やっておいてよかったこと、の中には、
早々と向いていないことを見つけるという、ちょっと後ろ向きな意味合いも含まれていまして…
今回は、そんなお話。
ピアノ・スイミング・植物・虫・ペット…
最初に、、習いごとと生き物を並列に書いてしまうざっくりさをお許しください。
どれも、全然関わらないで大きくなるのはNGであろうとワタクシが判断して経験させたものです。
ピアノ
賢い子=ピアノが上手い ?? みたいな都市伝説がありますよね。
正直、ちょっとこの都市伝説を意識して、娘にも習わせました。幼稚園の年少さんからです。
ずばり、左右両方の手を使うことが脳の発達にいいであろう、また小さい時から音楽に触れることを当時めちゃめちゃ重要視していまして、絶対ピアノを習わせたいと、娘が生まれた時から思っていました。
まずは、娘と一緒に、ヤマハ音楽教室の体験レッスンへ。
ヤマハの幼児向け音楽教室は、ピアノではなくエレクトーン。
いや、ピアノを習わせたいんだよなぁ…
無料体験といっても、特別なメニューではなく、レギュラーのレッスンに一参加させてもらうパターン。
たまたまかもしれないんですけど、娘は今一つノリが悪くって。。
一緒に行った幼稚園のお友達はめちゃくちゃ楽しそうだったので、教室の雰囲気が悪かったなどという理由ではありません。
あれ?っと思いつつ、ヤマハをあきらめ、個人の先生を探すことに。
どうしてもピアノを習わせたくて、全然めげてないワタシ
次は、知り合いの方に超おすすめされた先生宅へ。
ピアノは指だけ使うんじゃないの、肘を使ってもいいわよ~
という個性的な考え方の先生でした(こちら)
ジャズピアノ的な考え方であり、
ピアノを一生楽しむ・ピアノが癒しになることを目標にされていました。
最初はそれも面白いかも、って思っていたんですけど、、、
う~ん、でもそれって、基礎があっての肘じゃない?
って、だんだん思うようになりました。
もちろんコンクールにも出ません。
そういうビジョンをお持ちの先生だということに、入会してから気づきまして…
練習は、していかなくても怒られないし、優しい先生だし、
娘が楽しんでいればそれでいいんですけど、、、
先生ご自身は、ピアノの先生をなさっていらっしゃるくらいですから、きちんと基礎を習い、極め、音大まで行かれたわけで、
決して子ども時代に趣味で楽しくピアノをされていたのではないことを考えると、
小さい子が将来ピアノが気分転換になるようにするためにも、
今は、少々駆け足でも、きちんと教えてほしいな…
そういう思いが保護者に芽生えちゃうと…長続きしませんね。
もともとワタシが声掛けしないとピアノの前に座らないし、、
娘もピアノのレッスンに対してつまらなそうにしてきたので、
5年ほど通わせていただいて…辞めちゃいました。
辞めて以来、一度もピアノを弾こうとしない娘。
あの~、我が家のピアノ、誰が弾くんでしょうね?
ワタシ?
ちなみに、これに懲りちゃって、息子には習わせませんでした。
スイミング
水泳はですね…ワタシ自身が大嫌いでして、
高校の時ピンク帽子だった(100m泳げない人の色)、体育の他の種目は超得意だったのに、水の中がだめで…困りました。
という、全くの個人的な理由で、
子どもたちにはスイミングを習わせよう、と思っていまして、
これも早いうちからの方がいいと思い、娘が年中さんの時から通わせました。
ところがですね、正直…
水泳って、水が怖くなくて、手足の動かし方さえちゃんと習えば、
誰でも泳げるようになる
んですね…
だから、インストラクターさんに言われる通りにできる年齢…小学2年生くらい?から始めたら、
どなたもあっと言う間に泳げるようになります。
ということを、同時期に同じクラスに入って始めた小学校低学年のお子さんたちから学びました。
彼らは、どんどん級が上がっていく…
そっかー、”泳ぐ”は、習いごとじゃなくて、”歩く”や”走る”と同じ類のものだったんだー。
ですから、運動にはなりましたけど、、、間違いなく早く始めすぎちゃってました。
水泳って、正しいフォームも大事ですけど、
もっと大事なのは、正しく息継ぎができることであって、水泳では、口から吸って鼻から出す の呼吸をすること。
ワタクシは、このことを子どもたちから教えてもらいました…(はずかしい…)
まぁ、普通に泳げるようになったんだから、よしとしましょう。
我が家の目標は、4泳法を習得したらOKレベル。選手をめざすとかではありませんので、
娘は、小学校3~4年生くらいまでに4泳法を習得して退会、
その後、中学・高校と学校でプールの授業は毎年ありましたが、ほどほどに泳げて、足をひっぱらなかった、って感じですね。
