我が子達が、子育てを通じてお世話になった先生は、
幼稚園から高校卒業までに、子ども二人で通算
百人以上
です。
高校までは二人が同じ学校でしたので、時間差でもう一度同じ先生にお世話になったこともあります。
お世話になる先生って、
すごく大事ですよ。
(その時は)
大事ですけど、
百人以上の先生方にお世話になったことを考えると、
あまり大きな影響を、お一人の先生から受けることは
なかったです。
っていうか、あえて、そうならないように子育てをしてきたという面もあります。
だってね、やっぱり、子育ては親がメイン。
親の子育て方針ありき、からの、先生の存在じゃないと、
ブレちゃうじゃないですか。
高校の先生
そんな中での高校の先生。
中学までは小規模の学校だったのと対照的に、
高校には、めちゃくちゃたくさんの先生がいらっしゃいます。
そして、保護者と顔を合わせる機会がほとんどない。
入学式の時に、遠巻きに担任の先生のお顔を体育館で拝見し、
春のクラス懇談会で、担任の先生のお話を伺うときにもう一度お顔を拝見。
最後に、夏休み前の三者面談で初めて、お話。
担任の先生のお顔は覚えたけれど、他のクラスの先生は全くわかりません。
おそらく先生の方は、保護者の顔はわからないでしょうね…
学校祭や体育祭の時に、先生がその辺を歩いていらしても、担任の先生以外は、正直
保護者と同化していて、わかりません。
クラスでおそろいのTシャツを、先生も着ていらしたら辛うじてわかるんですけど、
Tシャツを着ないレベルの偉い先生になればなるほど、
見た目は保護者と同じ…
(校長先生ごめんなさい)
先生方は誇りを持って
転任されたばかりの先生が
あれ?ワタクシ調子に乗って、言いたい放題ですね、、、ごめんなさい。
一見、そんな風に見える先生方なのですが、
それはもちろん保護者からの一方的な視線でして。。。
ある年の5月、高校の新聞部の生徒さんたちが作った記事にこんなことが書いてありました。
その記事は、転任されてこられた先生方の紹介で、
今のお気持ち、この高校の感想、抱負…など、
いかにも、いつもありそうな質問が並んでいたんですけど、
その中でお一人、理科の先生だったかな…今の気持ちのところで、
「転任が決まって、やった!と思った。赴任して、この学校から見える景色が美しい。この学校で教えられることを誇りに思う」
と書いていらした先生がいらっしゃいました。
それまで何年かの、同じ時期の記事を見てきて、
ここまで、喜びを前面に出している先生の言葉はなかったので、ちょっとウケました。
日本人ですからね…あからさまに喜びを外に表さないものだと思っていましたが、
高校生の作る新聞に、大人としてそうやって答えちゃう天真爛漫さ!
いい先生かも!
