【地方から東大へ】二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

模試の信頼度 ー高3編ー

子育て

息子が通った高校で受けた模試は、おそらく、多くの地方公立トップ校が受ける量とさほど変わらないと思います。

受験を義務づけられた外部模試を、高校1年から高校3年まで全部並べると…

高校1年
7月進研模試
9月駿台模試
1月進研模試
1月駿台模試
高校2年
7月進研模試
9月駿台模試
11月進研模試
1月進研模試
1月駿台模試
高校3年
5月第1回全統マーク模試
5月第1回全統記述模試
7月第1回東大即応オープン
8月第2回全統マーク模試
8月第1回駿台東大実戦模試
8月第2回全統記述模試
10月第3回全統マーク模試
10月第3回全統記述模試
11月第2回東大即応オープン
11月第2回東大実戦模試
12月全統センタープレテスト
12月駿台センタープレテスト

 

多すぎるし、目がチカチカして、見る気になりませんね。

 

これ以外に、任意で受けたのが、

高1センター同日
高2センター同日、高2駿台マーク
高3第1回~第3回駿台全国模試

高3の駿台全国模試は、友だちが受けるから、とか、ちょうど試験がない時期だから、と本人が自ら受けることを決めました。

 

これまでの記事で、高3で受けた模試の信頼度については何度か触れてきました。

高2までの信頼度は低いとよく言われますが、それでも、模試を受ける以上何らかの指針として先に進むしかありません。

ということで、息子が高校で受けた模試の信頼度について、何回かに分けてまとめたいと思います。

 

第一回の今日は、高3。

これまでのまとめも込みで、受験者数・判定・試験内容・総合 に分けて、信頼度を考えてみました。

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高3模試の信頼度

マーク模試

得点順位/東大理一志望者東大理一判定英語受験者数
第1回全統マーク750530/2185C246,984
第2回全統マーク794312/2753B412,897
第3回全統マーク767266/2322B309,873
全統センタープレ791244/2230B341,081
駿台センタープレ794172/2102 A129,490
センター試験825546,712
センターリサーチ(河合塾)660/3237B439,770
データネット(駿台)755/3508B460,129

センター試験志願者数

実際のセンター試験受験者数と比べても遜色ないのが、全統マーク模試

5回の模試の中で全体も、東大理一志望者も一番受験者の多いのが夏休みに受けた第2回全統マーク模試でした。

 

難関校の人たちは、これらのマーク模試を高3のうちに1~2回受けるパターンが多いとききますが、、、

7月に第1回東大即応オープンがあるので、それとドッキング判定が出ることも関係しているのでしょう。

それが受験者の数字にも表れていますね。

 

受験者数判定試験内容総合
全統マーク模試★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
駿台マーク模試★★★☆☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆

*模試の難しさは、〔易〕大学入試センター試験 < 全統マーク模試 < 駿台マーク模試 〔難〕 かな…

*特に第2回全統マーク模試は受験者数が多いので信頼度が高い

はすちゃん独自の見解です

センター試験は得点調整もあり、毎年同じような分布になるので、受験生側の立場では、マーク模試は点数にこだわることが肝要 ではないかと思います。

息子のマーク模試については こちら をご覧ください。

 

東大実戦模試・東大即応オープン

得点偏差値順位/東大理一志望者判定
第1回東大即応オープン 186 57.0901/4268B
第1回東大実戦16654.71433/5075C
第2回東大即応オープン21859.9564/4062A
第2回東大実戦22963.6344/4754A
東大前期試験282定員:1,108人
志願者数:2,992人
受験者数:2,750人

東京大学 入学者数・志願者数

科類によってばらつきがあるのですが、

模試の段階で250点以上、あるいは偏差値65~を取っている人は100位以内ですから、

点数だけを気にしていればいいと思いますが、

      

我が子のように、C判定スタートの場合は、順位を気にした方がわかりやすいと思います。

息子の東大模試については こちら をご覧ください

    

受験者数判定試験内容 総合
東大即応オープン ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
東大実戦模試 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★

はすちゃん独自の見解です

 

その他の模試

高3生で、東大を受験予定の人が東大の冠模試を受けないという選択肢はないのですが、例えば、

高2生までの人で、冠模試を受けるほどではないが、力試しで高3生が受ける模試を受けるとしたら、どの程度目安になるかも考えてみたいと思います。

    

