二人の子を国立大医学部医学科と東京大学に合格させるまで | feel my force

成功体験を積ませる

いちひめ

毎日、子どもと接していて、

ママぁ、++しちゃった~、ママぁ、**どうすればいいの?

を繰り返していると、

ほぼほぼ後回しになるのが、

子育ての長期的なビジョンです。

   

少し先の目標はなんとなく想定できるけど、10年後、20年後なんてとても…。

 

子育ての多くの場面を、行き当たりばったりで乗り越えてきたワタシですが、

絶対これだけは外さないようにしようと心掛けたのが、

 

できるようになるまでサポートする、成功体験を積ませる

 

ということでした。

    

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親がサポートする

成功体験というと、小さなことで褒められた~入試で合格した・コンクールで金賞を取った…など多岐にわたるので、簡単にひとまとめにはできませんが、

    

ワタシにとっての、我が子にゆくゆく成功体験をさせるための最初の布石は、

心配事なく毎日を過ごさせること

から始まりました。

     

毎日幼稚園に通う娘に対してまずワタシがやったのは、

 

忘れ物をさせない

 

ということ。

(忘れ物をしても全然気にしないお子さんには効かないのでご注意を)

   

娘は 自分ひとりじゃできないのに 気にする子でしたので、ワタシにとっても結構大切なことでした。

忘れ物をする子って、先生の方から見ると、けっこう目立つんですよね(言われないけど)。そういうのまで気にする子でした。

 

幼稚園ですからたいした持ち物はありませんけど、忘れ物は全部親の責任、しかも困るのは娘。

 

工作展に向けて牛乳パックを、新聞紙を…

カレーパーティのために、エプロンを…

みたいなイレギュラーな持ち物があるじゃないですか。

 

忘れ物以外には、

〇〇ちゃんが持ってたのが欲しい、と言い出して、

持ってたのって言われても…と思いつつ探したり、

 

お友達のおうちにお呼ばれしたら、我が家にも来てもらうとか…

     

朝、お天気サイトでその日の予想最高気温をチェックして、22℃を超えたら服を薄着にするとか…

   

お勉強系は一切やらない幼稚園でしたので、競わされることもなく比べられることもなく、穏やかな幼稚園ライフでしたが、

それでも何かの拍子に幼稚園に行きたくないと言い出すと困るので、

持ち物やお友達関係に気をつけ、とにかく第一に、幼稚園で楽しく過ごせるように気を遣いました。 

 

 

ここからは、ちょっと時間を進めて小学校前半も入れさせてください。

    

このような、”やるべきこと”に加えて、”できたらいいこと”についてもサポートしました。 

例えば、 

習いごとでは、次回までの家での練習は、ワタシから声かけをして、必ず付き合いましたし、

小学校に上がってからは、毎日の宿題もちゃんとチェックして、印鑑を押し、長期休みの宿題の進捗もチェックして間に合うようにやらせていました。手伝ったことももちろんあります。

スポーツ系の習いごとで試合に出るようになったら、たぶん、本人よりワタシが研究して、勝つためにはこうすれば、ああすればと考え、娘に(にわか先生になって)教えました。

  

忘れ物をしないだけでは、当たり前すぎて先生に褒めてもらえないけれど、

習いごとや学校の宿題の出来がいいと、先生は褒めてくれますし、お友達にもすごいね、と言ってもらえますよね。

 

大人になると、地位や収入で成功かどうかを判断しがちですが、

子どもって、親にすごいねと褒められることの何倍も、先生や友達に褒められることがモチベーションアップにつながりますので、

   

褒められること自体が成功体験です。

 

親がサポートすることで、子どもの”成功体験”が増えるなら、こんなに簡単なことはありません。 

    

いつまで関わればいいの?

それでは、それぞれをいつまで関わればいいかということですが、

これには、今なら笑い飛ばせるけれど、当時は青くなったことがありまして…

 

みなさんのお宅は、翌日の学校の用意をいつまでチェックされた(される予定)でしょうか。

娘が小学校に上がった時、ワタシは普通に翌日の用意を手伝いました。

ワタシが必ず見るのですから、予定帳もきちんと書いてきますし、保護者へのお便りも見落とさないようにして準備は完璧です。

それを2年間続けて、

娘が小学校3年生になった時に、

「もう3年生だから、一人でできるよね」

と言い渡して、やめたことがあります。

 

ワタシがチェックをやめた途端、娘は忘れ物をどんどんし始めました。

そして、お友達や先生から、

「あの、いつも完璧ないちひめちゃんが忘れ物をするなんて!」

と言われたそうです。

 

たぶん娘の周りで、小学校3年生になってもランドセルの中を親に見てもらっている人はかなりレアだったのでしょう。

(まぁわかる、っていうか、わかってました…ははは)

 

ここで、小学校3年にもなって、翌日の支度もきちんとできないなんて、先が思いやられる、きちんとしなさい!何度でも失敗して学びなさい!

