娘が幼稚園生の時、公文式の教室に体験で行かせてもらったことがあります。
子育ての上で、公文式の教室もありかな、と考えていたので。
公文式は、高校教師だった 公文公氏の発想から開発された幼児〜高校生を対象とした学習アプローチです。まずは算数教室から始まり、現在は、国語と英語の教材もあります。
現在は、国内だけでなく、海外でも展開していて、多くの受講生がいます。
公文式というと、WEB上で掲示板が新しくできるほど、良い意見やそうでない意見が多くあり、簡単にいい悪いと語ることはできません。
ただ、一つだけ言えるのは、
公文式の教材は直接受験には使えず、公文式特有の守備範囲があるということ。公文式は学校の代わりにはなりえないことをよくわかった上で、利用するかどうかを決める必要があるということです。
そういう意味では、公文式の教室に通うことは、勉強ではなく習いごとだと割り切って楽しませる方がいいような気がします。
我が家の場合
実は、ワタクシ自身が公文式の教室に通ったことがある経験者でして、、、当時は算数・数学のみ。
といっても、小学校4年生から3年間ほど通っただけですが、
楽しかったです。
楽しかった理由としては、
- もともと算数が好き
- 公文の教材は簡単
- 自分のペースでどんどん進める
- 学校より先のことができるのがうれしい
当時は今ほどの会員数もいませんので、ちょっと進むと名前が冊子に載って、子どもなので、そういうのがうれしかったですし、それを励みにまた駆け足で先に行く、みたいなのを楽しんでいました。
だから、わかります。
公文式のメリットとしてよく挙げられる
- 自主的に勉強に取り組む姿勢ができる
- 先取り学習ができる
- 決まった時間に行かなくてよい
は、本当にそうでした。
つまり、ワタシ自身が、それなりに公文式の策略にはまってしまった子だったわけですね。
ただ、小学校卒業の頃に、中学のレベルが終わりそうになったところで、飽きてしまいました。
もともと自分で行きたいと親に頼んで始めた小学生の習いごとでしたので、楽しくなくなったら終了です。
ワタシのことはこの辺にしまして…
我が子に関しては、まず、幼稚園に入るまでの段階で、市販の公文のドリルでお世話になりました。
くもんえんぴつも買いました。めいろもたくさんさせました。
が、結局、見学には行ったものの、公文の教室には通いませんでした。
基本的に家庭でできる内容だと感じたのと、通う時間がもったいないかな…と思ったので。
公文の教室では…
2019年3月現在、国内の公文の教室の数は、16,200。
2020年2月現在、国内のファミリーマートの数が、16,611。
どれだけ公文の教室の数が多いかがわかる数字ですね。。。
一般的に、
塾というところは、教材がしっかりしていたら、教える人の能力はそんなに高くなくても一定のクオリティが出せます。
しかも、
公文の教材は素晴らしい。
ということは、うすうす感じていました。
でも、採点と○つけは、ワタシでもできるな…
というのが本音のひとつ。
公文式には、通信もあるのですが、なぜか、通信の方が会費が高く設定されています。
我が子に合った形で教材をピックアップできるならやってもいいけれど、あれもこれもやらせるのは時間がもったいないかなぁ、という点もひっかかり…
結局、我が子達は公文式の教室には通いませんでしたが、お友達の中には一定数の “公文育ちちゃん” がいました。
公文育ちのお友達はそれなりにいる
娘のお友達や息子のお友達にも、公文育ちの人は何人かいます。
首都圏だと、幼稚園から始めて、小2~3年生まで公文の教室に行って、中学受験塾にスイッチするタイプの利用の仕方が多いと思うのですが、
我が子のお友達の皆さんは地方育ちなので(=中学受験がゆるゆる)、中学受験塾と併用する形で公文に通って、高校数学が終了した時点(中学2年生くらい?)で辞めるパターンで利用していた人が多かったようです。
ただ、彼らは公文の教材を利用しているだけで、他の勉強全般も楽しんでやっていましたので、公文に育ててもらったというより、公文のやり方が合っていたんじゃないかな。。。長く通っていたそうですし。
運動系の部活をがっつりやっていましたし、他の教科の成績も良く、余裕ありすぎな中の公文式だったと思います。
でもおそらく、公文式の教室に通った、でも、公文が合わなかった、面白くなかったという人も他にいると思うんです。
わざわざ話題にしないだけで。
大量のプリントをやらされる、なかなかレベルが上がらない…となると苦痛以外の何ものでもない、という話を聞いたことがあります。
だから、公文式の教室に通ったお友達の母数は、未だにわからないままです。
WEBには、アンチの意見もたくさんありますが、うまくかみ合った人もいればいなかった人もいる、というのが現実なのだと思います。
ということで、公文は
余裕を持って楽しむ習いごとのジャンルで付き合える人には、おすすめ
と、ワタシの中では位置づけています。
あくまで習いごとなので、辞め時を間違えないで下さいね、と申し添えておきます。
めちゃくちゃ計算の速い人がいた
そんなわけで、公文の向き不向きは、完全にその子次第でして、強いて言えば親のフォローの仕方や関わり方と関係してくる習いごとだと考えているんですが、
息子のお友達の中で、やたら計算の速いお友達がいまして…
高校数学で、代数的な計算が恐ろしく速く正確なのだそうです。
高校数学というと、中にはすごく計算の面倒な問題が出てくるんですけど、
「確実に1行とばしで(頭の中で暗算して)計算しているのに、正確」
と息子が驚いて言っていました。
彼はそうです。
公文育ち
からの、東大生です。
うまくかみ合うと、こうなるのね、という例でした。
今回もお読みくださりありがとうございました。
息子の成長の記録は、時計通りに綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください。
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