ブログのいちひめは、小学校に入ったばかりですが、
今回は今のいちひめ事情のご報告を。
今年はコロナの影響で、多くの、いえ、すべての大学に影響が出ていますよね。
小学校~高校までは授業再開したところが多いですが、
東大も、娘の通う国立大学もオンライン授業のままです。
そして、娘は、6年生なので、、、就活…?
マッチング
医学生は、卒業直前に国家試験を受け、合格したら2年間、初期研修医の受け入れをしている病院に勤務します。
病院は自由に選ぶことができますが、各病院には受け入れ定員があるので、医学生の希望と、病院の希望を鑑みて、うまく振り分けてもらう制度がありまして、
それが
マッチング
です。
マッチングときくと、婚活みたいですけど、
医師の初期研修先の病院を決めてくれるのは、医師臨床研修マッチング協議会 というところです。
スケジュールとしては、9月~10月、に医学生・病院の双方が、研修したい、あるいは、採用したい病院および医学生の氏名を、順位をつけてこの協議会に対して提出し、
双方の希望順位などが勘案され、10月後半に研修病院が決まるという流れです。
学生さんは、順位をつけて複数の病院に希望を出すことができる、というところが有難いところでして、このおかげで、
一般的に、あぶれることは、ないみたいです
また、研修施設の定員の方が、その年の医師国家試験を合格する数より多いので、場所を選ばなければ、初期研修を受けられない人が出ることはないです。
場所を選ばなければ、、、って言っても、ですけどね…
そういう意味では、一般的な就活とはずいぶん違いますけど、
娘たち、医学生さんの皆さんとしては、どこの病院で初期研修を受けるかはそれなりに大きな問題みたいでして…
病院見学
上述した通り、マッチングするためには、病院側も欲しい人材の希望を出さないといけないわけで、
その材料になるのが、
医学部6年生対象に夏に行われる、病院ごとの試験です。
面接だけのところや、試験のあるところなど、病院によってまちまち。
また、それに先立って、医学部5年生~6年生は、
病院見学に行ったり、
一部の実習では外部病院を選ぶこともできるので、実際に希望している病院で実習させてもらうことも可能でして、
それが、病院側の選考材料の一つになるかも?とも言われていました(本当のところはわかりません)。
先輩方から教えてもらった娘は、医学部5年生の時から病院見学に行かせてもらい、各病院の先生方から説明を受けたり、簡単な実習をさせていただいたりしてきました。
県内の病院だと、同じ大学の先輩がいらしたり、
県外の病院でも、同じ中学や高校の先輩がいらしたり、
と、どこかでつながっていて、
良くしていただいたみたいです。
これを6年生でも、本格的にさせていただいて…
というのが、これまでのパターンだったんですけど、
その時期、つまり、この春が最後の病院見学の時期だったんですけど、
多くの病院がオンライン説明会の方式だったようです。
8月は試験の月。
一応、試験は対面で行われる予定みたいですが、
これもわからないです。
病院によって欲しい人材の姿も違っているみたいで、、どうなるかなぁ。
このように医師の研修先は、基本的に一発勝負で、しかもマッチング協議会に行き先を決めてもらう方式なので、
一般的な就活みたいな、内々定、内定、みたいなのはありませんし、辞退して他に行く、というのもありません。
娘のこと、何番に書いてもらえるかなぁ~
卒業試験と医師国家試験
マッチングへの準備とは別に、
医学生には卒業試験があります。
基本的には、医学部生に卒論はなくて、
その代わり?
医学部4年生の終わり~5年生~6年生の途中までが病院実習、
その後が、卒業試験です(仕組みや時期は大学によって違うそうです)。
大きな試験と言いますと、大学4年生の時も。。。
大学4年生といいますと、CBTという、ステューデントドクターの資格を取るための試験を受験することが義務付けられていまして、
かなり大変そうでした。
今は、さすがに実習後なので、4年生の時よりずっとわかるとは言ってましたが、、
しっかしよくもまぁ、こんなにたくさんのことを覚えるね、っていうくらい覚えることが多いです。
そりゃあね、他人様の命を預かるんだから、当然ですよ。
でも、そばにいるワタシとしては、
お疲れ様、とか、よく頑張ってるね、とか、
かける言葉の種類が少なくて申し訳ないな。。。
さらに、
この卒業試験の後に、医師国家試験が待っています。
よくね、東大医学部は国家試験対策をしてくれないなんて笑い話で聞きますけど、
娘の大学でも、対策なんてしてくれません。
国家試験対策のビデオ講座や参考書を買って、
自分で勉強するのみ。
カタカナ多い、読めない漢字多い、量が半端ない…(←はすちゃんの個人的感想です)
がんばれ!
フォトグラフィックメモリ―が
ここからは、おまけ。
娘はフォトグラフィックメモリ―を持っていて、それを今でも持っているのか、まだ持っているならどのように使っているのかを訊いてみました。
すると、今でもフォトグラフィックメモリーは持っていて、
あのページのあそこには何が書いてある、っていうのは、見なくてもわかるそうです。
ただ、その続きがありまして、
でも、辞書みたいに整理してないから、ぱっと問題を見た時に、どの参考書のどのページをみればいいか、瞬間的にわからないのよね~
だそう。
え?それ、もうちょっとじゃん。
って思うのは、映像記憶の能力のないワタシだから?
娘にとっては、もうちょっと、じゃないみたいです。
本当に、写真みたいに ”撮って、保管している” だけなのね…今は。
たぶん、そこから自分で”索引”を作らないといけないみたいです。
人って、持っている能力も違うし、情報の処理の仕方も実は全然違ってたりするのかもしれませんね。
脳内での処理の仕方は違っても、アウトプットが同じなら同じとみなされるのが今の時代ですが、
脳内の処理の違いによる、アウトプットの違いを重視するような世の中になれば、
それはそれで面白い時代になるのかもしれませんね。
ちょっと脱線しちゃいました。
全ての単位を一つも落とすことなく取り、国家試験に合格すれば、どこかで初期研修医になれる道は拓けています。
あとは、勉強するのみ。
まぁ、それが大変なわけですけど。。。
ほんと、大学生って、よく勉強させられますね…
と思いつつ、最後まで頑張ってね、と、粛々と応援する毎日です。
(相変わらずボキャブラリ、少なっ)
息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。
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