全統記述模試

高3生・高卒生が受ける全統記述模試は、志望大学によって点数換算が違い、偏差値で順位や判定が出ます。

偏差値順位/東大理一志望者判定 英語受験者数
第1回全統記述模試61.8146/1,922B178,626
第2回全統記述模試63.2397/2,703A301,016
第3回全統記述模試63.1 104/2,354 A304,166

我が子は、学校の方針で全統マーク&記述を全て受験 させられた したので、全てドッキング判定が出るのですが、特に、第3回はセンターリサーチとのドッキング判定も出ました。

第2回は8月、第3回は10月ですから、冠模試と比較的近い時期です。

センター試験の受験者数が50万人余りなのに対して、第2回・第3回の全統記述模試は30万人もの人が受けているという意味で、

全統マーク模試と合わせて受験すると、判定の信頼度も上がります。

     

駿台全国模試

得点(800点満点)偏差値順位/東大理一志望者判定 英語受験者数
第1回駿台全国模試54471.1136/2910A32,600
第2回駿台全国模試50767.5187/2243A27,421
第3回駿台全国模試53967.794/1076A16,696

第2回は9月、第3回は12月でした。

こちらも、第2回とデータネットでドッキング判定をしてくれるはずなのですが、任意受験だったのでうまくリンクされてなかったのかな、、、

ドッキング判定されてませんでした。

 

全統記述模試も駿台全国模試も、モチベーション維持のために受けたようなもので、正直受けなくてもよかったと思っているのですが、

地方公立高校にとって、高3で全統マーク&全統記述模試を受験するのはデフォルトになっているレベルのようなので、受けざるを得ない試験みたいですね。

判定は…あてにできないですね、冠模試で現実を知ってしまうと、特に…

 

でも、例えばこれらを高2生で受けて、判定B以上を出せば、モチベーションも上がり、高3からの仕上げがものすごくうまくいくと思うので、おススメです。

 

息子が高2の時、東大実戦を受けるか? という迷いはあったのですが、そこまで準備ができていませんでしたので、

下手に受けさせてもなぁ、という気持ちがあり、

結局受けませんでした。

    

が、

 

(高3生向け)全統記述模試・駿台全国模試の方は、高2までに受けさせても良かったかな、と、今になって思います。

   

受験者数判定試験内容
全統記述模試 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆
駿台全国模試 ★★☆☆☆ ★★★☆☆ ★★★★☆

*旧帝向けには個別の冠模試があります。試験の難易度は高いので国立医学部志望の人にもおススメです。

はすちゃん独自の見解です

 

どこかで追いつく必要がある

高3生になって、これほどまで多くの模試を受けることに疑義を唱える人も多いかと思います。

ワタシも、ちょっとそう思っています。

ただ、難関校の生徒さんで例えば鉄緑会に通っている場合、それはそれは過酷な校内模試を高2までに相当受けています。

それを経験しているから、高3の夏の冠模試でA判定が出せるわけで。

それをやっていない地方公立高校の生徒さん達は、どこかで追いつかなければいけません。

 

難関校の中高一貫生は、高2終了時点でまだ、少なくとも半年分は先を行っています。

それはつまり、夏の冠模試でA判定をとっている ≒ 夏に入試があっても合格する ということ。

 

でも入試は1年後ですから、追いつくチャンスはあります。

中学までの先取りなし&高校入学からスタートする人たちは、ここを意識することが、中高一貫生に追いつくカギになるでしょう。

 

それがたぶん、高3でこの量の模試を受けることなのだと思います。

と、同時に、高3にこれだけの模試を受けながら学力も同時に上げていくために、

高2までの2年間の基礎力のつけ方がカギになるのは明らかです。

 

まとめ

これらのことをまとめると、

 

高3で必ず受けるべき模試は…

冠模試のある大学なら、

  • 第2回全統マーク模試
  • 冠模試×2回ずつ

 できれば、12月の全統センタープレも。

その他の冠模試のない大学なら、

  • 第2回・第3回全統マーク模試と全統記述模試をセットで受験
  • 12月全統センタープレ

余力があれば、駿台全国模試

ですね。

 

次回は、高2までの模試の信頼性について、書きたいと思います。

今回もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

娘の成長の記録は、時計回りに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください。

 

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