センター試験続きで、息子のセンター試験対策をざっと書きますと、
高1・高2は、駿台で同じ試験を時間差で受けることができたので、それを受けさせました。
いわゆる、センター同日、というもの。
といっても、高1は英数国のみ、高2は英数国理、でした。
これは、高校のカリキュラムに沿って、それぞれ加減されたらいいと思うのですが、理科科目や社会科目は 無駄に 関係ないものも受験しないといけなかったので、まだ習っていない範囲もあって、無理に受けても意味がないっていうか。。。
しかも本人、高2までのは全然真剣度が足りてなくて、数学1Aを受けないといけないのに、間違えて数学1を受けてて途中で気づいた、とか、もう一問あるのに気がつかないで謎の余裕で時間内で解いたと思いまるまる20点分落とした、とか。それも経験ですけどね。
経験といえば、数学の解答の仕方。
ちょっと特殊なんです。慣れが必要です。
やはり、ひと通り高3になる前にこれらの失敗や経験をしておいた方がいいです。
そして、高3。
高3のマーク模試はガチです。高卒生と一緒に受ける試験は、真剣度の違いが数字に出てきます。
順位や判定はそんなに気にしなくていいけれど、一番大切なのは素点。
高3春から全部で4回受けるんですが、スタートは700点くらい。
これを1回に30点ずつアップさせていくという計画です。
実際は、一次直線右肩上がり、ではありませんでしたけどね。
これでいくと、本番は850点のはずなんだが…
実際、マーク模試よりも本番の方が易しいです。
駿台マークは、河合塾のマークより、難しいです。
息子は、高2終了時点で英数国の基礎はほぼ仕上げていたので、といっても国語は仕上がったというより、もう飽和しちゃってた感じですけど、この3科目でとにかく大きな失点をしないというのが目標でした。
理科の2科目は高3で仕上げるとして、
問題は地理。。。
センター地理
理系なので、社会を1科目受けないといけない。
有名私立高校だと、理系は倫理政経をとる人が多いですよね。
息子の高校では、理系は日本史か地理しか選択ができない。
その2択のなかで、我が家族のこれまで流れに乗るなら、間違いなく日本史だったんですよ。
というのは、実家の父からプレゼントで、小さいころから「マンガ日本の歴史」「マンガ世界の歴史」…を読ませていて、
そうです。こういう時に少しでもプラスになるかもよ、という、下心ありありで読ませてました。娘はそこに乗っかり、日本史選択で、安定的に得点できていましたし。
で、肝心の息子はというと、地理も日本史も
「別にどっちも」。
そうかぁ。
確かに、センター試験の社会って教科書の隅をつついてつついて出してくるような問題なんです。
だから、子ども時代に日本の歴史読んでたからって、毛嫌いせずに勉強できるというだけで、(覚える量は多いので)大きなアドバンテージにならないのも事実でした。
もちろん、教養としては必要な内容ですけどね。
で、どうしたの?
社会の選択は高1秋にするんですが、どうやって決めたかというと、、
「じゃあ、センターの過去問を日本史と地理とやって、点数のよかった方にしよう」。
できるできない、でいえば、どっちもできないのは当たり前。でも感触がわかるかなって思ったんです。
ということで、高1の9月ころにやらせたら、どちらも50点台。誤差だけど地理の方がいい。
息子曰く、
「地理の方が、考える問題があって、楽しかった」と。
確かに、地形や気候は、理科と通じるものがあるもんね。
ということで、地理にしたんですけど、
結局は、国名も首都の名前からして嫌いでね。。。
スタディサプリ、ってご存じでしょうか?
