頭の良くなるレシピ、頭の良くなる食材、頭の良くなる栄養素…
頭って、何を食べたら良くなるんでしょうね?
DHAからのサバ缶、カルシウムからのしらずご飯、玉ねぎの記憶力向上、、、 オメガ3、 納豆も、、、
あれ?それって中性脂肪に効くんじゃ?、こっちは、免疫力アップじゃ、
頭が良くなるというより、健康的に生活するヒントでは?
結局、一日30品目で、総括できるんじゃないの?
と懐疑的になりながらも、ついつい惹かれちゃいます。
料理研究家の方のコラムで
ワタシが、その方のコラムを拝見したのは、娘が中学に上がるか上がらないかの頃。
教育系のパンフレットに載っていた見開き2ページのコラムでした。
内容は、料理研究家であるその方が、お子様との食を通じての親子関係の日常を綴られていて、
お仕事で忙しいけれど、家族の食事を工夫して作ったこと、その後お子さんが東大に合格されたことなどが書いてあったと思います。
そして、大学生になられた息子さんとのエピソードとして、
”現在東大生の息子は夕食を外で食べて帰ることも増えたけれど、
『今晩のメニューなに?』
『ハンバーグだよ』
『じゃあ帰ります』
といった具合に、お母様の作るお料理が息子さんを家に早く帰らせている、これからも息子さんが喜ぶご飯を作っていきたい。 ”
といった内容もありました。
それを読んだ当時のワタクシ、息子さんの頑張りを、肩をはらず、でもしっかり後押しされている、この方のことがとても素敵に見えちゃいまして…
子どもが大学生になったら、こんな素敵な親子関係になることをちょっと夢見ちゃいました。
一方、実際のワタシ。
毎日のお料理作りを楽しむ余裕など全くなく、
買い物 → 作る → 食べさせる → 買い物 → …
を、その場しのぎで繰り返していて、
作る楽しみを持つ余裕はあまりなかったです。。。
調べてみたら
上述の料理研究家の方のお話に戻ります。
お名前を全く覚えていないのですが、おそらく、
渡辺あきこさん
という方。
きょうの料理にも登場される方です。このコラムが先なのか、本が先なのかわからないのですが、
「渡辺あきこの東大合格ごはん」
という本を出していらっしゃいまして、
お子様は、公立中学校 → 都立高校 を経て、 2007年に東大に合格されたそうです。
渡辺さんの考え方として、東大に合格するためのメニューがあったかと考えると、そんな特別なものはなかった、
だから、普段食べていたものを紹介するといった内容の本を作ることにした、のだそう。
実はこの本のことを当時のワタシは全く知らなかったため、内容について語ることができないのですが、
本の口コミによると、レシピは普通、どちらかというと時間のないお母さまが手軽に時短で作れる定番レシピが多いのだそう。
それは逆に、東大合格に向けての特別なメニューは必要ないということを、いつものメニューをたくさん紹介することで語っていらっしゃるのでしょう。
渡辺さんによると、子どもに食事を作るうえで最も重要なのは、
何を食べさせればよいか、ではなく、家で安心して食べられるか
ということらしいです。
これも素敵な言葉です。
こういうお母さん、憧れますねぇ~
帰りたくなる家
子どもにとって、帰りたくなる家って大切ですよね。
よく、胃袋をつかめば家族は家に帰ってくる、といいますが、
息子が高校生にもなると、胃袋をつかんでおくことの重要性がわかってきました。
息子は週に2回、夜は駿台に行っており、また、娘も大学の用事などで夜いないこともあって、
家族全員が夕食で揃うのは、週に3日あればいい方、でした。
バラバラの時間に食べる夕食でも美味しいメニューとなると、それなりに限られますし、
それでも、あれを食べたいから帰ろう!って思ってもらえるものがあれば…
しかも持続可能で、自分は何をしてあげられるかと考えた結果、
毎日、パンを焼くこと
を日課にすることに。
パンは、お菓子と違って、その日の気温や湿度によって、発酵や焼き上げの温度や時間が変わってきます。
