二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

多才の落とし穴

子育て

皆さまのお子様は、戦い系ですか?乗り物系ですか?

女の子なんだから、戦いも乗りものないでしょ?

っておっしゃるあなた、

もしや、女の子をお育てになっていらっしゃらないのでは?

 

いやむしろ、うちの子は女の子なのに、お姫様系、とかいうジャンルがどうしてなかったんだろう?

 

我が家に、お姫様系は、確かにありませんでした。

 

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ワタシは戦い系でした

いや、はすちゃん、あなたのことなんて誰もきいてないよ、って言われそうですが、

ワタクシ自身は、戦い系でございました。

 

ハイジより、ウルトラマンや仮面ライダーをよく観てましたし、

ごっこ遊びといえば、戦い系でした。

 

あるいは、トランプでもブリッジみたいなちょっとクセのあるゲームが好きでして、

娘も、同じような路線で育てていました。

 

(まぁ、リカちゃんのこと、娘は全然好きじゃなかったですし…)

 

娘は、真っ白系

我が家には子どもが二人いるので、しかも、女の子と男の子が一人ずつなので、

親としては、いい意味で、比べちゃうわけですが、

 

先に生まれた娘は、一つ一つが全て怖くて、なるべく何もやりたくなくて、から始まったので、

いろんなことをやらせて興味を持ったものと少しずつ関わりを深めていく

というような子育てに終始していました。

 

ところが、2年半後に生まれてきた息子は、あれもやりたいこれにも興味がある、知りたいから・やりたいから工夫する、を最初からやっていて、

親のワタシは、とにかく危なくないように注意してみているのが精一杯、

みたいな子育てになってしまい、

 

そこで気づきました。

 

娘は真っ白系だし

息子はある程度目的を持って生まれてきている!(ちなみに戦い系です)

 

と。

 

姉弟の比較をすることで、それぞれにどんな働きかけが必要で、何は必要ないかがわかったのは、ちょっとよかったかなって思ってまして、

 

それはつまり、

他人様のお子様はこうなのに、どうしてウチの子はああなんだろう?

って必要以上に思わなくてすんだ、ということであり、

 

世の中の子育ては、

みんながみんな違う

ということを、ワタクシ自身が学べたということでもあるんです。

 

ですから、軽々しく、”うちの場合はこうだったから、こうすれば?”などと意見を言うことはできないし、

逆に、それを言われたからといって、うのみにしてはいけないし、

がっかりもしなくていい

 

ということでもあります。

 

とはいえ、娘はまだ小学校低学年。

しかも早生まれ(←早生まれをハンディだと考えていること自体が、本当はナンセンスなんですけどね)。

 

お友達との比較も、どうしてもやってしまっていましたし、

特技とか、強みを持ったお子さんのことを、うらやましく思ってました。

 

すごいお子さんは身近にもいて

どんなコミュニティにも、(たとえレベルの差はあっても)周りから認められる”すごい”人っているものです。

娘の学年にもそんなお子様がいらっしゃいまして、

 

  • 運動能力抜群(取り組む複数の競技で選手育成コース)
  • ピアノが賞を取るほど上手い
  • 頭がいい

ま、学校の中で、とか、地域で、とかで、全国に通用するほどではなかったですけど、

それでも、小学校低学年でこれだけ目立ったら十分すごいと周りから認定されるわけで、

 

お子さんもお母さまもその分大変そうでした。

時間がない、

と。

 

そうなんですよ。

取り組むどれにも才能を発揮するため、

一つに絞るのが難しい、と。

 

他人様のことながら、まだ年齢も小さいし、そりゃあ、あれだけいろいろできたら、今は絞れないだろうな…

と当時のワタシも思っていました。

 

その後なんですけど、

そのお子さん、結局、少しずつターゲットを絞り(そのたびにその道の先生から惜しまれつつ引退)、

有名難関私立大へ行かれたのですが…

 

今は      

中退し、

全く別の道を目指して頑張っているそうです。

 

多才ゆえの、人生の選択肢の多さ。

この方が現在進んでいる道は、学力も、運動能力も音楽も、関係ないジャンルです。

 

ワタシが知る限り、子育てにとても熱心なお母さまでした。

きっと一緒に喜び、悩んだ上の決断だったんだろうなぁ。

 

角野隼斗さん

ここからは、巷の有名人の話になるのですが…

この方のお名前を、ワタシはわりと以前から知っていました。

   

ピティナという子どもから参加できる大きなピアノコンクールがありまして、そこで早くから大きな賞を何度もとっていらしたので。

 

それだけでもすごいことですが、もっとびっくりしたのは、この方が開成中学・高校に進み、

さらに、東京大学理科一類に進んだことでした。

 

ここまで極めたら、本物。

才能だけでなく、努力もものすごいんでしょうね。

 

知っている、といっても、ネットで知っているだけですが、開成に行くことになった時、

お母さまが、ピアノの先生(←日本でも有数なピアノ指導者の方)に、

「この子はピアノより勉強の方が好きみたいなので、ピアノの練習はほどほどに」

と、それまでの方針を変える発言をなさったのだそう。

 

開成に行かれてからも、

WEBサイトにお名前が出るレベルでピアノは続けていらしたようです。

 

さて、それからはワタシもちょっとフォーカスをやめていたのですが、

昨年の東大の駒場祭での、東大新聞主催のイベントに角野さんが出られることを知り、

しかも、ミニコンサートもある!

これは、彼の演奏を東大で生で聴けるチャンスだと思い(当時修士課程2年生)

行ってまいりました。

 

素晴らしいトークと、素晴らしい演奏でした(しかも、イケメン)。

 

東大生として、音声情報処理の研究をしつつ、

ピティナで再びグランプリをとり、

卒業後は、音楽への道に進むことを決められたのだそうです。

 

あれだけの経歴の人でさえ、

「音楽の道に進む人の中では、異端なので不安だ」という内容のことを言っていらして、

ちょっと驚きました。

 

謙虚ゆえの発言かなのかもしれませんが、そういう気持ちを持って活動されることは、彼にとっての強みにもなるでしょう。

  

2020年の東京大学総長賞も受賞、大学院を卒業されて、今はプロのミュージシャンとして活動されています。 

 

多才を極めるのって、大変。

 

振り返って、我が家

角野さんのような多才な人は、そういないわけで、

そんなの当たり前なんですけど、

 

でも、当時は当時で、学校の勉強も、習いごとも結構ちゃんとやらせて(はすちゃん比)、

何かで突き抜けるかも☆

って思って育てていました。

 

そして、

我が子が成人して思うのは、

結局、その時その時を、これでいこう、頑張ろうと思ってやったことが大切で、

何を成したか、とか、どんな結果だったかは

あまり関係ないような気がします。

   

真っ白系の娘は、この頃もまだまだそうで、影響してくる色に、ほどほどに染まるタイプでして、

ある程度卒なく何でもこなすけれど、

突き抜けるわけでもない。

もうちょっとやらせたら▽▲に届いたのに、みたいなのがあったかもしれませんが、 

ま、いいかな。

      

そういう子ども時代もありかなって思います。

 

今も卒なくこなす系といえば、そうでして、

じゃあ、

彼女の今を作ったものは何か、といえば、やっぱり、その時その時で何を頑張ったか、

の積み重ね

なんですよね…。

 

小さい時って大切だな、って、いまさら思います。

 

さて、今ごろなんですが、娘が戦い系か乗り物系かがはっきりしてきました。

なんと、完全な、乗り物系でした。

 

成人してからはっきりすることもあるんだ~。   

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もごらんください。

 

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