月1,000円足らずで、動画見放題の。
あれを、高3秋にセンター地理だけやりました。すごいボリュームですよ。よくできたシステムだと思います。
センター地理も、なるべく科学的に説明してくれてた。内容も悪くない。
有名講師さんらしく、話術も巧みで興味深い内容でした。
息子の本番のセンターの地理は70点台。
全然勉強をやる気のないセンター地理対策を、なんとか、大けがをせずに乗り切ることができたのは、スタディサプリのおかげだと思っています。
これは蛇足ですが、息子の高校では、2年生以上は「文/理と社会/理科の選択」でクラス分けされていました。理系・物化・地理の選択者が一番多いのですが、ということはそこを選択すると、仲のいい友達と同じクラスになれる、というのも彼にとってはメリットの一つでした。
高校生でも、やっぱりクラスメイトって大切なので。
センター地理に関しては、結果論ですが(成功ではないけれど)、大失敗しなくて、よかったとしましょう。
センター現代文
さて、息子にとってセンターのもうひとつの曲者といえば、現代文です。
だって、配点が一問8点ですよ!
絶対おかしいでしょ!
仮に5問間違えたら40点ですよ!40点違ったら、下手をすると人生変わります。
他の科目の配点が2点が中心なのに、、、、
、、、
林修先生など、問題文を読まなくても選択肢だけ読めば正解がわかるってよく言われますけどね、その域には達してなかったなぁ。
誰でも30年分くらいやるとわかるようになるらしいですよ。
でも、それもおかしいですよね。
数学や理科で、問題文なくして正答を得られたら、それは問題じゃない!
だからかな、国語にこれ以上時間をかけたくない、って感じだったな。
そんなわけで、現代文はセンターも前期試験も、ほぼ無勉強。
でもね、文系も合わせて校内では国語はトップ10には入ってました。1番だったことも。
え、なんで?
国語の力は小学校につけたと思う
思い当たることといえば、小学校卒業まで、ものすごくたくさん本を読んでいたことかなぁ。といっても、児童書が中心です。
手あたり次第借りて読む、でした。
毎週図書館に連れて行っていて、一人で借りられる限度いっぱいの本を借りていました。
ラノベに近いようなのもたくさんあって、それどうよ?って思わず言っちゃったこともあったけれど、それも言うべきじゃなかったかな、、、
今でも彼が話題にするのは、若草物語。
大好きなんですって。
東大の教養の科目でも翻訳系の科目を選択して、最後のレポートは、若草物語で書いたっていってました。
ん?姉妹の話だよね?
でも、あの雰囲気、人間関係、それぞれの思いが好きらしいです。
そういえば、小学校2年生のとき、家で国語の宿題をしていて、急に泣き出したことがありました。
国語の問題文が、弟が欲しがるものを、お姉さんが自分の分を我慢してあげるストーリーで、息子の琴線に触れちゃったんですね、問いに答えるどころではなくなったことがありました。
かわいそう、かわいそう、といって、泣いていました…
読書で疑似体験をたくさんしていたのは間違いないと思います。
週末は、親子で図書館。
いいですよ。
あ、また反れてしまってごめんなさい。
要するに、現代文の素養は小学校卒業までに作っておくとあとが楽ですよ、って話ですね。
理系だから、なおさら大切だったな、って思います。
現役は秋から伸びる
さて、戻りましょう、高3のセンター対策。
一般的には、11月の冠模試が終わったら、記述の勉強は後回しにして、センター対策です。
高校の予定表も、教科別にがっちがちにセンター演習が組まれていて、床から平積みして軽く膝より上にいくくらいの量のセンター向けの問題をやらせてくれてました。
現役は、秋から伸びる。
これ、息子に関しては本当でした。
全体的にいうと、夏までの基礎の勉強、夏休みからの勉強が秋に結果として出る、年内までの勉強の結果が本番に出るっていう感じ。
センターだけじゃなくて、むしろ記述がそうでした。
よく、「受験勉強は結果が数字として表れるまでに3か月かかる」、と言われますが、そのまま体現してました。
過去問もセンターが終わってから始めるっていうのも、よくききます。
息子も、早くに過去問やるのはもったいない、といって、センター後に過去問をやってました。
基礎ができていれば、それで、間に合うんですね。
基礎って大事。
基礎?
息子にとっての基礎が何だったかもいずれ改めて振り返りたいと思います。
娘の成長の記録は、時計どおりに綴っています。 どうぞ いちひめ もご覧ください
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