我が家の子は、3歳違い。
上が女の子、下が男の子。
三つ違いで不安。。。
と言うと、世の皆さまは、
「いいじゃん、イベントが同時に終わって」
と励ましてくれ、
三つ違いだから、いろいろ同時に終わって楽なのかなぁ?
と言うと、世の皆さまは、
「その、同時、がとっても大変なのよ~」
と経験談を語ってくれ、、、
結局、どっちもどっちじゃん!
同時にイベント
3歳違いの節目イベントの重なりで、もし残念なことがあるとしたら、同じ日時になってしまう点ですが、
地域の学校に合わせて小学校と中学校の入学式を一日ずらしたり、午前と午後に分けたりというような配慮はされていました。
例えば、小学校入学と幼稚園入園。
例えば、高校入学と中学校入学。
ここまでは、受験が重なっていなかったので、ちょっと忙しかったものの、なんとか無事にクリア。
出費が重なる、は、生まれた時からわかっていることなので対策するとして、
わかっていたようで、全然わかっていなかった、一番きつかったのが、
娘の大学入試と息子の高校入試が重なった一年間でした。
同時に受験生
上の子のことは初めてなので、どうしてもそちら中心になってしまいます。
まずは、上の子をきちんとレールに乗せる、そこで道筋をつけて、下の子に見せる。
という我が家の子育ての軸だったので、
そういう意味でも、娘の大学受験は、我が家にとって絶対成功させたいイベントでした。
何をどんなスピードで勉強させて仕上げていくか、学校任せにしていい部分とそうじゃない部分はどこか、本当にこの勉強で力はついていくのか???
わからないことが多い、しかも本人は絶対浪人したくないとおっしゃる。。。
さらにこんなこと(→)もありまして、なかなかハードな時期でした。
にたろうブログですので、にたろうの親目線で書くよう心掛けてまいります。
ま、とにかく、高校3年生は、勉強がメインですから、ワタシの気持ちの大部分も娘の大学受験にどっぷりつかっておりまして、
(だってね、高校3年生って、なんやかやで2週間に一度のペースで何かしらの試験があるんです、娘の時は慣れていなくて、本人の体調管理さえあたふた…)
息子の高校受験の勉強の進捗管理は、
どうしても後回し
になりがちでした。
しかも、我が家の高校受験としては二度目なので、指示もシンプルになってしまっていまして、、
まずは、第一志望校の高校合格のための受験勉強を確実なものにすること
(学校の定期試験の順位を上位でキープ)
そのあとは、開成高校受験を見据えた勉強をさせること、
それに向けて、中学生向けの駿台模試を受けにいくこと
この3つを押さえておけばなんとかなるよねレベルの進捗管理でして…勉強の細かい内容まではなかなかみることができていませんでした。
不要と思われることは、なるべくやらない。
地元の高校受験対策の塾は、はなから行かせるつもりがなかったので、なし。
上の娘の時は、地元の塾主催の、地元公立高校の判定模試も受けさせましたが、過去問で一定の点数をとることがものさしになるので、息子の時は、なし。
開成高校を受験するための塾は、そもそも地方には存在ないので、なし。
教材を渡して、あとは、家で勉強するのみ!
の毎日でした。
勉強場所は二人ともリビング
中3の息子の方が、そんなざっくりとした進捗管理でなんとかなったのは、二人が一緒に勉強していたからじゃないかって、今は、結構真面目に思っています。
我が子たちの主な勉強場所は、家を建てた時以来ずっとリビングでして、
一番最初は小さな子ども用テーブルをリビングに置いただけだったのが、
成長に合わせて、このリビングにそれぞれの勉強コーナーを作って勉強させてしまった関係上、
我が子たちの勉強スタイルは、小学校から高校卒業までずっと変わりませんでした。
夕食を食べたら、同じエリアで一人が勉強を始める → もう一人も始める
我が家は、一階にテレビを置いていなかったので、遊びたい人やテレビを観たい人は二階へ上がるという流れになっていまして、
ただ、二階から楽しそうな声や、笑い声が聴こえると、一階の人に迷惑になるので、テレビを観ることも、このころはあまりなかったです。
寝たい人は、自分の寝室で静かに寝る…
そんなわけで、この頃には、姉弟が一階の同じエリアで勉強するスタイルができていまして、
部屋の使い方や暮らし方も、勉強している人優先になっていました。
この3年前、つまり娘が高校受験をしたときは、
もっと娘に気を遣ったし、そばについていたんですけど、
息子の時は、どうしても、
”これをやっておきなさい”
で任せてしまった部分も多くてですね、、、
それでも、
娘のすぐそばで勉強しているので、ワタシも、息子が何をやっているか知ることで、ほったらかしにしないですみました。
姉を目標に
なんだか、息子の中学3年生時代は、本人お任せコースにしちゃった感多めでここまで書いてきましたが、
とにかく、第一志望の高校受験を絶対失敗しない
ということを念頭においた上での、
第一志望校より数ランク上の開成高校受験準備をさせることで、
中学の勉強の仕上げをするということは息子と話し合って決めていました。
娘も、3年前に県外の私立高校を受験しまして、そこには進学しないで、地元の公立トップ高に進学しましたので、道筋はできていました。
息子によると、姉である娘を目標にして頑張る、
しかも、ちょっと上を行く!
