教育実験校の意味も持つ国立小学校。
我が子達が受けた、小学生からの英語の授業は、その後公立小学校にも導入されました。
生活科も、国立小学校での実験的な実践を経て、全国の公立小学校に導入されたものだそうです。
そんな中で、おそらくこれはボツになったんじゃないか?
と思われる取り組みが、
マイタイム
という取り組みでした。
自由にテーマを決めて、実践してみる
確か、1週間に1時間、マイタイムの時間が取ってあったと思います。
いえそれは、娘たち小1生だけでなく、
小学校1年生から、小学校6年生まで、全ての学年の時間割に、マイタイム、という時間がとってありました。
6年生って、何やるのかな?
ま、それはさておき、
で、小1の当の娘は何をしたか?ですよね。
最初は、子どもだけでできる、かつ、その時間で終わることのできることをやっていました。
それを何テーマかした後に、
1年生の後半になって、数か月かかって行うテーマ選びが始まりました。
テーマ選びって…そんなの子どもだけに決めさせるの、大胆過ぎない?
先生の意図をはかりかねてしまったワタシ。
正直に申し上げちゃいましょう。
子どもだけに決めさせるのは、無理があるのではと判断しました。
アイディアはね、いろいろ出せばいいでしょうけど、
どうやって実現するの⁉
しかも限られた時間に。
それに、どうせ親が手伝わないといけないし…
こういうのって、達成感を持たせるためにある程度親が手伝うのがいいのか、
全く、野放し放置で、できてもできなくてもよし、にするか、
難しいですよね…
最初からノータッチのお家なら、それはそれでいいと思うんです。
でもま、(専業主婦で時間のたっぷりある)ワタシ的に、ノータッチはあまりにも無責任。。
と、いうことで、ワタシも相談に乗り、
- 本人が興味を持っていて、
- ひとりでできる
- 家に持ち帰ってもできる
- 決められた期限内にできそう
などを満たす、玉虫色のテーマを決めることに。
選んだテーマは、
自分の手袋を編む
です。
(ミトンタイプ。できるかどうか微妙だけど)
これから冬。
なんか、季節的にもよさげでしょ
(自画自賛)
いちひめ、案外はまる
ワタクシ、ミシンで子供服や小物をさんざん縫って、当時超得意だったんですけど、
編み物は全く✖
そこで、初心者でもできる指編み~~
(ワタシが編むわけじゃありませんけど)
指編みで、リリアン編みの棒状のものをいくつか作って、それを横に並べてつなぐ!
みたいなのなら、いつか手袋ができるんじゃない?
ということで、娘をその気にさせて、
材料を一緒に買いに行って、
最初の数段は家で教えました。
学校でもやります。
指編みなら、、、
と、娘も案外はまって、楽しくやっていたみたいです。
まぁ、結構めちゃくちゃですけどね、それは言わない言わない
そして、マイタイムの活動が佳境に入ったある日、学校から案内が。。。
マイタイムの仕上げをしますので、お子さんのお手伝いをしていただける方はおいでください。
これって、自分の子のことは自分でみてねってことよね…
行きますよ、もちろん。行かないと終わらない。。。
集合日に学校に行くと…
他のお母さまって来られるのかな…まさかウチだけだったりしないよね…
ドキドキしながら指定された日時に学校へ行くと…
それなりに多くのお母さまが来ている!
よかったー。
テーマ分野ごとに部屋が分かれていまして、
娘は家庭科室にいました。
このお部屋、お母様率が高くてですね…
他には、
クッキーなど、お菓子作り系、
縫い物系、
中には、自然の枝を集めてリースを作り、クリスマスの飾りをつけているお子さんも。
みなさん、上手にお子さんのフォローをされています。
なーんだ、どのお宅も、お母さんが手伝ってるじゃーん。
お料理系なんて、お母さんがそばにいないとできるわけ…ないよね。
学年単位の活動だったので、
初めてお会いするお子さん&お母さまもいらっしゃいましたが、
和気あいあい♪
(とりあえず、ほっ)
クッキーのおすそわけもいただいちゃいましたし、
クリスマスリースも、全部自然のものだけを使っていて、すごく素敵♡
みんながバラバラのテーマで、バラバラのことを、同じ部屋でやるのっていいかも。
お互いに比べないし、比べられないし、
楽しそうだし。
娘の手袋は、結局時間内ではできませんでしたが、家に持ち帰って完成させた作品がこちら。

ええ。もう、学校の授業は終わったので、最後は手伝いました。手袋だけだとなんとも不格好なので、
ボンボンをつけて、できあがりです。
ボンボンが一番きれいにできてる…のは、おいといて、
全くもって、親がかりな授業でしたが、
楽しかったです!
(ワタシが)
でも、これを毎年やるの?という不安は残りました。
その後
このマイタイムの授業、上の学年にお子様を持つお母さまによると、
学年が上がると、
春に決めたテーマで1年間、調べたり、インタビューに出かけたり、まとめたりして、
最後に保護者の方を全員集めて、発表会をするそうです。
歴史あり、科学あり、超大作あり、、、だそう。。。
これを親はどのくらい手伝うのだろうか…
って、考えると気が重い。
などと思っていたところ、
翌年はなくなっていました。
娘の後、息子が3年後にこの学校で小学生1年生をやりましたが、
マイタイムの「マ」の字もありませんでした。
(やっぱり、ちょっと無理があったのかな…)
他に、こんなに大々的になくなった取り組みはなかったので、
やっぱり、失敗だったのかな~
小学校ではなくなったものの、中学では似たような取り組みがありました。
やっぱり、早すぎたのかなぁ~
特に学校側から説明はなかったけれど…
そういうこともありますよね~。

そんな、鬼の首を取ったかのように大文字で書かなくても…。はすちゃんの行き過ぎた大文字を、ボクが変わってお詫びします。
息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。



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