って突き放す子育て法もあると思うんですが、

ワタシは、もうしばらく手伝うことにしました。

 

娘も、学校での自分のイメージを崩したくないだろうし、

実際、忘れ物をすると困りますものね。

こんなことで本人がストレスをためるのは無駄かなぁ~、と思ったので。

 

ただ、この経験で娘は娘なりに、忘れ物をした友達はどうしているのかを観察したらしく、

隣のクラスのお友達とお互いに貸し借りしている

ということを発見したそうです(こういうのって、親に言われても絶対やらないのに、友達だと…ねぇ、全く)。

 

そして、決定的なのが、3学年下の息子が小学生になった時に、ワタシの手を一切借りないで翌日の支度をしていたのを機に、

子どもの翌日の準備サポート

を無事に卒業しました。

 

そうなんです。

息子は、小学生スタートから、自分ひとりで翌日の準備をしていました。

できる子は小さい時からできるし、忘れ物したからといって、そんなに気にしていない、何とかする、

でも、できない子に、無理強いしてもかわいそうだ、

   

とワタシ自身も学びました。

細かいことですけど、息子ができたのは、忘れ物を気にしない性格と、娘とワタシのやりとりをそばで見ていたからじゃないかと思っています。

     

できるようになったらサポート終わり

そんなわけで、ワタシの子育てのポリシーとして、

子どもがやるべきことは、できるようになるまではサポートする

がありまして、

 

それは、他人様のお宅ではできているのに…どうしてうちの子は…

いや、、どうして?、じゃないか、できるように手伝おう

を繰り返してきました。

 

親が手伝うせいで、いつまでもできなくて、ずっと親を頼りにされたら困る!なんて心配もありませんでした。

必ずできるようになりましたから。

    

ちなみに、息子が幼稚園時代に一番いやがったのが

(病院などで)遅れて登園すること

でした。みんなからじろじろ見られるから、とのこと。じゃ、休みね!みたいな対応をしていたら、いつの間にか、遅れても張り切って登校する子になっていました。

 

楽しいことは成功する

このように、”やるべきこと”のサポート は、親の責任としてやってきました。

では、”できたらいいこと”のサポートについてはどうだったかといいますと、、、

 

できたらいいこと、といえば、やはり、

学校の勉強 と 習いごと 時々 しつけ(挨拶とか手伝いとか) ですね。

    

こちらは、苦痛になったらおしまい

なので、

とにかく、やりたいと思わせる、楽しくやらせる、

その結果、先生や友達に褒められた!

   

をスタートに、

少し大きくなったら、

きつかったけれど、頑張ったら合格した、とか、試合で勝った

を続けるべく、ワタシ的には 不断の努力を サポートをしてきました。

 

習いごとは…いよいよ嫌いになったらやめればいい、、という逃げ道があるものの、

学校の勉強には、当面それはありません。

 

ですから、娘が幼稚園時代から、遊びのように九九や絵本の読み聞かせを一緒にやって、

面白い

と思ってもらえるものを選びました。

 

テーマも教材もなんでもいいです。

しまじろうでも、公文式でも、七田式でも。

とにかく、

やっておきなさい、とか、行ってきなさい、ではなく、一緒にやるのがポイントです。

親子で楽しめることならなんでもいいです。

極端な話、ワタシの興味がないものは、ワタシが続かないと判断してやらせませんでした。

 

これをママとやったら楽しかった、

ちょっと多くやって、ママを驚かせよう、 

 

と思わせるリアクションをして、一緒に楽しむようにしました。

 

生まれてから10歳になる頃までって、

何点取ったかとか1番だった、ではなく、

お母さんがすごいって言ってくれたから、その上、先生や友だちにも褒められたから、

が、モチベーションなんですよね…ほんと。

    

それが何につながるかは、当時はわかっていませんでしたが、

形を変えながら、次のもっとやってみようにつなげていく、そんな毎日を繰り返しました。

 

そんな我が家的 ”成功体験を積ませた” ことでよかったのが、

   

子どもの18歳までを、子どもに責任を取らせないよう親が関わりつつ、

こうすればできる、の引き出しをなるべくたくさん持たせることができた

     

という点だったと思っています。

 

時々 しつけ についてですか?

挨拶をしましょう、お手伝いをしましょうは 6歳までは言いましたが、小学校に入ってからは、率先して言えるお友達が刺激してくれたので、ほどほどにしちゃいました。。。外で恥をかかない程度でいいかと。

(今は、マンション内でおはようと子どもに声をかけないで、と大人同士でルール作りをするコミュニティもあるそうですね…世知辛いけど)

    

       

息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。 どうぞ にたろう もご覧ください。

 

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