二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

小学校受験をすることに決める

子育て

我が家が住む地域には、国立大学の附属小学校があります。

すぐそばに、附属中学校もあります。

(国立の附属高校はあありません)

附属小学校に入学すれば、中学校にもほぼ全員進学することができます。特に、この附属中学校からの県内公立トップ校への進学率が他の公立中学校とは比べ物にならないくらい高いです。

 

地方にも、中高一貫校の良さを出した私立や公立の中学校はありまして、

高校受験を嫌うご家庭は、中学受験をして中高一貫校に行くという道もあるので、、、

    

つまり、国立大学の附属小学校へ進むというのは、ある意味、中高一貫校へ進むことをせず、

高校受験をする道を選ぶということにもつながります。

 

で、我が家ですが、やはり公立トップ高校へ行かせたい、という思いがありまして、

逆算すると、附属中学校はマストであろう、ということになりました。

 

そこで、まず買ってきたのが、

(小学校ではなくて) 附属中学校の入試問題の過去問です。

 

それをざっと見渡すと…難しくはありませんが、受験対策は必要、

また、定員が1クラス分だけなので、何かのことで不合格になると、その後が気持ち的にきついだろうと容易に想像できます。

 

せっかく近所に住んだし、小学校にいけるものなら、いれておきたいなぁ…

 

ということで、附属小学校についての具体的なリサーチを始めました。

 

”小学校受験”は、大学受験のように、ひとくくりにできません。なぜなら

  • 大学までつながっている小学校(大学受験をしない)
  • 高校までつながっている小学校(大学受験はする)
  • 中学までつながっている小学校(高校受験をする)

で、生活が全く変わってきますので。

我が家が受験を考えたのは、”中学までつながっている小学校” です。

 

 

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小学校の情報を集める

小学校のうわさ

本当は実際に通っていらっしゃる方を見つけて訊けばよかったんですけど、なかなかみつからなくて…

探して歩くわけにも…

      

ということで、噂レベルのことしか情報収集できなかったのですが、こんな感じでした。

生活面

  1. 勉強を教えてくれない
  2. 例えば図工の時間に絵を描くのが収まりきらなかったら、次の時間をつぶして絵を描かせる
  3. 校外活動が多い
  4. 実習生がしょっちゅうくるので、担任の先生はあまり授業を教えない
  5. 男性の先生が多い、女性の先生でも、産休や育休で途中で抜ける先生はいない
  6. 先生は(公立小学校にいるときより)忙しくなるので、あの学校への転勤を断る人もいる
  7. 保護者が熱心、悪く言えばうるさい保護者もいる、PTA活動が大変

入試面

  1. 当日の服装を採点される
  2. 入試の待ち時間の子どもの態度も採点されている
  3. 保護者と食べるお弁当のおかずも採点されている

 

実際にお子さんを通わせていらっしゃるお母さまにきいたわけではないので、まぁ、ちょっと悪意のある表現もありますけど…

  • 勉強を教えてくれない
  • 例えば図工の時間に絵を描くのが収まりきらなかったら、次の時間をつぶして絵を描かせる
  • 校外活動が多い

については ”いいじゃんいいじゃん!” という賛成派のワタシ。

 

皆さま、文部科学省の指導書ってご覧になったことありますか?先生だけが持っている、あれ。

その日に歌う歌、音楽会でやらせる曲、また、算数で出す問題まで全部載っています。そして、先生方にはその通りに教えることが義務づけられています。

 

どの公立小学校へ通っても、判で押したように同じ授業を受けられるように、でしょうけど…    

ワタシ的には、先生が目の前の子どもたちに合わせて、指導書から外れたことをやってもらうのは大歓迎ですし、

勉強面は必要なら家で教えるし…って感じでしょうか。

 

校外活動が多いのは、子どもはきっとうれしいでしょうね。

 

今のワタシに言わせれば、そういう斜め上からの発言は、せめて合格してから言おうよ、いや、仮に合格したらもっと言うべきじゃないでしょ、って感じですけど、

当時のワタシは(も?)、怖いもの知らずでして…本当にどうかお許しください。

 

