりぼろぼろだったから、既に処分しちゃったよ…
息子の小学生時代のことはまたいずれ…
中3の冬休みに
さて、今回の記事の息子は中3です。
開成高校受験を決めてからは、
高校への数学 日々のハイレベル演習
をかなり丁寧にやりました。
今思えば、この3年後、東大入試で成功した、受験直前にぐんと伸ばす勉強方法は
中3冬休みに培ったかも。
本人も、中3冬休みに集中した勉強期間があったから、開成に合格できたと言っていました。
そうなんです。
あの時も、中3春からぼちぼち始めたものの、トップギアに入ったのは中3の冬休みでした。
中学3年の冬休み第一日目。
3歳上の娘も大学受験生でしたので、二人で一緒に図書館へ行って勉強しよう!という話になりまして…
一般的に、大学受験生の冬休みは、塾通いをしている人は塾の自習室、あるいは、通学している高校の解放自習室で勉強することが多いです
ただですね、地域の図書館というところは、基本的に座席数が少ない、朝早く行って席を取らないといけない、などの不都合があるので、、、
知り合いの大学の先生に教えていただき、大学の図書館を使わせていただきました。
大学の図書館は、手続きをすれば、学外の人の利用もOKです。
ということで、無事に、第一日目の自習を終えて帰宅した子どもたち。
娘が、
「わたし、明日からは、高校の自習室で勉強するね」と。
まぁ、その方が友達もそこそこいるし、慣れた環境だからいいかもね。
にたろう君はどうする?
「ボクは、明日からもあの図書館で勉強させてもらっていいかなぁ」
ということで、二日目からは、息子が一人で同じ図書館へ行くことに。
一応、大学の図書館ですので、勉強だけするのはまずいと思ったらしく、面白い数学の本を見つけてそれを読む時間も作ったと言ってました。
それまで自宅でしか勉強してこなかった息子が、一人で毎日図書館に通って勉強してくるなんて、生まれて初めての経験です。ミラクルです。
さて、どうなりますことやら。
高校への数学
高校への数学は、月刊誌、増刊号を合わせて、一年に20冊弱出版される雑誌です。
内容としては、
- 私立・国立の上位合格を目指す人向け
- 私立・国立の合格圏到達を目指す人向け
- 公立上位合格を目指す人向け
- 全ての人向けの読みもの
- 意欲的な人向けの発展的な記事
を主眼に、問題もきちんとレベル分けされています。
5.の意欲的な人向けの…のページは、大学への数学と同じように、学コン(学力コンテスト)のような、数オリを意識したページで、レベルはかなり高いです。
月刊誌は4月号から始まり、単元別に進みますので、もし購入されるなら全部の月の購入がおすすめです。
特に4~5月号は、各高校の最新の入試問題の特集もあるので、役に立つかと思います。
で、
我が家ですが、、、
月刊誌をこつこつやるほどの熱意はなかったようでして、
息子に使用させたのは、増刊号の方です。
増刊号は4冊ほどあるのですが、その中で、
日々のハイレベル演習
という、春に臨時増刊されるもの。
しかも、使ったのは、3年前の号、つまり、娘が使用したものです。
使用したといいましても、、、とてもきれい☆
まずこれをやろう!全部やって、もの足りなくなったら本年度版を買おう!
正直、3年で高校入試問題は変わりませんので…全然いけました。
息子としましても、中学への算数が楽しかった思い出があるので、全然抵抗感なく取り組めた様子。
冬休みに毎日外へもって出たから、も含めて、
みるみるうちにボロボロになっていき、表紙が取れてしまいました。
日々のハイレベル演習は、
問題番号が 6.1 から始まっていて(6月1日の意味)、12.31で終わります。
つまり、毎日やったらちょうど半年分。
全ての問題は、難易度レベルがABCの3段階に分けられていると同時に、
制限時間の目安として、*ひとつにつき5分 が与えられています。
という説明が、最初のページに書いてあります。
↓
高校入試は、レベルもさることながら、時間内に解くことが重要でして、息子も、かかった時間のことを気にしている書き込みが多いです。
テキストの日付的には10月後半にやることになっていますが…もちろんできていなくてですね、、、
これを冬休みいっぱいかかってやってからの過去問対策でした。
中学時代の高校入試対策については こちら もぜひご覧ください。
高校時代のボロボロの一冊
高校時代に、息子がボロボロに(なるまで勉強)したのは、いわゆる、英単語帳です。
東大志望の人なら鉄壁でしょ、とおっしゃる方もいらっしゃると思います。
鉄壁は、本当にいい英単語帳だとワタクシも思いますし、いえ、多くの人から支持されているので、超おすすめですが、、、
ウチは、、
高校で買わされた、DUOという英単語帳がありまして、それが終わって余裕があったら鉄壁をさせよう、と思っていました。
(鉄壁は、娘の時代に、すでに購入してありました)
ありがたいことに、我が子の通った高校は、自主自律と謳いながらも、ちゃんと英単語のテストをやってくれるという、面倒見のいいところもある学校でして、
そのおかげで何周か繰り返し勉強させてもらい、、
結果的に、鉄壁に時間を割く余裕のないところで大学入試を迎えてしまいましたが、
この一冊で東大入試英単語を乗り切りました。
DUOは、別売りの音声データも活用しました。
ちなみに息子は、高校時代は駿台に通ったのですが、駿台に入学時にプレゼントしてくれる選択肢の中に、システム英単語がありました。
シス単は、実は娘の学年で学校指定されまして、彼女はシス単で大学入試を乗り切りました。
一般的にこれなら間違いなしと言われている大学入試向け英単語帳の定番が、
- 英単語ターゲット1900(旺文社)
- 速読英単語必修編(Z会)
- システム英単語(駿台受験シリーズ)
- DUO3.0(アイシーピー)
の4冊です。高校入学時に購入し、3年間使います。
何じゃなきゃいけない、っていうより、これ、と信じたものをとことんやった子ども時代がある人って、
それ自体が宝物ですよね。
我が子ながら、よく頑張ったね、
ってシンプルに思う背景に、
あぁ、たぶん、自分はそこまで勉強しなかったから、そういうのがないからか…
ってすぐに思いつくのって、ちょっと寂しい。。。
強いて言えば、高校の時に使った英和辞典ですけど、、、
ボロボロにはなってないな…
自分が頑張るべき時代に頑張り切れていなかったことを、我が子の頑張る姿を通して気づくはすちゃんなのでした…
ま、過去は過去。それもまた、自分の選択した人生。
次いこ、つぎ。
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧下さい。
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