二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

高校入試

にたろう

15歳の試練。

なんて書くと大袈裟な感じになってしまうほど、今や高校に行かない人の方が少ない時代です。

高校入試を回避するために、中学受験する人もいます。

 

ん? 回避? って表現がおかしいですね。

そんなの、受ける学校次第で、高校入試の方が楽な場合もあるし、中学入試の方が楽な場合もあるし。

 

我が家は地方在住なので、地元で18歳まで育てるなら、

高校受験を経て、トップ公立高校に行くしかないという、

選択肢なしの環境でした。

          

地元に中高一貫校もあり、

また当時、中高一貫ブームもあったので、

いらっしゃいましたよ、国立小学校からそのまま中学に上がるのではなく、地元の中高一貫校を受験して、そちらに進学するお友達も。

 

でも、行かせたい学校ではなかったので、考えてなかったかな。

 

また、ふたりとも性格的にのんびりしているので、

高校入試に照準を合わせて勉強をしていく方が合ってるかな、

と、子どもたちを小さいころから見て、感じてもいました。

 

高校入試の範囲の方が、中学入試の範囲よりはっきりしていて、あきらかに対策しやすいだろうと。

 

と、いうのが我が家の結論でした。

 

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中学受験と高校受験

中学受験して、中高一貫校で6年間を過ごすというのは、

ワタシ的に言わせていただくと、

国立小学校に受験して、小学校中学校の9年間を(ほぼ)約束されるような感じに

ちょっと似ているんじゃないかと感じます。

  

中学受験をするお子さんは、小学校4年生から塾などへ通って対策する、その代わり、高校受験対策を免れ、比較的中学3年間をゆったり過ごし、早め早めから大学受験に備えられる。

 

高校受験をするお子さんは、小学生時代はゆったり、中学生後半を高校受験の対策に使う、さらに息つくことなく、大学受験の対策が始まる。 

  

小4からの中学受験対策は大変ですが、そこまでしてでも入れたい学校が近くにあるなら、我が家も迷わずそうしていたと思います。

   

でも、我が家の近くにそんな学校はなく…

 

また、地方から寮のある県外有名私立中学へ進学されたお子さんも、ほんのわずかですが、いらっしゃったのですが、

我が子を若干13歳中学生で一人で外に出す…そんな勇気も覚悟も、ワタクシにはなく…

 

残るは、地元の公立トップ校に行かせるという選択肢しか残りません。

    

その理由はといいますと、

その公立高校が進学指導重点校かどうかで、大学進学実績が全然違うからです。

      

残念ながら、本当に残念ながらですが、

同じ公立高校といっても、

学校別にカリキュラムが違っていて、受けられる授業のクオリティが下がってしまうことがあります

     

例えば、公立トップ高なら数学Ⅰを高1秋に終わらせるけれど、他の高校だと高1の終わりまでかかる、みたいなスピードだったりしまして、

また、”先生は転勤するんだから指導クオリティは一緒”なんていう人もいらっしゃいましたが、そんなことは全然なくてですね、進路指導のプロみたいな先生が東大京大国医を目指すためにいろんな極意を伝授してくださいまして、、、

つまり、

 

公立高校でも、進学する高校によって、どの大学を狙えるかが変わってくるのです。

    

それがそのまま、毎年の大学進学実績として、数字に表れています。

 

なのに、そういうことは中学では教えてくれませんでした…これってめっちゃ大事な情報ですよ!

ずっと引っかかっていることがありまして…

中学時代にお友達関係でトラブルに巻き込まれたお友達が、学力的にはトップに近いのに、公立トップ高以外の高校へ進学されまして…辛かった気持ちはわかるけれど…進学した高校では、自分だけ出来すぎちゃって、それはそれで不満だったとのこと。

高校が同じといっても学年の人数はずっと多いので距離も取れますし、お互いに成長しますから、高校卒業後の進路のことも考えると、やっぱりトップ高に行けばよかったのでは、と、

実は今でも心の中で思うことがあります(ここで書いている時点で心の中ではなくなっていますが…)

   

そんなわけで、首都圏みたいに、国立も都立も私立もいい高校があって、そのどれかの高校に行ければいい…みたいなのは

全くありません。 

 

ということで、最後は、

この公立トップ高の例年の大学進学実績がどうか

ということになります。

 

子どもたちが小学生の時代から、

その地方にいるメリットデメリットまで考えちゃってたワタクシですが、、、

 

実は、我が子たちが高校受験を視野に入れ始めた頃の、この公立トップ高の大学進学実績は、

ダダ下がり気味でした。

 

地方にも中高一貫ブームがやってきて、

成績のいいお子さんが、公立トップ高へ行かないで、中高一貫を敢えて選ぶ、みたいな空気がちょっとありました。

 

しかも、「もう公立トップ高なんてだめ」とか「これからは中高一貫校の時代」など根拠の薄い、結論も出ない意見をおっしゃるのは、保護者の方が県外出身者とか、首都圏からUターンなさったとか、そういう方が圧倒的に多くてですね…

ウチも県外出身者ですけど

心揺れましたし、一応、検討もしました。

   

とはいえ、結局地方では今も昔も成績のいい子の取り合いで、各高校の大学進学実績が決まるようなところがあるのと、

ブランド力とか、歴史や伝統とかがおそらく卒業して県外に出たときに違ってくるだろうとうっすら思っていました。

(実際のところ、公立トップ高卒業生は首都圏を始め全国に散らばっているので、本当にそうでした)

    

この地で子育てする以上は、

国立小学校→国立中学校→公立トップ高校

でいこう!

 

このような環境と思いの中、結局わが子たちは、選択肢なしの一択になったわけでして、 

狙った公立高校の入試に、絶対落ちない準備を中学3年間かけてやることを念頭に置いて過ごしました。

 

その後、ワタシの住む地方では、10年ほど続いた中高一貫ブームが去り、公立トップ高の時代が戻って来ました。さらに、高校内でも東大合格の実績にこだわる教育内容に変化し、地域全体からの東大合格者も増加しました。

ということで、現在は、公立トップ高校一強の時代になっています

 

我が家の高校受験

そんな事情でしたので、第一志望の公立高校の受験のことだけを考えればいい

  

とシンプルに思っていました。

上の娘が高校受験することになるまでは。

    

ところがこれは、全く想定していなかったんですが、  

中学校の進路指導として、第一志望以外に安全校を必ず受けなさい、となっていまして、

安全校として、市内の私立高校が何校か ”おすすめ” されていました。

 

わかるけど。

おっしゃる通りに受けさせますけど。。。

 

(でも、第一志望の高校に不合格になったとき、正直、安全校には行かせたくない…)

 

ということで、我が家の子たちには、

ちょっと遠いけれど、家から通える県外の私立高校も受けさせました。

偏差値は、第一志望の公立高校よりちょっと高いくらい。

中高一貫校の高校入学枠です。

(例年、同じ中学からもこのような受験を何人かされます)

     

こちらには、おかげさまで、合格しました。

 

そして、

せっかくだから、もう一つ受けよう!

 

と、受けたのが、

開成高校

です。

 

〇〇カイセイ高校とか、カイセイ〇〇高校とかじゃないですよ。

東京の

西日暮里の、あの、

   

開成高校です。

 

(怖いもの知らず)

   

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