次に、

  • 実習生がしょっちゅうくるので、担任の先生はあまり授業を教えない
  • 男性の先生が多い、 女性の先生でも、産休や育休で途中で抜ける先生はいない
  • 先生は(公立小学校にいるときより)格段に忙しくなるので、あの学校への転勤を断る人もいる

について。

 

実は、ワタクシ自身が国立大学の附属小学校出身者でして、

この辺は自分の小学校時代に体感しましたが、実習の先生は若くて一生懸命で、一緒に遊んでもいただいて楽しかったですし、担任の先生にもたくさん教えていただきましたよ。

中堅~ベテランの男性の先生は確かに多かったけれど、楽しい先生が多かったです。

小学校の先生がお忙しくて大変なのは…お疲れ様です。今思うとご家庭のある女性の先生もいらっしゃいましたが、他の男性の先生と一緒に夜の11時まで働いていらしたのかなぁ。。。

 

さらに、

  • 保護者が熱心、悪く言えばうるさい保護者もいる、PTA活動が大変

         

受験して行かせる学校ですものね、それも、なんとなくわかります。自分の母も小学校の役員をしていました。楽しそうに見えたけれど…ここはワタシの気持ちの上ではネック。

というのも、ワタクシ、地元出身じゃありませんし、…こういうコミュニティって、OBOGとか知人とかでもうすでにできているイメージで、、、ここに入っていくのは正直気が重いな、と思いました。

      

「うるさい保護者」(が本当かどうかは別として)以外は、いい学校だと思いました。

 

さて、入試面の

  • 当日の服装を採点される
  • 入試の待ち時間の子どもの態度も採点されている
  • 保護者と食べるお弁当のおかずも採点されている

なんですが、ほんまかいな?レベルですよね。教えてくれた方々はどなたも小学校受験をさせたご家庭ではなく、まぁ、

ちょっと無責任、親切で教えてくださったわけですが…

 

一応参考にさせていただきます。

   

過去問

次に過去問です。小学校の過去問をわざわざ書店へ買いに行きました。これ、本当にこの学校の過去問なの?っていう程うすーい紙の束が数千円。

たかっ。

でも買わないわけにはいかないのでね。

内容は…まぁ簡単だ。

     

ワタクシ自身の記憶として、幼稚園時代に、何度か”模擬試験”を受けにいったことを覚えています。

また、入試当日の試験のことも一部記憶がありまして、

男の子が動物園へ行って、いろんな動物を見て回ったという放送を聴き、放送後に、どんな動物がいたか、該当の動物の絵を丸く囲む問題があったり、

当時は抽選もあり、自分でピンポン玉をひいた記憶もあります。

 

ということで、試験問題のレベルは自体は40年前と変わらないだろうし、

過去問がわかればワタシが教えられるだろうと思いました。

 

この辺で、 心の中では 一応小学校受験を決めたワタシです。

 

そこで、気になるのがお受験塾です。こういうのって口コミだったりしますよね、当時はもちろんWEBサイトなんてありませんし、電話帳を見てもわかりづらく…

きっとどの先生もいばってるんだろうな~(苦手)

 

お受験塾へ体験入学

地方の街にも、一応お受験塾なるものはいくつもありました。

ちょっと、ここの記事 と重なってしまうのですがお許しください。

お受験塾に行くといいよ、と教えてくれたのは、入試で「お弁当のおかずを採点されるらしい」と言った人。そこで同じ合格を目指すご家庭と仲良くなって情報交換したり、入学してからも仲良くしているらしいよ、と。

そういうの得意じゃないし、思うところはあったけれど、

まぁ、これも何かのチャンスなので、見学に行ってみよう! 

