センター試験で受験した理科社会科目は、物理・化学と地理でした。
学校のカリキュラムでは…
高1で、生物基礎・物理基礎、世界史
高2から、化学基礎~化学、物理、地理(or 日本史)…
大学受験に使わない科目をいろいろ学ぶのは 不本意ですが 回り道ですが 高校だから仕方ないとして、
理科と社会の科目に関しては、学校のカリキュラムに沿ってすすめるしかありません。
っていうか、そこは腹をくくって、学校の勉強だけをしっかりやってもらいました。
高2終了までに英数国を仕上げる
仕上げるめやすとして目標設定したのが、 高2が終わるまでに、数学は数3までを、国語は古典を終わらせる。
数値目標としては、センター英語9割と、駿台模試偏差値平均70でした。
英語
英語は完全に学校と駿台任せだったのですが、このダブルスクールで勉強させました。
模試の結果表の見方としてよく言われることですが、点数や偏差値だけでなく、ジャンル別の成績に注目すると、どこが弱いかが見えてきます。
弱いところがわかってきてはいたのですけどね…放置してました。。。
その結果、
息子の場合は文法が弱めなのを、長文読解やリスニング、英作文でカバーしていて、それが高3になるとさらに顕著になってしまいました。
高3の夏になっても、長文読解の演習をしてたからなぁ。
息子の場合の高3時代は、得意なものを伸ばす学習スタイルだったので、
(そんな大事なことに、高3になってから気づきました)
弱点補強をするなら、高2までにやるのが肝要、でした。ほんとはね。
国語
国語は、高2までの駿台模試および、高3の駿台全国模試の偏差値はだいたい70くらいで、
正直、
これってこのままいけるんじゃ?
ってちょっと思ってしまっていました。
でも、高3の東大実戦・東大オープンにおいては受験者のちょうど半分あたり、偏差値50周辺をうろうろ。
いやぁ実際、東大受験者って、理系の人も国語がよくできるんですね…
古文・漢文と論説文は割合と良く得点できていて、小説文に弱かったので、本人もそこは気にしていて、学校から小説を借りてよんだりもしていたのですが、
冠模試では小説文がないのに、現代文(=論説文)で得点できなくて、あららら、って感じです。
ただ、センター試験の小説文では効果があったので、プラスにはなりました。
やはり現代文は点が読めなかったですね。
ほぼほぼ高2までに古文漢文を仕上げたのが、強みになったと思います。
国語は結局塾のお世話になることはありませんでしたが、塾の国語受講は理系の人には実はおすすめなのだそうです。
理由は、大学受験の国語は論理的に解くことができるから。
3科目の中で一番弱いところだったので、受けていたら一番点数が上がっていたかも。
数学
国語を受講していたら、と、書いた舌の先が乾かぬうちに、
思い出しました。
やはり、国語を受講する時間はなかった。
というのも、
息子は、高2で数学ばかりやっていたんです。
時間があれば、数学。
塾利用を2科目にしぼるなら、英語は外せないので、英語と数学。
やっぱり、この選択肢以外にありませんでした。
学校のカリキュラムでは、高2の終わりまでに、数3が終わります。
数学は駿台で1年先行していたので、数学の授業そのものは復習のような形に。
並行して、システム数学実戦編 という問題集をやっていました。
かなり濃い内容です。
そして、駿台では高3数学。
駿台の高3数学は、完全に演習スタイルなので、大学入試問題をどんどん解かされます。
当時のクラスリーダーの先生(医学生のアルバイトの方)がとても熱心な方で、
毎回の演習の添削の返却時に、クラス内の得点分布や平均点、本人の位置をグラフや表にして配ってくださいました。
おかげで、本人は解きっぱなし間違えっぱなしにせず、
親としても、息子の立ち位置がよくわかって大変助かりました。
高3英語や高3化学ではそんなのなかったので、あれは、あのクラスリーダーさん独自の工夫だったのかな。ありがたかったです。
さらに、家では数学オリンピックの勉強です。
ダブルスクールに加え、数オリの勉強。
って書くと大変そうですが、数学は好きだったので、苦ではなかったようです。
ダブルスクールの功罪
このように学校と駿台は別のことをやらされるので、量が多いです。
そして、
学校のテスト期間でも、駿台の授業はある。
駿台はお休みしても後日ビデオで受講ができるので、無理に行かなくてもいいシステムだったのですが、
基本的には学校のテスト期間中も、駿台には休まないで通っていました。
ここは意外と大変な点で、、でもそのくらい、高2までは学校と駿台を同じ重みで考えていました。
地方なのでね…
そんなに高校数が多くないですし、試験期間も重なったりすると、高2までは受講人数が数人になる日もあったそうで。
後日のビデオ受講のために、教室の後ろで授業を録画しているのですが、
先生によっては、オフレコで楽しいお話をして下さったり、学校のテスト対策の質問を受けつけてもらえることもあったそう。
高3になると、受講人数もぐんと増えてそういうこともなくなっていきましたし、
そもそも重み的に、自分の勉強の流れが停まると判断したら休む選択をするようになっていったので、
最後まであまり負担なく通うことができました。
そんな感じでウチは通わせてもらったのですが、
高校からよく言われていたことがあって、それは…
塾は学校の授業の補強ではないから、学校の授業について行けない人は、塾を利用しないこと
というものでした。
鉄緑会レベルになると塾最優先、学校は後回しの人もいるし、理3をめざすなら塾を辞める選択肢はないかと思いますが、
地方には、そこまでの塾はありませんし、理3志望でもないので、
学校優先です。
だからこそ、我が子達地方民はトップ高に入っておく必要がありました。
トップ高にはそれなりのノウハウと先生がいらっしゃいますので。
塾なしでも
なんだか、完全に塾ありきみたいになっちゃってますが、
実際は、塾に一切通わないで東大に現役合格された先輩や同級生もいらして、
地方の高校は、塾なしでも東大へ行けるカリキュラムと先生がいらして、
おそらくある程度のスペック以上の生徒さんなら
地方からでも、塾なしでも東大合格できるはずです。
実際、各県のトップ高の生徒さんがお住まいのそばすべてに、駿台のような塾があるわけではありませんし、
東大入試問題もダブルスクールがマストな問題ではありません。
なんですが、、、
塾というところは一度行きはじめると辞められないもので、
しかもある程度カリキュラムに乗っかって時間が動いていくので、
一度入ると、辞める時は合格したときか、どうしてもついていけないときになってしまいます。
我が子は中学卒業までは完全に塾なしだったので、信頼のおける塾じゃなければ通わなくていいかな、と思っていましたし、
塾に通う ≠ 成績が上がる ことも理解していたつもりですが、
それでも、例えばある程度結果がでていた英語を、高3で辞められたかといえば、No です。
判断は難しいですが、高3になるときに科目数を増やさない、のが精いっぱいでした。
季節講習を受けない選択をすると、どうして受けないんですか的なアプローチがあったこともありました、
けれど、
それが営業なのか、本人の為を思ってなのかは、結局最後までよく分からなかったなぁ。
決めるのは、本人と、親です。
そこはもう、ブレないようにしました。
ということで、当初掲げた数値目標に対して、実際は、
センター英語 | 英語 | 英語リスニング |
高1同日 | 151 | 44 |
高2同日 | 194 | 44 |
高2駿台模試 第1回~第3回の総合偏差値平均 | 73.1 (第3回は76.1) |
でした。
次につながった!
娘の成長の記録は、時計回りで綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。
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