高3の模試の成績は、こちら(マーク) とか こちら(冠模試) の通りだったんですが、
今回は、校内の成績はどうだったの?
というお話。
石井大地さんの本
まだ、我が家の子が受験そのものと無縁だったころ。2005年に出た本があります。
石井大地さん著 世界一わかりやすい東大受験完全攻略法
- 序章 戦略がゆとりを生み出す
- 第1章 受験の特効薬!科目別学習効率化計画(英語;数学;国語 ほか)
- 第2章 究極の合格戦略立案マニュアル(目標;学習法;やる気)
- 第3章 ムダのない一日の生活を考えよう(スケジュール;起床;登校 ほか)
- 付録 参考書レビュー
という本です。市場には中古品しかないみたいですが。
石井さんが、開成高校卒業、東大理三合格後の1年生の時に書いた本です。
石井さんははその後、東大医学部医学科に進学されましたが、医師になることなく、文学部に転部され、小説家の道に進んでいらっしゃいます。
この本、かつては我が家の本棚にあったのですが、今はないので、記憶だけに頼った書き方になってしまいますが、
要するに、
- 大学入試の勉強は独自の方法で行う
- (学校の授業も成績も気にしない)
というコンセプトがメインにあったと思います。
現役の東大生が東大受験攻略本を書いたという意味では、かなり最初の方だと思うのですが、なかなかインパクトのある本でした。
そこに書いてあったんです。
センター試験の勉強は12月。
古典と社会も12月にやる、だからそれまでの模試のそれらの成績が悪くても気にしない。
と。
石井さんには東大法学部へ進学されたお姉さんがいらっしゃって、おそらくいろいろな面で東大受験ノウハウを、既に持っていた可能性が高いですが、
高校生がそこまで割り切って勉強できるものなのか、と考えると、
この方の真似は難しいですね。。。
インパクトはあったけれど。
にたろう的学校の成績
またまた前置きが長くなりました。
我が子達には、石井さんのような、エネルギーをためてためて機を見計らって、どかんっと出すような爆発力はなかったのですが、
学校の成績だけで見るとちょっと似ていて、
特に、定期テストの順位は、高3になってからはダダ下がり、でも気にしない派でした。
息子曰く
学校の定期テストとは、つまり、試験範囲が決まっているテストで、その分勉強の仕方が違う
とのこと。
具体的には、数学の定期テストとは、
指定の問題と解答をきちんと勉強しておいた人が、50分の試験時間において、いかに脳内の解答を問題に合わせて正確に解答用紙に書くかのテスト
であって、
その場で考えて解答を導く試験ではない、明らかに問題数が多すぎる
のだそうで。
定期テスト向けの勉強は、もう自分には合わない
と言い出したのです。
指定の問題と解答をきちんと勉強しておいた人が、50分の試験時間において、いかに脳内の解答を問題に合わせて正確に解答用紙に書くかのテスト
とは、まさに娘がやっていた勉強方法で、それで国医に進学しているわけですから、全く間違っているとはいえないと思うのですが、
そんなの勉強じゃないでしょ、とでも言わんばかりの息子の言い分。
なるほどねー
そうでしたか。わかりました。
息子は、このことを高2の後半から徐々に言い始め、それでも、学期末につけられる成績では、10段階評価の満点をとる努力をしていたのですが、、、
高3に入ってからは、やめてしまいました。
もう、クラス内の順位にこだわっていても仕方ないし、
評定もほぼ決まりで、推薦入試にチャレンジするわけでもないので、
シンプルに、模試や実力テストで思った通りの成績を出すことに注力しよう。
そりゃ、そうだよね。
そんないきさつで、高3では、(国語科目や英語科目は定期テストが既に実力テスト的な様相になっていたのもあり、)彼が定期テスト向けに勉強していたのは理科科目と地理だけでした。
ちなみに、石井さん風に言うと、
理系で古典を12月まで後回しにするのは誰にでもできる技じゃない、できるかぎり、高2終了までに済ませておくべき。
というのが、我が家的見解です。
娘の成長の記録は、時計どおりに綴っています。どうぞ いちひめ もご覧ください
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