今は、気分転換でプールに行って泳いでこようかな、なんていうので、ちょっとうらやましいかも。
植物
一応、我が家の小さな庭に、小さな花壇を作りまして…
木を植えたり、季節に合わせて花の苗を植えたり、チューリップの球根を植えたり、しました。
娘と一緒に。
一緒に
やったはずなんですけどね~、全然興味がなかったみたいで…
確かにお手伝いレベルでしたので、ワタシの「これをやってね」をやっていただけのようでして、
ほとんど覚えてないそうです。
花の名前にも興味なく、、、(今も)、、
お家にお庭が、ないよりあったほうがいいか、程度。。。
虫を飼う
虫って一口にいっても、招きたくない虫、招いてみたい虫、いろいろありますが、、、
子どもが小さい時しかこういう経験はできないだろうと思い、
カブトムシとスズムシを飼いました。
カブトムシはですね、森に行って取ってくるほどの熱意はなかったのですが、
ある年、息子のお友達のお宅から、つがいでいただきまして、、、
(ワタシが)がんばって飼いました。
カブトムシ用の飼育ケース~ふわふわのチップ、のぼり木、エサのゼリー、、、と、凝りに凝りまして、大切に育てさせてもらったところ…
2年目は10匹、3年目は50匹…と殖えまして、、、
最後はお友達の皆さんにもらっていただき、無事卒業しました。
いや~、こんな風に幼虫が大きくなって、さなぎになって、成虫になるのね~。
まる2年間飼って、いろんな生態を学びました。
ワ タ シ が !
子どもたちですか?
一年目は喜んで一緒にお世話してたんですけど…
幼虫がダメだったようで…
カブトムシに興味がもてなくなってしまったそう。。
成虫が飛ぶのも怖がっていました。
が、
そんなに深刻なことじゃないだろうと思い、
カブトムシの後に、科学雑誌の付録についてきたスズムシを(卵から)飼ったんですけど、
これは、完全に、ワタシが最初から最後までお世話しました。
やっと子どもたちの本気の虫嫌いに気づくワタシ…
でもね、スズムシの音は、家族で楽しみましたよ。
(ちょっとうるさいくらい)
一番多い時期は、オスとメスが各10匹くらいいたんですけど、
観察していると、
オスって、高らかに鳴いているか、オス同士で戦っているかのどちらかなんですね、
もっと仲良くすればいいのに…
戦い終了後は…共食いですよ。(男の世界こわっ)
で、オス全滅のあとの、メスばかりが7匹ほど残りまして…
なんと、めちゃめちゃ仲良く、(鳴かないので)静かに1か月以上過ごして、
秋が深まった頃にそれぞれの寿命を全うして天国へ行きました。
なに、この違い!
ん?ちょっと人間の男女もそんなとこ、あったりする?
カブトムシとは違う新しい学びでした。
スズムシも繁殖するかなと思ったんですが、うまくいかず、ひと夏でおしまい。
覚えてる?
って娘にきいたら、
一応覚えているそうです。
ところで、みなさんの地域には、野生のスズムシがいますか?
我が家の周辺は、コオロギやクツワムシなどは秋になると鳴き声が聞こえてくるんですけど、スズムシは聴いたことがないなぁ。
飼っていた時は、あの鳴き声を飽きるほど耳にしましたが…いないと寂しい(勝手)。
あれ以来、今も、我が子たちは虫は嫌いみたいです。
特に息子は、虫も、生き物も、、動物も嫌いみたい。
小学校低学年の頃は、学校の掃除でみみずに遭遇するくらいはOKだったそうですが、
中学生以降は、、、虫の図鑑を見るのもダメだといっていました。
娘は医学生ですが、息子ほどではないにしても、虫は嫌いって言ってました。
医師国家試験で、寄生虫のことも勉強しないといけないけれど、、勉強はするけれど、好きにはなれない、と。
このままそうなのか、また変わっていくのか…
こちら、その時からさかのぼること3年ほど前、家を建てて、息子の部屋用に、嬉々として買ってつけた掛け時計なんですけど…
息子からも娘からも、見事に一度もコメントなし (;一_一)
はずしてと言われないだけいいのかもしれませんが…カブトムシがこんな扱いなのが残念…
習ってみてほどほどに辞めちゃうのも、飼って嫌いになるのも、
子どもたちがあの年齢だったから、できたことだなって思います。
なんかやっぱり、ありますよね、その時にしかやれないことって。
ワタシも一緒になって、一生懸命やってました。
あの熱量、今はないな…。
お子様がまだ小さいお父様お母さま、今しかできないことを、お子様と一緒に楽しんで経験してくださいね。
長くなってしまったので、ペットの話は次回…
息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もごらんください。
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