が当時の目標だったそうです。
(さすがに、親のワタシが、それを目標にしなさいと言ったことも思ったこともないです)
姉弟が同じ学校なので、学年は違っても成績の比較はある程度できました。
確かに、成績も、長期休みの課題などでも、似たような結果を出してきました。
もちろん、姉と弟の成績が著しく違うのは芳しくないので、そうならないように二人ともに頑張らせたのは事実ですが、
などと、自画自賛しているのはワタシだけで、
息子自身は、娘を目標に自分で頑張ってきた結果だったと思っていました。
いや、まぁ、そうですけど…そこに至るまでに、ワタシのあなたたちに対する教育の成果が、そう反映されているのでは…と想像してもらいたい母…
そういえば、東大に入学した時、
「今まで、いちひめちゃんの後を追っていればよかったから楽だったけれど、これからは、自分が知らない道を歩かないといけないのかぁ~」
(注 息子は、姉のことを~ちゃんづけで呼んでいます)
って、かなり不安そうだったっけ。
女の子と男の子。
我が家的には、お姉ちゃんなんだから、とか、下の子なんだから、、といって一方を我慢させたり差をつけたりを全くしてきませんでしたが、
息子が、娘に対して一定のリスペクトを持って接していたので、
娘は、息子に対して無謀な要求をしたり、一方的に意見を通したりすることもなく、
外ではいい感じにお姉ちゃんと弟を演じ、家では同等な距離感を持ちながらお互い仲良く大きくなったように、私の目には映っていました。
でも、あなたはお姉ちゃんのことを、がっつり意識して、それに劣らないように頑張ってきたのね。
結構穏やかで、なんでも譲る子だったので、気づかなかった。
3歳違いも悪くない
当時の息子は自分自身が受験生であると同時に、姉の受験勉強の様子も、知っていたと思います。
大学受験の勉強の方は、かなりひっ迫していたので、
そばにいた息子は、その空気を一緒に浴びていたはず。
彼は、姉の試験の結果こうだったねとか、あそこの勉強が足りないね、などの親子の会話をそばで聞いていたと思いますし、
娘が、模試の結果に一喜一憂しているのを肌で感じていたと思います。
また、時間がなかった時に、娘の問題集(難問題の系統とその解き方)をスキャンして、問題を一問ずつ切ってもらうお手伝いを、息子にお願いしたこともあります。
夫が娘の物理の勉強をみてくれていた時期もありまして、、
みんな同じ部屋での出来事ですから、
父親が高校生の子どもに勉強を教えるスタイルもありだということも知っていました。
(実はこの3年後、同じスタイルで、息子も夫から直前の大学受験勉強をみてもらいました)
高校受験生の今は、そこまで追い詰められていないけれど、大学受験に向けて、高校生になったらあなたもこんな毎日を過ごすことになるんだよ、
ということが、息子にも伝わっていただろうと思います。。。

えーーーーっと、ここまで、ワタクシ目線、親目線、子育て目線、斜め上から目線で書いてきたわけですが…
現在の二人に、三歳違いのことや、一緒に勉強したことについて尋ねたところ、、、
三歳違いは悪くないよ、と言っていました。
その理由は、
- 一緒に頑張ろう!という意識がめっちゃ芽生えて、お互いに頑張れた
- 受験の年度がバラバラになると、受験生中心の我が家は、普段の生活から家族旅行まで、複数年に渡って気を遣わなければいけなくなる
- 上の子が仮に浪人しても、大学受験が何年も続く、とか、下の子と同学年になってしまうなどの不安要素が少ない
なのだそう。
そして息子にあの頃のことを尋ねたら、
自分が、いろんな面で、いちひめちゃんよりちょっと上を行くための目安にはしていたけれど、
実際は、ずっと音楽を聴いて勉強してたから、いちひめちゃんの受験生時代のことは
たいして知らない、別に関心もなかった。
のだそう!(ええーっ?
ただ、一人で勉強する環境だと絶対怠けていたから、リビングで勉強したのはプラスだった。
とのこと。
さすが、下の子。マイペース。
ちなみにですね、、お友達ご家族を見回しますと、何歳違いだろうと、何人兄弟であろうと、一発で成功させるお宅はありましたし、リベンジできっちり東大や国立大学医学部にご兄弟で合格させていくお宅もありまして、、、
結局のところ、、、年齢差は
関係ないみたいです。
今回もお読みくださり、どうもありがとうございました!
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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