子どもたちが高校生になり、勉強面で一番変わったのは、
試験の数が増え、全ての試験で順位をつけられること
でした。
中学までの試験は、期末テストと、年1回~2回の県内の中学生が一斉に受ける共通試験のみ。
(ゆるい)
成績も、得点の分布グラフだけ示され、正確な順位はでません。
ま、男の子は友達同士でお互いの点数を見せ合うので、誰がどの位置にいるかは知ってたみたいですけどね。。。
高校では、全ての試験で個票をもらい、順位や偏差値が数字で出るので…
親としても意識せざるを得ません。
高校の成績は、順位まででる
中学に比べると、高校はやはり試験の回数が多いです。
普通に、学期初めに課題テスト、各学期には中間~期末テストがあり、実力テストがあり、
そこにちょこちょこっと外部模試も入ってきました。
高1の1年間だけでも、軽く15回近く合ったと思います。
高3になると、さらにプラスして10回近く。
ありえない回数です。
うかうかしてると、すぐ次の試験が来てしまいます。
そして、
その全ての試験で、学年の順位と偏差値が出て、個票をもらいます。
さらに、実力テストや外部模試の成績は、1年生からの成績が全部記入されている表を別にいただきました。
学期ごとにいただく10段階評価の通知表にも、クラス内順位と学年順位が載っています。
(おそろしや)
高校生ともなると、成績って、下がるのは簡単に下がるのに、上げるのってすごく難しいです。
そして、もっと難しいのが、ちょっといい時があったとして、その成績を維持すること。。。
ですから、高校入学直後の我が家の子達にとって、スタートでつまづかないようにすることがとても重要でした。
最初のテストは、入学直後
いちいちびっくりするのも大概にしなきゃいけないんですが、さらにこれもまたびっくりなことに、
入学式の直後に課題テストがありまして…
高校の合格発表後すぐに課題テストの存在と、テスト範囲を知らされたわけですが、
校内順位がつくよー、とも、それが一学期の成績に反映されるよー、などとは、一言も書いてありません。
ただ、テストするから、勉強しておいてね~
というライトな感じ。
でもま、そこはね、上の子が経験済みでしたし、上の子の時もお友達のママから伺って知っていたので、
頑張って勉強させました。
科目は、英数国。
卒業後の春休みといえば、宿題なしの希望に満ち満ちた日々のはずなんですけど、
息子よ、ごめんね~。
もういきなり高校0年生になっちゃってるみたいよ。
この最初の試験、後でいろんなお話をきくと、
結構ショックな試験として有名なのだそうです。
そうはいっても、地元の各中学のトップ層だけを集めた集団。
みなさん、自分が一番だ、と思ってそれまで育ってきているはずだし、実際地域で一番だったでしょうし、
それは、保護者の方の思いもそうでしょう。
なのに、高校で受ける最初のテストで、一番から〇百番までの順位がついちゃうんです。
いや別にね、このテストは、真面目に勉強さえすれば点数のとれる内容ですから、最初がどうだったから、この先どうなる、なんてこと、全然言えないですよ。
でも、この最初の成績が良かったら弾みがつくし、
逆に思ったより良くなかったら、あるいは全然準備しないで受けて、成績が悪かったらへこみます
よね。。。
「勉強やってない」「全然解けなかった~」
これもよく聞く話ですが、
試験前に友達同士でする会話。
「全然勉強してない」
そして、試験後に友達同士でする会話が、
「できなかった~、いろんな意味で終わった~」
だそう。
たぶんこれらは、高校生の皆さんにとって、
「こんにちは~」とか「じゃあまた明日ね、バイバイ!」
くらいの挨拶程度の意味しかないと思うのですが、
言葉どおりに受け取ると、そうは、とれませんよね~。
「同級生も、先輩も、みんながみんなそう言うからな~」
って言ってました。
まぁ、我が子達も御多分に漏れず、「やってない」人になってましたけどね。
(そういうところは、すぐ染まる)
親に成績を見せない
我が子達が通った高校は、保護者がクラスに集まって担任の先生のお話を伺う機会は、年に一度しかなかったんですけど、
教室に入ると、いくつかの資料が既に机に並べてありまして、
必ずあるのが、担任の先生手作りのプリント(クラスの様子)・ベネッセなどの保護者向けパンフレット、そして、年間行事予定表でした。
行事予定表は、生徒は既にもらっています。
にも拘わらず、改めて保護者に直接配られるのは、”おそらくお子さんが自分で持っていて、家の人に渡していないでしょ”という先生の配慮…
そうですね、お便り系、上の娘はもらったらすぐ出して見せてくれていましたが、
息子は1週間まとめて、とか、そもそも見せてもらっていないものもあり、、、
あー、他人様のお宅もそうなのね、と、ちょっと安心材料。
じゃなくて!ちゃんとさっさと見せてよ! ← これは最後まで思い通りにいきませんでした、ワタシの負け
お便りもさることながら…
高2と高3の保護者会で、先生方が真っ先におっしゃっていらしたのは
「皆さまのお子さんは、成績を見せてくれてますか?」
でした。
それに対し、多くのお母さまが首を横に振っていらっしゃいました。
そうなんです。
子どもが成績を見せなくなる。
ここをワタシは、かなり気にかけていまして、
親は自分の成績をいつも気にかけている
ということをアピールしないといけないんです。
それはつまり、学校の行事予定を把握し、試験の日程を把握し、子どもが勉強しやすい環境を作り、
答案が返される頃にも声をかけ…
成績が返される頃にも声をかけ…
成績をファイルにしまい…
は、割ときちんとやっていました。
(そんなことしなくてもちゃんとできるお子さんならいいですよ、でもウチはそうじゃなかったので…)
今思えば、それが、ワタシにとっての、母親としての仕事の一つでした。
そこまで言えば、出してくれていたので…
あとは、カリキュラムに乗っかるだけ
地方公立トップ校というのは、高校3年間で学力をつけて、それなりの大学進学実績を出すことが大目標です。
その辺は先生もよくわかっていらっしゃるので、信じて、高校のカリキュラム通りに勉強をさせました。
ひと昔前は、先生は教えたいことを教え、生徒は自分で勉強、学校の授業は大学受験と直結していない、なんて時代もあったそうで、
その記憶のある保護者の方や外部の大人の方の
”あの学校は昔から勉強を教えてくれない高校だ”
などという意見を見聞きしましたが、
それは全くなかったです。
教育にも、大学受験にも、進路指導にも、
手厚い学校でした。
私立高校みたいな、おしゃれなキャッチフレーズはもちろんありませんでしたが、
いいんです。
大学進学実績の数字だけで。
面倒見のよくない学校でいいんです。
面倒は親が見るべきものなので。
複数の大人が違うことを言い出したら、本人も混乱するでしょうから。
学校のことは信じるけれど、あてにはしない。
学校を信じ、子どもを信じ、進学させた高校なので、あとはここで頑張るだけです。
息子よ、一緒に頑張ろう。
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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