小学校に入学して1か月あまり。
それまで、毎日先生からのお便りがあって、
そこには、毎日の宿題が書いてあって、
また、翌日の持ち物が書いてあって、
それを親子で一緒に見ながら学校の準備をします。
幼稚園では、先生が直接保護者に連絡をくださっていたので、子どもは準備された持ち物を持っていくだけでよかったわけですが、、、
小学校は子どもを経由するので、子どもが忘れたらアウト。
あれっ?主役は子どもなのに、親主体になってる⁉
けいかくちょうに予定を書く
しばらくすると、先生からの毎日のプリントが1週間に一度になり、
月に一度になります。
その代わりに、一人一人にもたされた「けいかくちょう」に翌日の時間割と準備するものを書いて帰るようになります。
お隣の席のお友達と見せ合ってチェック、
さらにありがたいことに、
娘を担当してくれた縦割りグループの六年生の女の子も、チェックに来てくれまして、
あとは、帰宅後、家で一緒に準備をして、チェック。
バッチリ!
ところがですね、、、
学校の特徴なのか、どの学校でもあるのか、わからないんですけど、
時々、「◇◇で必要なもの」みたいな、取り組むテーマによって持ち物の違うっぽい指示がありまして、
「ねぇ、結局何が必要なの?」
と訊いても、本人も ???。
仕方がないので、子どもから詳しく聞きだしたり、他のお母さまに訊いてみたり…
みたいなことがたまにあるんですよね。
親は何も聞いていません・知りません、なら、それはそれでいいけれど、
知ってしまった以上、”自分で考えなさい” って言えない時もあったなぁ。。。
はすちゃん、手伝いすぎ
ワタシのよくないところです。
と、先に書いておこう!
宿題も、翌日の準備も、終わってないと気になるのは
ワタシでした。
だから、ワタシから声かけしちゃってましたし、
準備もカンペキ♪
が、ダメなんですよねぇ~。
で、これをいつまでやったかっていう話ですよね…
♪とかつけている場合じゃなかったです、実は。
学校では、忘れ物をしない子として通っていた…
翌日の準備、皆さまは、お子様が何年生まで一緒にされていましたか?
我が家は、娘が小学校3年生まで手伝いました。
だから、カンペキ!のはずなんですが、
時々忘れることがありまして、
その時は、学校の公衆電話を使って、我が家に電話がかかってきていました。
「ママ、▽▽忘れたから持ってきて!」
バカ親のワタクシ、
娘のその慌てた声で、ワタシも慌て、持っていくようにしていました。
こんなことやってたら、そりゃあ、本人は楽ですよね。親に頼りたくなりますよね。
ということで、小学校3年生のある日、娘と話し合って、翌日の準備の手伝いをやめることに。
もともと真面目な娘、ちゃんと一人で準備をやっていたのですが、
やっぱ、忘れ物、しちゃいますよね~。
その日は、本人の、忘れ物に気づいたタイミングがギリギリすぎて、ワタシが対応できなかったんです。
すると、先生やクラスのお友達にとても珍しがられたのだそう。
「いちひめちゃんが忘れ物するなんて~!」
帰宅して笑いながら言っていたので、本人としては大きなダメージではなかったようですが、、
ワタシとしては、
しまったー
ですよ。
ワタシが介入しすぎた弊害です。
少しずつ失敗させながら、覚えさせながら、ここまで来ないといけなかったのに、、、
こういうエピソード、教育評論家の人に、
親が先を歩いて照らしすぎると良くないですよ
って言われそう。
ええ、おっしゃる通りです。
親は徐々に手を離さないといけない、でも、長く手をつなぎすぎて、急に手を離したら本人がいきなり迷った
の顕著な例でした。
上の子って、親の、いろんな失敗に付き合ってくれています。
しかも、それは間違いでは?とも言わず、疑いもせず、一生懸命ついてきてくれます。
ちょっとずつ手を離す…
教えた方が、代わりにやった方が、ずっと早いのですが、手っ取り早いかどうかじゃなくて、
本人が自分でやることで成長する手助けをすることが、
子育てのうえで重要だと、切々と感じた出来事でした。
その後
で、その後ですが、これを機に準備を一人でやるようになりましたし、
時々は「〇〇忘れた~、持ってきて~」の日もありました
遅まきながらも、いろんな面で、ちょっとずつ手を離していったわけですが、
それでも、
勉強面では、親主導で育てちゃいましたね~。
成績は良い方がいいし、(つまり親が介入する)
進路もどこでもいいよ~、というわけにもいかないし、(つまり親が介入する)
またそれが、こっちがこの道はどう?と示すと、それいいね~と歩もうとしてくれるものですから…
あ、ちょっと言い訳入りました。
でもね、じゃあ自由にしていいよ、っていうと、糸の切れた凧みたいに危なっかしいところがあったんです。
高校までは。
手は離すけれど、目をかける、ということ自体は、
今もやっています。
基本、もう何かを注意することもありませんし、
自称 ”褒めると伸びる子” なので、褒めています。
相談されることがあっても、その相談は、本人がもう答えを決めていることが多いので、基本的に賛成しています。
でも、
一緒に住んでると、共同生活者として、いろんなルールは守ってもらわないといけませんし、
いつもと違う空気を感じたら、「どうした?」って聞きますし、
所作や言葉で気になったことも、言っています。
「もう、気づいても誰も注意してくれない年齢になって、言うのはワタシくらいしかいないから、耳が痛いかもしれないけど言っておくね。」
みたいなことが、1年に1度くらいはあります。
きっとそれも、もうまもなく言わなくなるのかな。。。
そんな娘、もうすぐ大学卒業です。
もう、親が照らせる道はありません。
後方から応援してるよ。
息子の成長の記録は時計の逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もご覧ください。
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