今回は、ワタシはうまくやれなくて残念だったけれど、後で知ったこと、こうすればよかった、な内容です。
どうぞおつきあいください。
子育てって、渦中にいるときは
「こんなに成長してくれてありがとう!」という気持ちと
「自分が今この子にしてあげられることは何か、そして、それはできているか?」という気持ち、
それから「まいっか」。
これらが混ざっています。
また、
「今だけ限定」「今が旬」でやっておいた方がいいことはないのか?
終わってから、あーーー、あのときに…でも過ぎちゃった…みたいなことがなるべくないようにって思いながら子どもと過ごしたわけですけど…
完全に知らないまま過ぎて、完全に反省事項としてワタシの中にあるのが
子どもたちの身長が低め
だということ。
っていきなり書いちゃうと、そんなに低いの?と思われてしまいそうですが、
そこまで低いわけではないです。
でも、二人とも平均より低いのは事実です。
あーこんな記事書いちゃったら、本人たちどう思うかな…特に男の子である息子の方とか…ということで、今回も、いちひめブログながらにたろうもよく登場することをお許しください。
身長は遺伝?
子どもの身長がどのくらいになるか、というのは遺伝要素がかかわっているそうです。
まぁ、それはそうでしょうね。
ワタシの周りでも、ご両親の背が高ければ、お子さんは普通に背が高いです。
「ねぇ、お宅のお子さまは普段何を食べてるの?」
とざっくばらんに訊いちゃったママ友数人によると
トマト と答えたママ
ごはん(お米) と答えたママ
お菓子 と答えたママ
いや別にそんなに食べないよ と答えたママ
……
身長がぐんぐん伸びるお子さんなんだから、その理由を考えなくてもいい子育てをみなさんなさってました。
結局そこか…。
ちなみに、私の身長は平均以上、夫は平均くらい、遺伝的には平均に届くはずなんだけどなぁ…
「クラスの背の順」では、二人とも常に前の方でした。
適度な睡眠
成長ホルモンは夜出るから、夜はきちんと睡眠をとること、ってよくいいますよね。
この点については、二人とも満点をあげたいほどよく寝ていました。
お昼寝も、夜も。
ここは問題ないな。
運動と身長
運動は、、といいますと、
娘も息子も短距離走は速い方です。
二人とも、リレーのクラス代表に選ばれるくらいには速かったです。
身長の伸びって、小学校では大きくて中学以降伸びが止まって追い越されていく人と、年齢が上がるに伴って右肩上がりに伸びる人がいますよね。
我が子たちは小さいときから小さくて、でも走るのは速いので、身長はあとから伸びていくのかな…って思ってたんですよね…
運動系の習い事は、二人とも空手と水泳を幼稚園のときから始めまして、それぞれを5~6年間・10年間ほど続けました。
今思うと、この辺にも落とし穴があったかなぁ。
ワタシ自身が身長が一番伸びたのは中学生のときで、中学時代にやっていた部活がバスケでした。
短距離はもともと速い方、当時のバスケ部ですから…筋トレなんてたいしてしません。毎日ほぼほぼ走らされていまして、小学校のときは苦手だった長距離走も、中学では校内では上位入賞するようになりました。
一方の夫の方はといいますと、同じく部活でバスケをやっていましたが、短距離は速い・長距離はてんでだめ、と言っていました。
子どもたちは夫のタイプで、確かに長距離は本当に嫌そうだったなぁ。。。
そのような様子なので、端的に言えば、
そう。走ってないんです。走った距離が圧倒的に少ないです。
これは関係あるかも???