       

お受験塾としては

  • 熟練したおじさん(おばさん)先生が、小学校受験だけでなくオールマイティに幼児教育をしてくれる。その中の一環として小学校受験コースがあるタイプ
  • 若い先生が、徹底した過去問対策をしてくれる

の2パターンがありまして、過去問対策はワタシが家庭でやればいいと思ったので最初から外し、熟練おじさん(おばさん)パターンの塾へ、娘を連れて2件行きました。

〈一件目 おじさん先生〉

癖の強そうなおじさんで、お孫さんがいそうな年齢。部屋が薄暗く、手作り教材が教室にあふれている。習っている子どもたちはノリのいい先生の話にのっかって、とても楽しそう。生徒の紹介がないと入れない。

 

娘もしばらく一緒に座らせてもらったのですが、娘は恐ろしくつまらなそう。レッスン後に「娘はおとなしい方なのでついていけるか心配です」と言ったらいきなり娘を抱っこして、(泣かなかった娘をみて)「泣いてないから大丈夫」と言われました。

いやー、ごめんなさい、ワタシが大丈夫じゃないので、やめます。

 

〈二件目 おばさん先生〉

いえ、おばさんというよりおばあさんかも。きっと昔は凄腕のお受験塾の先生だったんでしょうね。何をきいても答えてもらえそう。教室の横には体育系のレッスンができる広いフロアもありました。本格的。

教材は、ワタシの好きそうな知育おもちゃやパズルが揃っています。こぎれいで明るい。レッスンにきているお子さんは一生懸命静かに自分の課題の取り組みをしています。

一枚だけワークのプリントをやらせてもらいました。

うーん、これなら自宅でできるな…しかもお月謝が恐ろしく高い、やめます

 

たった2件でしたが、小学校受験に向けて前を向いた途端に、出鼻をくじかれた気分。。。

   

何かが違う、この子に足りないものってなんだろう?

ワタシが家で教えられない、でも小学校入試に必要なものってなんだろう?

 ……

いろいろ考えまして、あることに気づきました。

    

あーもしかして…それは、知らないところでしり込みしない、男の先生に声をかけられてもびっくりしない、怖がらない態度じゃないかな。。。

 

幼稚園の先生は全員女性です。しかもどの先生もとても優しいです。

     

1年後、入学試験という特殊な空気の場所で、そして、初めて入る教室や体育館の緊張感のなかで、

問われたことをきちんとやる度胸が、今のこの子にはないな…

 

方針転換です!

 

近所の空手教室に行く

そんなときにたまたまポスティングで、空手教室の案内が入りました。

空手かぁ~、女の子で強いとかっこいいかも。

 

これからは女性も自分の身を守る最低限の強さは必要だ!などと、夫も大乗り気です。

じゃあとりあえず体験レッスンに行こう!

 

こわい先生

そこは、市内にすでに道場を持っていて、新たに我が家の近所でも教室を開いたばかりのところでした。一番上のお子さんでも小学校3年生で、低学年のお子さんを中心に、全員が白帯から始めます。娘と同じ年齢のお子さんもいます。

 

で、肝心の、教室の雰囲気ですが…

男の先生が二人。特にボスっぽい一人は

こわい。

整列ができないと叱る、遅いと叱る、あくびをしようものなら…一段と声も大きい。

若干5~8歳くらいの子どもたちが相手ですよ… でも、容赦なく

こわいです。

親も、(ワタシも、)見ている前で。

 

いえむしろ、気持ちがいいくらい、ダメなものはダメ、いいところは褒める先生。

 

で、娘はどうかといいますと、一生懸命ついていっていてがんばっています (めっちゃけなげ…) 。

 

ちょっとずるい見方ですけど…よく観察していると、叱られているのは、叱られても別にこたえてませんよ~的な男の子で、

最年少の、ついていくので精いっぱいの娘は、

叱られません

 

この、張り詰めた空気、緊張感。そうです、これは娘にとって初めての体験です。

これじゃん!これでいこ

 

どう回りまわって、小学校入試のお受験対策が、空手教室に通うことになったのか…本当に巡り合わせとしか言いようのないタイミングで、

 

娘は、空手教室に通うことになりました。

本当は華麗にテニスとかをやらせたかったんですけどね…

 

ふぅ。

 

ということで、お受験対策は、家庭でやろう。

 

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう をご覧ください。

   

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