二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

開成高校受験データ

にたろう

開成高校というところは、入試に関するデータをあまり開示してくれません。

ワタシがわかる入試に関するデータは、今も当時も、ホームページに記載されることのみ。

こちら

です。 

 

え?これだけ?

 

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志願者数や合格者数

開成高校の高校入試での定員は100人。

高校のホームページで開示されているデータによると、

開成高校公式HPより

      

となっています。

出願者が500人台から600人、合格者が180人~200人、入学者は100人程度

ですね。

 

息子が受験したのは2015年なので、この表から外れてしまいましたが、

こちらの記事の合格発表の日の受験番号を見ますと、

志願者数が650人程度、合格者は200人なので、

今は志願者数が減っていますね。。。

 

関西からの腕試し受験者が減った?

いや、やっぱり、都立高校に流れてるのかな…

 

もしそうなら、地方みたいに優秀者の取り合いになって、開成の東大合格者が減って、日比谷や西の東大合格者数が増えているのかと思いきや…

 

2016年と2020年の、それぞれの東大合格者数を比較しますと、

開成高校は横ばい(170人→181人)

であるのに対し、

日比谷高校+西高校の合計は、85人から58人に減っています。

 

もちろん、年によって

普通に ±10人程度の上下がありますし、

そもそも、中学からの生徒さんの方が多い学校なので、

この数字だけでは単純に比べられませんが、、、

 

要するに、

高校入試の志願者数は減ったけれど、成績上位の層は変わっていない

ということがわかります。

 

日比谷高校が注目されて久しいとはいえ、やっぱり、東京の人からの開成支持は変わっていない表れなのかなぁ。

この辺の感覚は、住んでないとさっぱりわからない…

 

科目別平均点

開成高校の入試は、国語・数学・英語・理科・社会の5科目です。

それぞれの平均点はこちらです。

 

開成高校公式HPより

 

国語・数学・英語は100点満点、理科と社会が50点満点の、計400点満点です。

合格者平均から推測して、6割、つまり240点とれば合格なんじゃないですかね…

(東大と同じだ!)

 

各年共通してみられる傾向としては、合格者平均と全体平均で大きく差がつくのは

国語+数学+英語で30点以上、社会と理科は10点以下。

 

特に、数学と英語の平均点の差が大きいことから、

 

やはり、

高校入試でも、数学と英語を得点源とすることが必要

ということがわかります。

 

と書きつつも、国語も10点近く差がついているので、

中学卒業までの国語力も大切

ということが同時にわかります。

 

はすちゃん的考察

開成高校の入試でも、数学と英語が得点源として必要で、

実は国語力も十分大切だなんてこと、

それまでは、あまりわかっていませんでした。

 

まるで、大学入試の縮図じゃん!

しかも、国語も結構大事だなんて、誰も教えてくれなかったよ!

 

だって、中学までは義務教育だから、科目間に差はあってはいけないのでは?

 

って思っちゃうじゃないですか。

 

実際ですね、 

こういうのって、地方に生きていて、地元の都道府県の簡単な高校入試問題だけ解いて過ごしているとここまではっきりとは、気づきにくいんです。

 

公立高校の入試問題と言えば、都道府県内で共通(だと思う)なので、難しい問題は出ません。

    

ワタシの住む地方では、

その年の中学3年生が受けて、最低ラインで4割取れたらどこかの高校に合格、

上位の高校になると満点近い得点を取る子達が集まるような内容なので(たぶん)、

それ以上の難しい問題に取り組む必要がないんです。

 

15歳の試練、とか言いますけど、公立トップ高へ進学する生徒さんたちからすれば、高校の入試問題は

基礎の基礎、だし、基本をやっていれば普通に得点できる試験

なので。

  

簡単な問題を、満遍なく得点するスキルと、

難しい問題を、6割取るスキルとは

それなりに別の学力を要求されます。

例えとしては、センター試験と前期試験みたいな…

   

ですから、簡単な問題を満遍なく得点するスキルだけを磨いちゃうと、大学受験できつくなっちゃう面はあります。

仮に、☆☆高校入試問題に挑戦!みたいなノリで、ちょこちょこっと難関高校の過去問を解いても、実感もないです。。

 

まぁ、この辺が、地方に住んでいて、同じ地方民(とか、地方出身都会暮らし)の皆さんに、

しょせん君たちは井の中の蛙だよ、都会に行ってごらん、すごいのがごろごろいるよ

と言われ続けないといけない所以だったりするんですけどね。。。

 

冗談じゃなく、ワタクシ自身がこの言葉を直接的間接的に言われたり目にしたりして、それなりに気にもしていました。

(言うのは自由だけど、十分な根拠はあるの?って心の中で言ってみる…)

 

上に書いたように実際そういう面はありますけど、人の育つ過程の中での、

12歳時点、15歳時点、18歳時点、の学力差が一生通用するわけではない

ことを考えると、

ワタシ的には、

 

「地方」をビハインドにしたくないし、

 

たまに、地方から有名私立難関校に進学される人がいることからも、

ぬるま湯の地方育ち、でも、それなりにトップの方にいた息子にとって、

我が子がどのくらい通用するか試させてみたい

 

とは、ちょっと思ってました。

 

結局、得点開示もないので、息子が何点取って合格したのか、何番くらいだったのか、

まったくわかりませんし、

また、進学していないので、地方から開成高校に入ってどの程度通用するのかはわからないのですが…

 

なんと、息子の東大入学後に、同じクラスにいらっしゃることを

発見しました。

同じ県から開成高校を受験して、実際に進学した人を。

 

「普通に賢い」

人だそう。

 

そういう人が(うわさ、とか、伝説、ではなく)リアル身近にいてよかった!

    

当時のワタシは、世間様の「井の中の蛙」論に必要以上に惑わされることなんかなかった。

反省。

(「井の中の蛙」は自分が自分に戒めとして使うべき言葉で、他人様に対して軽々しく使わないようにしましょう)

受験生の君へ

これは、開成高校の募集要項と一緒に入っていたパンフレットです。

「受験生の君へ」。

 

このパンフレットは、開成という学校が、

世間様の描く開成生とは違う、あくまで全人教育を心掛けている学校であることを語っています。

     

人生でたった三年間しかない高校生活を、開成高校で過ごしたらどんな風なのかを期待させてもらえる内容。

受験する前は、正直ちゃんと読んでいませんでした。

 

でも今読み返してよくわかりました。すごくいい!

 

学力の高さだけをいたずらに誇るのではなく、高校生らしい心の成長を促し、見守り、サポートしてくれることを期待させてくれる内容です。

 

世間からは王者とよばれても、謙虚さを忘れず、正しい誇りをもった、いい高校ですね。

           

「受験生の君へ」は、開成高校HPにも載っています

 

現在、東大生の息子、開成だけでなく、名だたる難関校出身のお友達がたくさんいるそうなんですけど、

出身高校によって若干カラーが違うのだそう。

 

開成出身の人はどんな感じ?

 

面白い人が多い

 

だそうです。

なるほど。

 

娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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