実は、通った中学には空手部はありませんでしたので、外部の空手教室での練習を優先させ、二人とも中学の部活はゆる~い文化系の部に入っていました。
じゃあ、中学の部活で走る部活に入っておけばよかいのか…というとそれも微妙です。
バスケ部に入っても伸びるお子さんは伸びるし、伸びないお子さんもいらっしゃいましたのでねぇ。。。
当時二人とも空手ではまぁまぁいい成績を出して全国へも行ったこともあったので、、
あのときに、空手をやめて中学の運動系部活に完全転換することはできなかったなぁ…
本人たちも、他に”これをやりたい”がなかったし…
この辺、はすちゃん的に子どもまかせにしちゃっていました。
勉強面では、歩くべき道筋がある程度見えていたので道を敷いちゃいましたが、
背を伸ばすという課題にはあまり手を打てませんでした。
いずれ…そのうち…自然に…親を超えるだろう
なんて未来はなかった。
食べる量
食事内容や食べる量は、背を伸ばすだけでなく、成長面で大変重要でしょう。
これも教えられなくてもわかるレベルですが…
うちの子たちはそろいもそろって、食べない子でした。
しかも、生まれた直後から、でしたね。
とにかくよく寝る子たちで、赤ちゃんって3時間おきに目を覚まして泣き出すはずなのに、生後1か月で夜は普通に5~7時間空くような子たちでした。
あのとき、栄養指導の先生に「夜中に起こしてでも飲ませなさい」って言われたんですけどね…
かわいそうだし、ワタシも楽だし、できませんでした。
あのときに、もっと飲ませるべきだったかな…
ここも超反省点です。
そして、大きくなっても食が細くてですね…
育ち盛りの男の子って、一度の食事で1合のご飯を食べるってきいて、ぎょ。
にたろうは、ご飯茶碗に軽く1杯で、それ以上盛ると不機嫌になる人でして、さすがに無理強いはできません。
このころたまたま耳にしたのが、スポーツのプロを目指す人は身長が必要、そのためには食べないといけない、という話でした。
プロテニスプレイヤーの錦織選手が中学で渡米したときにテニスクラブから身長が低いことを問題視され、いやでいやで仕方なかったけれどとにかく食べさせられた、と。
公式発表では現在178㎝だそうです
ワタシ「ねぇ、もうちょっと食べたら?」
息子にやんわり伝えたつもりですけど、やんわり言ってもダメよね…
健診でも成長曲線の下ぎりぎり
時代が前後します。
二人とも小さいときからそんな様子で、心配しながらも見守るしかしなかったワタシが、
見守るしかないよなぁ、と決めてしまった出来事はこれです。
それは、3歳児検診で息子が低身長で引っかかったときのこと。
かかりつけの小児科の先生より紹介していただいて、市中病院の子どもの成長外来を訪ねることに。
そこでやったのは、血液検査と手の骨のX線撮影でした。結果は
- 血液検査による成長ホルモンの量は普通。ただし、成長ホルモンは夜の睡眠時によく出るので、ちゃんと調べたいなら入院が必要
- 手の骨は年齢とともに増えていく。それによると実年齢は3歳だが、骨の成長年齢的には2歳。身長も2歳として正常の範囲なので特に異常ではない。発達の早い遅いは個人差なので特に問題はない
でした。
なぁんだ、じゃあ、時期が来れば成長するんだね!
元気なんだから、いいか!
この判断にエンドレスで頼ってしまったのです。
身長が伸びなくなるのはいつ?
さて、ここからは医学的なことになります。といいましてもあくまでもWEBサイトに書いてある一般的な内容になることをお許しください。
娘が医学生時代、肘の関節の骨がすり減って痛いときの対応について教えてくれたことがあります。
「一般的に小学生はまだ骨端線が閉じてないから、人工骨は入れられないんだよね」
ん?こったんせん?
でまぁ、骨端線をググりますよね…
えーーーーっ⁉あっちにもこっちにも、こんなにたくさん書いてあるじゃん!
