二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

東大キャンパスツアーへ行く

にたろう

我が子達が通った高校には、

 

東大キャンパスツアー

    

という、学校主催かつ、母校の卒業生の皆さまがツアコンとなって、本郷キャンパス・駒場キャンパスを案内してくれるイベントが、毎年秋にあります。

 

息子も参加させていただきました。

 

このイベント、いろいろ美味しいことがありまして…

  • 交通費が三分の一以下
  • 高校の先生が帯同して下さる
  • 東京に着いたら、東大生もずっと帯同
  • 本郷キャンパスと駒場キャンパスの両方を案内してもらえる
  • 母校→東大卒業生のありがたい講演会つき
  • 受験相談にものってもらえる
  • 先輩方が超親切
  • 駒場祭開催中なので、もしかしたら何かおごってもらえる

いやぁ、もう、交通費が三分の一以下っていうだけで、ワタシ的には”いってらっしゃい”なわけですが、

(残りは学校後援会が出してくれるそうです、ありがたい)

その上、友達と行く楽しい遠足状態ですし、同じ高校の先輩というだけで東大生さんに親切にしてもらえるし、

メリット無限大、デメリットゼロのイベントです。

 

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どうも東大だけらしい

我が子の通った高校からは、東大だけでなく、京大やその他の旧帝、国医や一橋、東工大とか、早慶とか、、それなりに進学する人がいるのですが、

このような、学校が後援するキャンパスツアーは東大だけ。

 

もっとほかの大学でも、こういう企画をどんどんやったらいいのにね。

 

ま、とりあえず、東大キャンパスツアー、いってらっしゃい。

 

盛りだくさんの内容

時期はちょうど駒場祭が開催されている頃です。

東大に進学した、主に1、2年生が かき集められ 主体となって行われます。当日は、もっと上の学年の先輩も来られます。

 

まずは、東大キャンパスツアーのしおりが、事前に配布されます。

なんだか、「遠足はもう始まっています」の気分ですね。

先輩方の自己紹介~東大生の生活~合格体験記など、何ページにもわたっていて、もりだくさんの内容。

中には、娘のお友達だったり、小学校から知っている先輩だったりが登場している場合もあるので、ワタシが読んでも一層 楽しめます 親しみがわきます。

 

当日も、その先輩方がわざわざ集まってくださって、東京駅でお出迎え。

何十人もの高校生の団体が、電車や地下鉄で移動します。一人もはぐれることなく移動できること自体が先輩方のおかげ。

 

まず、本郷キャンパス方面へ。

母校→東大を卒業された大先輩の講演会もなかなかです。

毎年講師の方は違うんですが、東大教授をされている方、大学時代に起業された社長さんなど、バラエティに富んでいて、

高校生からみると、同郷の、同じ学び舎で学んだ先輩の活躍ぶりを自分の将来と重ねたりして、衝撃を受けるとともに良い刺激をいただきます。

 

そのあとは、本郷キャンパス内を案内していただき、有名な赤門や安田講堂の前でパチリ。

次に、食堂でお昼ごはん(今はピカピカに新しくなって、さらにモチベーションアップだそうです)。

 

食の細い息子は、友達にならって、ラーメン大盛りを頼んだら、ちょっときつかった、と言ってました。

それも経験!

 

午後は駒場キャンパスへ移動して、駒場祭を楽しみます。

自由に行動してもいいし、先輩にごちそうしてもらってもいいし、高校時代の勉強法を伝授してもらうのもありです。

 

日が暮れるまで駒場にいて、帰途につきます。

 

井の頭線がとても混むので、歩いて渋谷まで行ったこともあったそう。

最後は新幹線の改札までついてきてくださった先輩方とお別れ。

 

東大が初めての人もいるし、東京がほぼ初めての人もいるし、いえ、仮に東大が初めてじゃなくても、こういう形での東大訪問は初めてですから、楽しくないわけがないですよね。 

 

本当にいい企画です。

 

結局息子は、高1と高2の両方、このツアーに参加しました。

1年目は同じ部活の(とはいえ面識のない)東大生の先輩に、高校時代の生活や勉強方法・東大生の生活を詳しく教えてもらったと言っていましたし、

2年目は、一緒に参加した同級生と駒場祭を楽しんだ、と言ってました。

 

このツアーに参加することで、高校内のあの先輩・あの友達も東大志望なんだ、というのがわかって連帯感がわいたとも言ってました。

 

