二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

無農薬野菜育ち

いちひめ

このブログでは、夫はほとんど登場しないのですが、今回は特別出演。

 

この街に引っ越してきて、4人家族が定着してきた頃、

夫が、仕事の帰り道にお野菜を無人で置いているお宅があったので、買ってきたよ、と、野菜が何種類か入った袋を持って帰ってきました。

 

ピーマンやきゅうりなど、旬の野菜で、一つ100円の袋をいくつか。

そうです、いわゆる無人のお野菜販売です。

 

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いつのまにか仲良くなる

そんなことが何回か続いたのち、夫はそのお野菜を置いているお宅の方とお話をする機会を得ました。

お宅の場所そのものは街中で、地方とはいえ、そこには野菜を作るような畑スペースはありませんので、どこで作ったものなのか、疑問に思ったのだそう。

 

なんでも、ご夫婦で早期退職なさった方が、ちょっと離れたご実家の農地を使い、全くの趣味で作っていらっしゃるとのことでした。

あくまで趣味だから、好きなもの作りたいものだけを。

しかも、無農薬で。

  

最初は自分たちが食べる分だけ作るつもりだったのが、 いろんな野菜を作るのが楽しくて、どんどん作ってご近所に配るようになり、

お宅の前にもお野菜を置くようになられたのこと。

 

野菜って、作るの大変なのにすごいですね(家庭菜園でも難しいのに…くらいしか知識がない)。

 

夫は、それからもよく買って帰るようになり、

そのうち、我が家の分を取り置きしていただくようになり…

たくさんとれたから!と、旬のお野菜をたくさんいただいたこともありました。

 

無農薬野菜って、作るのが半端なく難しいそうですね。病気や虫や…。

たまたま畑から持って帰ったばかりのお野菜を、そのままいただいて来たときは、

いましたよ、青虫が。

 

まぁ、あまり好きな光景ではないけれど、虫がつくほど安全ということで。。。

 

そして、もうひとつびっくりしたのが、無農薬野菜は、冷蔵庫に入れておいても、早くダメになること。

 

買って1週間経っても瑞々しくピンとしているスーパーの野菜が、なんと不気味なことなのかということを学びました(食べてますけどね)。

 

そんなわけで、ご厚意でたくさんいただくのはとても有難いものの、消費するのが至難の業な時もありました(ぜいたくな悩み)。

 

フライパンいっぱいに、ピーマン炒め!

とか、

今日はネギ焼きね!

とか、

ともすれば、野菜嫌いになりかねないメニューもたくさん作りました。

 

白なすとか、エシャロットとか、パクチーとか…ここで出会わなければ、たぶん買って食べることはなかったであろうお野菜も口にしました。

 

何度か家族で畑にもお邪魔させていただいたこともありまして、

オクラってこんな風になってるんだ~、とか、落花生を掘らせてもらったり、モロヘイヤの摘み方を教えていただいたりして、家族で野菜の収穫体験もどきもさせていただき、、、

 

そんな出会いのおかげで、文字通り、我が子達は、あの無農薬野菜に育ててもらいました。

 

ありがたいことです。

  

20年近く経っても

それから約20年。

なんと、今でもそのお宅の無農薬のお野菜をいただいています。

今では、お手伝いの方が増えて、きれいに洗ったお野菜がパックされ、お宅の前の棚に並んでいます。

その見た目はスーパーに並んでいるお野菜となんら変わりない姿に。

 

そんなおすまし顔で野菜が並ぶようになると、あっという間に売り切れちゃうんですよね。。。

もう取りおいてもらうことはなくなり、

たまにしか口に入らなくなってしまったのですが、

お野菜本来の、あの、濃い味は、今も健在です。

 

お孫さんもできられたので、きっとあの無農薬野菜で育つのでしょうね。

いろいろな”野菜チャレンジ”を経て、おかげさまで、我が子は野菜大好きな子に育ちました。

先日そんなお話をしたら、我が子たちを、無農薬野菜育ち第1号に認定していただきました。

 

どうぞいつまでもお元気で。

これからも美味しい野菜を作ってください。

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ、にたろう もご覧ください。

 

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