骨は、通常そのままの形で大きくなるのではなくて、骨の端にある軟骨の部分で伸びて、それが骨に置き変わることで大きくなります。骨はX線撮影で白い影として写りますが、軟骨部分は写らず黒い線状に見えます(図1)。このことを、骨端線が開いていると表現し、子どもの骨X線像の特徴です。最終的には、骨端線の両側の骨が癒合し骨端線がみえなくなりますが、これを骨端線が閉鎖すると表現します。骨端線の閉鎖は、骨の成熟がおとなのレベルに達し身長の伸びが止まることを意味します。すなわち、おとなでは骨端線は閉じており、もう成長することはありません。骨端線閉鎖のメカニズムは、まだ完全に理解されていませんが、女性ホルモンが重要であると考えられています。…
ワタシ「じゃあ、背が伸びるサプリとかあるけど、骨端線が閉じたらどんなにのんでも関係ないってこと?」
娘「まぁ、一応そうだね」
ワタシ「ママ友で、息子は大学生になっても伸びてるっていう人がいるけど、それはそのお子さんの骨端線がまだ閉じてないってこと?」
娘「調べればわかると思うよ。X線でわかるよ。」
骨端線が閉じているかどうかってそんなに簡単に調べられるんだ…嗚呼…
骨端線が閉じる前に、適度な睡眠・適切な食事と・成長を促す運動をやれば、適正な身長を得ることはできたはずなんだ…嗚呼…
ちなみに、我が子たちは推定中学生までで骨端線が閉じたようなんですが、
伸びるお子さんは高校生になってもぐんぐん伸びてました。
いいな、まだ骨端線が閉じてなかったのね
サプリは効くの?
背を伸ばすサプリって、世の中にいろいろありますよね。
ママ友にもうかがうと、実際伸びたよ、そのサプリがどれだけ影響しているかはわからないけど…という方はいらっしゃいました。
ウチも、息子が高校生になって、そういうのを飲んでみようかな、というので、のんだんですけど…
伸びませんでした。
ママ友にお勧めされたのをいくつか試しましたが、やっぱ、サプリなんて効かないんじゃーん、って偏見の目を持って終了。
「高校生になっても伸びるよ」の言葉を意味もなく信じていたなぁ…
そうか、骨端線が閉じてたからか…
(どうして、サプリの広告には骨端線のことをちらっとでも書いてくれないの?)
はすちゃん、カッコ書きなのに太字にしちゃってるよ。落ち着いて!
背が伸びるとうたったサプリ、今やたくさんありますね。
「方向性は悪くないけれど、時期が違った」「量も違った」。
ワタシ的には、そんな存在です。
開成高校受験のときに
というわけで、身長の順では常にクラスの前の方で育った我が子たちでしたが、ちょっとだけ興味深い現象を”観察”したことがあります。
ワタクシが、息子の開成高校の合格発表を見に行ったときのこと。
平日のお昼でしたが、合格発表を見に来ているのは、保護者の方たちばかりではなく受験生ご本人たちもたくさんいらっしゃいました。直後に筑駒の試験が控えているので、この時期は連続して学校をお休みしているのかな…
特に、早稲アカ軍団は何十人も集って合格を祝いあっていました。
ん?
なんだか背の低いお子さん多くない?
背の高いお子さんもいらっしゃいますけどね。。。少数
これ、たまたま?
帰宅後、息子にそう伝えたところ、
「いや、ボクもそう思ったんだよね、受験会場に集まった人たちは結構同じくらいの身長の人が多く、なんならボクより低い人もたくさんいて、いつもと違う景色だった。」
と。
そして、東大入学後にもう一度尋ねたら、
「東大生は、開成受験のときほどじゃないけれど、身長の低い人率は、高校までより高い」
のだそうです。
もし、無理やり共通点を見つけるとしたら…しかるべき時期に走ってないかも
二人とも数値的には低いですが、ぐんぐん伸びた時期はあります。
あのときに、もっと食べさせて、走らせて、サプリも投入していたら、、、
もっと伸びていたかも。。。
知らなかったなぁ…
まぁ、虫歯ゼロも偶然観たテレビ番組のおかげだったしなぁ…
今思えば、親が節目節目で”まいっか”と判断したことは、”まいっか”な未来が普通にやってきました。。。
歯切れ悪いですが、今回はこれでおしまい。
背が伸びる(かもしれない)サプリの選び方についての記事も、どうぞご覧ください(こちら)
ウチはこんな結果でしたが、現在子育て真っ最中の方には、参考にしていただけたら幸いです。
息子の成長の記録は時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧下さい
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