二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

夏休みのしゅくだいを親は手伝っていいの?

子育て

夏休みの宿題を、親は手伝っていいの?

 

なかなか深い話題です。

 

我が家ですか?

 

多少は手伝いました

  

字の小ささに、はすちゃんの立ち位置をお察しください

 

実は、

手伝いました!と白状するのは、公式にも非公式にも(←本当は公式も非公式もないけど使ってみたかった)、

今日が初めてです。

なんだか、どきどき。

 

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てつだっちゃダメだと思っていた

もちろん、宿題の内容によりますけど、

最初は、長期休みの宿題を親が手伝うことは全てにおいてダメだと思っていました。

 

つまり、本人任せ。

 

スケジュール管理くらいはするけれど、本人のやる気にまかせ、本人が満足すれば、それでよし。

 

ほんとに?ほんとに?それでいい?

だって、少しでも手伝ったら、本人がやったことにならないでしょ?

 

そう考えた原点は、ワタクシ自身が、小学校4年生の夏の自由研究を親がかりでやった経験がありまして、

まぁ、そりゃあよくできますよね…

    

動機、研究の目的、写真も適度に入れる、データも入れる、考察、まとめ。

写真を撮るって簡単にいいましても、親のカメラを使って撮るだけは撮っても、プリントしてきてくれるのは親です。

データの表の作り方も、縦と横にどんな項目を入れるのがいいか考えてくれるのも、親です。

そこまで指南してもらって、やっとまとめあげ、、いざ、大きい模造紙に(当時の自由研究は模造紙に書いて出すことになっていました)清書するだけでも何日もかかってしまいまして…(字を間違えたら上から紙を貼って直すので、ちょっとずつ直しだらけになっていくし…)

 

もう二度と自由研究はやりたくないな…

という思いしか残りませんでした。

 

その課題、それでもね、ありがたいことに市内の科学賞みたいなのをいただきました。

 

賞をいただいて、拍手してもらって、市内の文化ホールのロビーに展示され、、記念写真が今でも残っています。

でも、楽しくはなかったなぁ。。。

   

ただ一つだけ得たものがありました。それは、

研究の発表って、こうやって進めるんだ、ということ。

 

まわりをみると…

というわけで、

自由課題はできそうなものを選ぶところは手伝ったものの、そこから先は本人任せでいいや、と思っていたのが、娘の小1の夏休み。

 

夏休みが終わると、課題の審査があります。

そして、入賞者だけの展覧会とか、発表会などが市や県、主催者単位で開かれますので、子どもたちと試しに行ってみたら…

 

これ、絶対親が手伝ってるよね?

 

という自由研究や、作文などがたくさん。

 

ワタクシ、絵画については見る目も描くスキルもないので、ちょっとわかりませんが、入賞する絵を描く極意として、

 必ず自分を入れる

とか、

 その自分は大きく描く

などの、謎のルールがあるそうです(ほんまかいな?)

 

自由研究については、入賞している作品の一部は、夏休みだけでやったものではなく、何か月もかけて継続している研究があり、

いえ、何か月どころか、何年も?

たとえば、小学校3年生から始めた研究が入賞、翌年はその研究をさらに深めてパート2とし、小3の時に出した作品と一緒に提出、、それを、小4(パート3)、小5(パート4)…と継続してやっているタイプですね。

 

それ、絶対、親がかりよね!

  

読書感想文については、地域の入選者の冊子が学年の最後に販売されるので、それを試しに購入して読んだところ…

 

いや~、その文章、小1で書ける?ほんとに書ける?

 

みたいな立派な作文がずらっと並んでいます。

 

他人様の入賞作品からは、多くのことを学ばせていただきました

 

もちろん、あからさまなのはないですよ。子どもらしさ満載の作品ばかり。

 

実際ですね、入賞作品をたくさん見ていきますと、

  

これって親も込みの賞レースなんだ、と思ってみたり、

いや、この発想は大人子ども関係なくすごいな、と思ってみたり、

やっぱりお子さん本人が素晴らしいんだ、と思ってみたり、

 

それはつまり子どもの成長をうま~く引き出しているわけで、

要するにみなさん、素晴らしいんです。

    

というような、気づきや学びを経まして、

学年が上がってからは、ワタクシも、子どもたちの楽しみを奪わない範囲で、話し合ったり、相談に乗ったり、時にはダメ出しもしました。

 

元祖はすちゃん
元祖はすちゃん

はすちゃん、勉強を教える時より夏休みの課題の方が四苦八苦してたね

はすちゃん
はすちゃん

そうなの。よくご存じで。

 

正直ね、

   

我が子の集中力はそんなに続かない

時間だけ過ぎて、遅々として進まない

自分でやった方が早い

 

の三つがぐるぐる回るんです。

 

あ~、根気比べ、あ~、子どものご機嫌とりじゃなくて、ワタシのご機嫌も誰かとってよ~。

 

なんですけど、

実は、親がイライラしてくると、子どもはそれをそのまま受け取っちゃいますから、さらに効率が下がります。

 

子育てって、修行の連続だ。

 

我が子の意見

そんなこんなで、我が子にとっても夏休みは必ずしも楽しい期間ではなかったようでして、

「学校のある時の方がいいな」

って言ってました。

 

ほんとそれ。

ワタシも完全同意。

 

なんですけどね、

学年が上がると、こつもつかんできて、ちょくちょく賞をとるようになりまして、

 

入賞を意識して頑張るっていうのは、本人にとってはたいして楽しくないことなんでしょうけど、

やはりここから得たものがありまして、

それが、

 

続けてやると、できるようになる

 

ということ。

継続は力なり、です。

 

そして、我が子にとっての、夏休みの”継続は力なり”は、

作文

でした。

 

作文というのは、書くトレーニングを積まないとなかなか書けるようにならないんですけど、

例えば、大学入試での小論文、

例えば、大学に入ってからのレポートや論文。

これら、自分の主張したいことを相手に伝わるように文章にするという、最後の仕上げの「書く」のトレーニングには確実になりました。

 

小学校の長期休みで書いたせいぜい十数回の作文がどれだけトレーニングになるの?

というご質問には、もう一つ答えがありまして、、

 

我が子達が通った国立中学校では、

すべての教科、すべての単元で、学びの記録をレポートとして書くことが授業に取り入れられていまして、

そのレポートを書く時の即戦力になりました。

中学で身に着けたこのスキルが、今も役立っていることは言うまでもありません。

 

と、珍しく娘も息子も口をそろえて言っていたので、この取り組みは我が家的には成功したと評価しよう。

  

これはつい先日のことなんですが、ワタクシが、2,000字程度の文章を書かないといけなくなりまして、

「あ~、2,000字だ~」と愚痴をこぼしたら、

娘に、

「2,000字なんて、すぐじゃん」

と、かる~く返されてしまいました。

なるほどね~、あの時に継続してやったことが、そんな風に生かされてくるのね…

よかったじゃん。

 

最後に、上の方で書かせていただきました、

「確かに楽しくなかったし、賞をもらっても嬉しくなかったけれど、やり方だけはわかりった。」

という、ワタシ自身の自由研究の思い出について、ひとこ付け足してもいいですか?

 

あの経験させてもらったおかげで、自分が親になった時の子育ての参考には大いになりました。

 

今回もお読みくださり、どうもありがとうございました!

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。 

     

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