ということで、息子は地方から開成高校を受験したわけですが、
一つ問題がありまして…
開成高校はウェブサイトでの合格発表をしていないので、
息子の結果を家族の誰かが見に行かなければいけないんです。
ちなみに2021年2月の高校入試の合格発表はWEBサイトでの発表となっています
入試の時は万難を排して夫がついていってくれましたが、
さすがに、合格発表だけのために、もう一度時間を作ってもらうことはできず。。。
いえ、その前にね、息子は
「できなかったー、落ちたと思う。」
を連呼していて、
家族のだれも、じゃあ自分が合格発表を見に行くよ!と、手を挙げてくれません。
まぁチャレンジ受験だし、不合格でも何ら問題はないです。
(それに、万が一合格しても進学する予定はないし…あー、後ろ向き、あー言い訳…)
それでもね、不合格を確認に行くって、結構つらい役目だよ。
どうする?
誰が行く?
結局代表で行ったのは…
息子の、できてないアピールの空気が蔓延した当時の我が家。
「ねぇ、そんなに自信がないなら、合格発表を見に行かないっていう選択肢もあるんだよ。」
と言ってしまいました。
正直それでもいいかな。
って、ちょっと頭をかすめました。
でも、
開成高校は、合格発表だけでなく、合格通知も送付してもらえません。ですから、発表を見に行かないと、合格だったか不合格だったかも永遠に謎になってしまいます。
すると、息子の力強い言葉が…
「いえ、見てきて欲しいです。やっぱり、結果は知りたい。」
そりゃそうです。
ワタシひどいこといいました。
そうはいっても1年前から準備してきて、わざわざ駿台中学生テストも受けに行き、あの勉強づけの冬休みを過ごして、、、
からの、
緊張度マックスの中の、開成高校受験だったもんね。
決して気軽に受けたわけじゃないです。本気度もマックスでした。
誰かが行くと決まったら、、、話は早い。
合格発表の日は平日ですので、息子本人は休めません。
(ていうか、そのあとに公立高校の試験があるので、まだ高校受験が終わっていない状態)
残りは、
高校が自由登校になり、地元の国立大学医学部に推薦入学が決まっていた娘か、
専業主婦のワタシです。
はい、ワタシが行きます。
ええ、もちろんですよ、お母さんですからね。
合格/不合格を代表で確認する役目、小学校入試でもやったよ。
今回もワタクシが、代表で確認してきますよ。
なんとも辛い役目。。。
合格発表を見に行く
合格発表の日は、2月12日の午後でした。
入試の日は2月10日でしたから、中一日で合格発表という超スピード日程。
せっかく東京に行くんだし、早めに行って、ぶらぶら…
なんて余裕は1ミリもありません
合格発表の時間に合わせて、ぎりぎりの新幹線に乗ろう。
まっすぐ開成高校へ向かおう。
普段なら、新幹線に乗る前に食べ物を買ったりしないワタシが、
この日は、そわそわドキドキを抑えるため、出発駅で簡単なお昼ごはんを買い、新幹線の中でいただきます。
美味しいはずだけど、味がしない…
ワタシが緊張する必要なんて全くないのに、、、
いやー、それにしても荷が重い。
でも行くしかない。
東京駅を降りて、山手線に乗り換え、西日暮里駅を降りました。
恥ずかしながら、ワタシが開成高校の校舎に行くのは初めてです。
普通、受験したい高校の学園祭とか学校説明会などに一度は行くものですが
(事実、東大には、高校時代何度も行っています)
ワタシだけでなく、我が家的にも、息子を連れて行ってませんで、
息子も試験前日に下見に行ったのが初めての開成高校でした。
当時、高校生向けのクイズ番組で、司会の人が「王者開成!王者開成!」と連呼しているのを知っていたので、
親近感や憧れだけはめちゃめちゃ持ってましたけどね。。。
ということで、ワタクシの人生初めての開成高校。
西日暮里の駅を降りますと、すぐに大きな歩道橋がありまして、
その歩道橋の通路に、のぼりやら、パンフレットを配っている人がびっしりといます。
平日の昼間でもこんなににぎやかなんだ~
なんて、事情を全然わかっていないワタシが歩道橋を渡ります。
実は、不合格を覚悟していたので、合格発表の時間をちょっと過ぎた時間に着いたんです。
なんか、発表の瞬間って悲喜こもごもじゃないですか、きっと、どこでも。
あの、いろんな人の気が混ざった空気が苦手で…
(どうしてウェブ発表してくれないの⁉)
とはいえ、ワタクシの他人様からの見た目、おそらく合格発表を見に来た母親の顔つきだったんでしょうね。。。
歩道橋のパンフレット配りの多くの人から、どうぞ~どうぞ~と差し出されます。
ちょっとずつ、そのパンフレットがどんな類かわかってきたものの、、
え、いいんです。それをもらっている余裕はないです。ごめんなさい。もう、発表の時間になっちゃってるので…
合格発表は、高校体育館ピロティ。
つまり、歩道橋をおりた先の門を入ってすぐ右側です。
たくさん人がいます。
あ、あれだ。。。
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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