いつも、当ブログをお読みくださり、ありがとうございます。
おかげさまで、いちひめブログの方では、いちひめが、地元の国立大学附属小学校へ入学しました。
(以下、国立小学校と書かせていただきます。)
ということで、今回は、我が子の子育てを通じて得た、小学校の成績と、高校進学~大学進学との関係について考えてみました。
この記事は、当ブログを立ち上げた当初より書きたかったテーマでして、その理由は、
当時のワタシがすごく知りたかった、しかし誰も知らない、教えてくれないことだったからなんです。
我が子達は、地元の国立大学附属中学校の出身でして、
(以下、国立中学校と書かせていただきます。)
この国立中学校から約40~60人の生徒さんが毎年、地元の公立トップ高に進学します。
この人数は、他の公立中学からの進学してくる数と比べて圧倒的に多く、国立中学校の優位性を物語っています。
どうして、国立中学校が優位なのかといえば、それはまぎれもなく、
その合格者のほとんどが、公立小学校から受験して国立中学校へ進学してきた生徒さんたちだからです。
国立中学校から公立トップ校への合格者の、国立小学校出身者と、公立小学校出身者の割合は 1:4 くらい。
ですから、我が子達、国立小学校出身者は、少数派グループの一人です。
各小学校のトップ層が公立トップ高へ進学した
もちろん、公立トップ高校での成績上位者が、必ずしも国立中学校から進学した人だけで占められていたわけではありませんが、
人数的には圧倒的に多く、東大・国立大学医学部合格者の中の 8割くらいが、国立中学校出身者でした。
また、我が子の関係した学年の前後を見ても、ほとんどの学年で、この高校の1番は国立中学校出身者でした。
ただ、それを国立小学校までさかのぼると、東大・国立大学医学部へ進学した国立小出身者は5名くらい。
公立小学校から国立中学校から進学してきた人たちは、もともとその小学校のトップ層だったわけですから優秀なのは当然ですが、
高校で再び一緒になる、この人たちの通った公立小学校の校区から入学してきた公立中出身者と合わせても、
結局、同じ(公立国立問わず)小学校出身者の東大・国立大学医学部への進学者は、多いところで5名くらいでして、
国立小学校の学力の優位性はほとんどなかったことがわかりました。
当時、こういうデータは全くなくてですね…
なんとなく、国立小学校はお受験して入る、教育意識高い系の家庭が多そうなので、もしかしたら賢い子の集まりなのかも…
と、当時、ちょっぴり恐れをなしながら我が子を小学校へ入学させたのですが、、、
大学進学だけでみると、一般の公立小学校の割合と、ほぼ変わらなかったようです。
(あくまでも、我が子の育った地域での結果です)
ただ、別の地域の、国立附属高校のある国立小学校に苦労して入っても、学力が足りなくて国立高校に上がれず、地元の公立高校へ進学したという話は、時々きく話しでして、
どうしてそんなことが起こるのか不思議に思っていましたが、
小学校~中学校までの9年間、ユルく生きてしまったら、地方といえども、公立トップ高へ進学できない人がいることを目の当たりにしまして、
国立と公立の違いはあれど、似たような状況が起こってしまうのだと納得したことがあります。
国立小学校から国立中学校へは、基本的に入学試験で落とされることはありません。
それに対して、公立小学校から国立中学校へは、各小学校のトップ層が受験してくる、普通に難しい、いわゆる中学受験。
(注 試験問題は同じですが、最低点が違うと思われます)
しかも、中学に合格しても、また3年後に高校受験があることを承知の上で受けてくる層ですから、地域の中でも覚悟した人だけの集まりです。
(地域には、中高一貫校もあります)
そんな環境なので、国立中学の生徒はそれなりに賢いけれど、その中の、国立小学校から上がってきた子はいろいろ、でした。
中学の指導が国立と公立では明らかに違う
我が家の子どもたちは、娘も息子も ”ゆとり教育” 最後の方の育ちで、
また、国立中学校というところは、いわゆる高校入試の勉強はしてくれなかったので、
それに乗っかって、学校の勉強しかやらなかったら、たぶんアウトでした。
でも、そんなこと、どなたも明確に教えてくれないんですよね…
それに対し、公立中学の先生は、中1の時から発破をかけてくるのだそうでして…
この成績では…、この科目を◇◇点まで上げないと…、通知表の点数が…、と。
口を酸っぱくして言われるのだそう。
それはそれで、プレッシャーだと思いますよ、それはそれでね。
でも、その話を聞いたとき、
え?国立中学校ではそんなの全く言われないよ、どこでも言われないのかと思ってた、どうしてそんなに違うの⁉って、
ちょっと驚いてしまいました。
さすがに、国立中学からどこにも進学できないというような人が出ないよう、どこかの高校へ進学できる道筋は用意してくれましたが、
どこに行くのがいいか とか、そのための細かい進路指導などはありませんでした。
受験校の選定も、姉弟の年で若干指導内容に差はあったものの、基本的には自由に選ぶ。公立高校1校、私立1校。
高校入試対策は、塾へ行くなど、各自の対策が必要でした。
進路のことを学校からは言われなかったけれど、少なくとも親は意識はしておかないと後で困ります、よね…
高校でさらにびっくりする
そして、進学した公立高校ですが…
これがさらにびっくりで、
1年生で入学した時から、3年後の大学受験についての話や、進路の希望調査など、事細かくされまして…
また、
勉強しなさいと、初めて学校の先生に言われ、
本人もワタシも、驚いてしまいました。
公立と国立って、こんなに違うの⁉どういう指導の違いなの?
勉強しなさいと言わない学校、勉強しなさいと言う学校、
どっちもどっちですよ、特に子どもが小さい頃は。
でも、高校に入って、大学入試まで時間がないという認識を持たせてもらい、勉強しなさいと言ってくれたので、大変ありがたかったです。
今思えば、特に、上の子のときは、ワタシの子育ての見通しはせいぜい中学卒業までで、そこから先は闇の中を歩いているような感覚でした。
高校の先生方に発破をかけられたのは、子どもだけじゃなくて、まちがいなく親もでした。
結局は毎日続けることが大切
小学校で5番以内といえば、2クラスなら クラスの2~3 番以内、5クラスあったら、クラスの1番であるということ。
当時、もちろんこんなデータは持っていませんでしたから、明確な数値目標を持って子育てをしていたわけではありません。
ただ、
一度差をつけられると、ひっくり返すのは大変だろうな、という漠然とした思いで、
我が子達が小学生の時から、先を先をと、急がせてしまったのは否めません。
その結果
娘の方は、先手を打ち続けても伸びなくなる時期が来て、それと対峙しつつなんとか乗り切る高校時代が待っていて、
息子の方は、先手を打ち続けて、中学・高校と一度もビハインドになることなく東大に行った感じです。
ワタシの子どもへ熱意や、初めての子と二人目の子の違いや、子どもたちの個人差や、、、いろんな違いがありますし、
実際、お友だちの皆さんをみても、いろんな道をたどっていた、ということしか言えません。
ただ、わかったことは、
我が子がお世話になった高校は、小学校からそれなりに意識を高く持って、高校受験を突破してきたお子さんの集まりだったんだ
ということと
子どもが育つ過程で、それぞれの時代を丁寧に過ごすこと・それを続けることが、結局大切なことだったんだ
ということです。
ここまではっきり言えるのは、大学入試が終わってからだったわけですけどね…
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。 どうぞ いちひめ もご覧ください。

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