東大生の先輩方は、きらきら輝いていた、また、駒場祭ではしゃいでいる東大生の皆さんは、決して陰キャでも堅物でもなく、とてもフレンドリーだったと。

 

そうですよね~。長いトンネルを抜けて、新しいステージに行った人たちって、高校生からみると、憧れですよね~。

 

という話を子どもからきいて、ワタシが一番すごいと思ったのは、

行きの新幹線の改札から、帰りの新幹線の改札まで、きちんと引率してくださったこと。

もちろん高校の先生もいらっしゃいますよ、でも、年齢のほとんど変わらない大学生が主体で計画をして、引率し、誰一人はぐれずに、見送りまでしていただいたことに、超感謝。

  

どうもありがとうございました。

 

今度は息子たちが招く番に

その後、おかげさまで、東大に入学した息子。

一番最初に誘ってもらうLINEグループは、母校→東大の人たちのグループです。

おぉーっ、かつて、東大キャンパスツアーでお世話になった先輩方がこのグループにいる!

 

このグループがそのまま、東大キャンパスツアーの実働部隊になるわけですが、

その前に、新歓もしていただきましたし、個人的にもいろいろと教えていただいたようでして、、、

どこまでも先輩はありがたい存在。

 

1年生の秋は、東大キャンパスツアーのお手伝いで、

”とにかく当日来てくれればいいから”

の軽めの役。

当時の高校2年生は、息子の学年の2学年下ですから、顔見知りの生徒さんもいます。

「牛串をごちそうしたら喜んでくれた」って言ってたっけ。

(駒場祭・五月祭の牛串は、何軒も出ているのですが、ワタシがいただいたのはどれも美味しかったです、お値段もそこそこ高いですけ…)

 

そして、2年生の秋は、息子たちの学年が主体でして、しおり作成、講演会に来ていただく講師の選定・お願い、当日の案内まで、かなり忙しそうでした。

 

講師の方も、別につてがあるわけでもなんでもなくて、自分たちでネットで探して、お願いに行ったと言ってました。

世の中、頑張っている先輩ってたくさんいらっしゃるものなんですね~。

母校の後輩というだけで、とても親切に、協力的に対応をしてくださったと感動していましたし、当日も、高校生向けにわかりやすくとても面白い話をしてくださったのだそうです。

感謝です。

   

この時期ワタシも東京にいたのですが、

直前も夜遅くまで打ち合わせをしていましたし、

しおりはワタシが読んでも 楽しい ためになる 内容でした。

もっとびっくりしたのは、高校生の人数分の地下鉄や電車の切符まで事前に準備していた点でしょうか。。

へぇ~、そこまでするんだ~

 

実際、電車に全員乗ったかどうのチェックなんて、学校の先生じゃないし、やったことないわけで、

まぁ、高校生もそのくらいはわかっいて、間違えずに行動できるわけですが

いろいろ気を遣ったと言ってました。

 

当日は、積極的に高校生に話しかけ、盛り上げ、おごって、

引率の、高校当時お世話になった先生ともたくさん話をして、楽しかったそう。

 

実はこの企画、参加自由の任意の東大生が関わっているのですが、ほとんどの人がこれに何らかの形で関わるのだそうです。

金額的にも一番メリットがあるのが参加する高校生で、大学生は、ほぼボランティア。

     

それでも、

普段全然協力的じゃないアイツも、ちゃんと来て高校生の相談相手になってたよ、と言ってました。

恩返しだから、と。

泣けるわねぇ。

 

高校生の感想

企画側になると、参加者からの感想が集められて送られてきます。

なるほどね、学校側もこの感想をチェックして、次回も予算を組んでくれるわけね…

責任重大じゃん、感想の良しあしが今後に影響するとしたら…、、、

 

なんていうのは杞憂で、

すごく良かったという感想ばかりだったそう。

東大のキャンパスのすごさもそうですし、銀杏並木も、講演会も、駒場祭もそうなんですが、

先輩方がとてもフレンドリーに話しかけてきてくれて相談しやすかった、イメージが変わった、東大を目指したい

という意見が一番多かったそうです。

 

主に使った参考書や問題集が学校で買ったものと知り、

それなら自分もできる!今日から生活変えます!と宣言していた高校生もいたとか。

     

高校生ってかわいい 高校生って純粋!それに、先輩に優しい!

 

息子にとっても、参加する側・迎える側の双方の立場で関わることができ、とても得るものが大きいイベントでした。

母校の制服を着ている後輩の姿が、ほんの数年前の自分と重なったそうです。

 

あなたも、恩返しができて良かったね。

 

 

娘の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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