それはつまり、材料がきちんと量られていても同じものを作ることは難しい = 毎日違うものができてよい
↓
時間や温度、量が少々違っていても、パン自体は何かしら焼ける
ということでして、
これが、ズボラな 適当な ワタシの性格に合っていたのもあります。
ということで、
娘が赤ちゃん時代に買ったホームベーカリーを引っ張り出して、
”こねるだけ”はこれに任せ、
空いた時間を見計らって、フランスパンもどきを焼いていました。
毎日2本焼いて、1本は夜食やおやつに、もう1本が翌朝の朝食に。
この、フランスパンもどき、材料は、強力粉とお塩とお水のみ。
毎日作るなら、安上がりじゃないとね。。。
毎日作るなら、飽きない味じゃないとね。。。
ということでこれに落ちつきまして、
たまには、ハムやチーズを巻き込んでも美味しくてですね…
これが、息子の胃袋をつかんでいたかどうかは微妙ですが、焼き立てパンはそれなりに美味しいので、
よかったことにしよう。
お弁当に…
もう一つ、パン作りにつながったきっかけがありまして、
それが、お弁当の作り甲斐のなさ
でした。
お母さんといえば、毎日のお弁当作り。
我が子は、幼稚園が週2回、小学校が週1回、中学からは毎日がお弁当でした。
男の子で中学生~高校生というと、ご飯は一合食べるよ!とか、とにかく量が多くないと!という話ばかり聞きますが、
息子は食が細く、ご飯少なめ、
そして、
おかず入れ二つのうちの一つは果物を入れてほしいというほど果物好きでして…
(そんなんじゃ大きくなれないよ。)というワタシの心配を全無視のリクエストでしたが、
ワタシも折れて旬の果物を入れ続けました。
果物って、高いの知ってる?
一方、ご飯は、梅干しを混ぜ込んだご飯がいいと。
えー⁉毎日これがいいの⁉
作り甲斐ないなぁ。。。
特に高校三年間は、固定の梅ごはん、おかずにちょっとしたバリエーションをつけるのと、旬の果物が入るだけの
本当に変わり映えのしないお弁当を作り続けてしまいました。
決まったものを作るのは楽といえば楽だけど、作り甲斐がないですよ、全く。
全く、、、
なんですけど…
高2の学祭の時に展示された、息子の書道の作品がこれでして…
まじか…。
これは、ウケ狙いの言葉を自分で考えて書きましょう、というテーマで書いたそうですが、、、
毎日、嬉しいことがあって、よかったね。
ということにしておこう。
はい、これからも果物たくさん入れましょう(ちょろいワタシ)。
ちょっと脱線しちゃうんですけど、このお弁当作りをきっかけに取り入れたワザがありまして、
それが、卵焼きを作る時の、卵の白身を切るワザ。
テーブルナイフやペティナイフで切るように混ぜると、簡単・スピーディ、そして何よりきれいに白身と黄身が混ざります。
専用の器具もあるみたいですが、ナイフで十分。もうこれを知ってしまうと(お行儀的にはNGかもしれませんが)この方法以外で混ぜることなど不可能です。
子どもたちが小さいときは、はりきってケーキを焼いたり、凝ったお料理も作ったんですけどね~、
腕はともかく、食材にはこだわったんだけどなー。
ちゃんと気持ちを入れて、子どもが小さいときから食育をやっていたかというと、なかなかね~。
それでもいいんですよね?毎日つつがなく、いつもの食事を作る、を淡々と続ければいいんですよね?
息子の高校時代にせっせとやった、パン作り。
その後は、
時々作って東京に送ってあげたい、
愛情たっぷりのお母さんを演出する道具にしよう!と目論んでいたのですが、、、
徐々にパンを焼く日が減ってきて…パンを焼いて送る!なんて素敵なことは結局できておらず。。。
やれるときにやっておいて、よかったかもしれません。
娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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