我が子達がこの高校に合格して通えることを喜んでいるのと同様、
先生方も、長年教師をされていて、そのように思ってくださるというのは、
すごく有難いことです。
この先生には、息子が1年生の時だけお世話になったのですが、
予想通りの、いい先生でした。
一念発起→転職して高校の先生に
他にも、教師として以外に、人間的にも素敵な先生がいらっしゃいまして…
その先生は女性の方ですが、教職の単位は取っていたものの、大学卒業後教員になることなく、
アメリカを拠点に、通訳として活躍なさっていらしそう。
ご結婚を機に地元に戻ってこられ、
一念発起して高校の英語の教員採用試験を受けられて高校教師になられた方です。
学年だよりに、お子様がまだ小さくて、学校では教員として120%、家庭ではお母さんとして120%、毎日汗だくで過ごしています、という内容の文章を寄稿なさっていらっしゃいましたが、
いつお見掛けしても、クールで、スタイリッシュな、”できる女子”にしか見えない素敵さ。
別の機会に寄稿されていたものの中に、
自分が高校生の時は、どんなお嫁さんになるのかな、って思っていた。まだ見ぬ将来の自分は、キラキラして希望に満ちていた。
今、当時の自分に声をかけてあげたい。あなたの将来、そんなに悪くないよ、まさか、すぐ前の席の彼と結婚することになるとは思ってなかったけどね、と。
みたいなくだりがありまして、
これを読む高校生本人も、ワタシも、思わず、胸がキュン、みたいなね。。。
高校生と年齢も近い分、人気もあって、人望の厚い方でした。
前任校と比較する先生
娘も息子も、高校1年生の時は、転任されてこられたばかりの先生が担任の先生だったんですが、
どちらの先生も、
ありえない、こんなに自由なのはありえない
を連発なさっていたっけ。
まぁ、そうですよね、
校則なし、スマホ可、お菓子持ってきても可、、、
お化粧している子もいます、髪を染めてる人はいなかったけれど
そういう先生には、生活態度についての比較的厳しいご指導をいただいていたと思います。
こういう先生も必要ですよね。。。
先生のお子様
高校の先生というと、小学校や中学校みたいに3年でどんどん転勤されるわけではなく、
長い先生だと10年以上、同じ学校にいらっしゃる先生も。
で、
そのお子さんも、この高校へ入学されるパターンがそれなりにありまして…
さらに拡げますと、小学校中学校でお世話になった先生のお子様が高校で一緒になることも珍しくなく…
たまたまでしょうけど、東大や国立大学医学部へ進むお子様が
とても多かったです。
保護者としても、先生ご自身のお子様が東大合格されているとなると、いろいろ頼りになるわけで、
ありがたかったです。
灘の名物先生
これは、我が子達が通った高校のことではないのですが、
灘校に、キムタツ先生っていらっしゃいますよね。
木村達也先生。英語の先生です。
たくさん
本を書いていらっしゃいます。
(ウチも買いました。。。)
と思ったら、本の執筆だけでなく、講演会も全国でなさっているんですね。
公立高校の先生は、副業禁止なので、こういうことはないのですが、
お世話になっている先生が、有名な先生なのって、
正直うらやましい。
だって、本のネタが、授業に詰め込まれてるでしょうから…
と、思いきや…
インターエデュによると、キムタツ先生忙しすぎるせいか、そこまで崇拝されているわけでもないような…
灘の生徒さんや保護者さんが辛口なのかな。。。
まぁ、ないものねだりするより、目の前の先生にかわいがっていただくのが一番ですよね。
一期一会ですから。
総じて、干渉してこない先生が多かった
保護者と先生の接点の中心は、
子どもの進路です。
我が子達が通った学校は、中学も高校も、進路について干渉してくる学校ではなかったので、
本当に楽でした。
もちろん、成績的に先生方に干渉されそうなボーダーにいないようにしたというのも事実でしたが、
我が子だけでなく、どの生徒さんに対しても、自主性を重んじようとなさる先生方だったと思います。
生活面でも、
我が子達が外でいろいろやらかすタイプじゃなかったので、
本当に、先生とつっこんだお話をすることが全くなくて、
下手をすると、面談の時だけしか話さない、みたいな先生と親の関係でした。
それでいて、その貴重な面談の時には、
(心の奥底で)
今日は、どんな風に褒めてもらえるかなぁ~、って思うわけです。
やっぱり親なのでね、子育てしかしていない親なので、
先生に褒めて欲しいんです。
だから、
もうこれは戦略以外の何ものでもないんですけど、
我が子を褒めていただいたら、
いえ、どうぞ、ビシビシお願いします。
って答えてました。
もちろんワタシの本音ですし、そういう親も少ないでしょうし、ね。
でも、褒めていただいたのに、そう返す親って、
キビしい親って見られてたかも。めんどくさい親って思われてたかも。
実際ですか?
それで、本当にビシビシされる先生はいませんでした!
(作戦勝ち!)
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください
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