子育てにおける、”食”の話題は、絶対避けては通れない話題の一つですよね。
我が子達が小さいころ、
環境ホルモン
が身体に悪さをするという本「奪われし未来(Our Stolen Future)」(シーア・コルボーンら著) がアメリカで発売 、日本でも翻訳され、話題になりました。
環境ホルモンは通称で、正式名称を「外因性内分泌地かく乱物質」と呼びます。これが、 生体の恒常性、生殖、発生あるいは行動に関与する種々の生体内のホルモンの、合成、分泌、体内輸送、結合、作用、あるいはその除去などの諸過程を阻害する性質をもつ、とされています。
環境ホルモンの影響は何十年単位で出てくるので、すぐに症状が出るわけではありません。「奪われし未来」では男性の精子減少など性ホルモンへの影響、ヒトのメス化とかオス化・不妊につながるといった衝撃的な内容だったため、とても話題になりました。
最近よく話題になるのが、ウミガメなどの海洋生物がマイクロプラスティックを誤食してしまう問題。マイクロプラスティックはまさに環境ホルモンの宝庫?で、異物として溜まるだけでなく、微量でもホルモンバランスに影響を及ぼすと言われています。マイクロプラスティックが海洋生物に影響し、さらにヒトの口に入ったら…
日本近海は、マイクロプラスティック汚染が進んでいるそうです。
原因は中国や東南アジアの、廃棄物処理のインフラ整備が進んでいない国の人たちがごみを海に大量に捨てていて、それが流されてきているからとか。
日本は下水処理システムのおかげで、99%の率で除去されているそうですが、例えば大雨で下水道があふれてしまうと、未処理の下水が海に流れ込んでしまい、汚染されてしまいます( 環境ホルモン問題の現状とこれから)
などがわかってきて対策もされてきているそうです、私たちの”食”については、まだまだ不透明な議論が多いです。
私たちは環境ホルモンが怖い、ということはわかっていても、魚を食べます。
我が子達が幼稚園~小学校の頃だったでしょうか、魚を食べると頭が良くなる、とかいう、かなりアバウトな歌によって、魚を食べることが流行しました。
これって、どうなの?
食品添加物も
また2019年7月に「イーストフード・乳化剤不使用」の強調表示について、業界第一位のヤマザキや第一パンが相次いで自粛する旨の発表がありました。
ざっくりいうと、 「イーストフード・乳化剤不使用」 と書いてあっても、その名前ではない、同じ原料の添加物を使っているだけで、「添加物不使用」ではない。大量生産品である市販のパンを、管理された工場で半自動化で製造し、かつ、美味しさを長持ちさせるために使用している食品添加物は、必ず必要です。
とのこと。
添加物の表記って、全部しなくていいらしいですね、主なものを表記すればいいらしい。
それもおかしな話だけど、微量だからいいってこと?
イーストフードでもない、乳化剤でもない、同じ原料の別の添加物、しかもその添加物は表記しなくてもいいから、していない。
でも良くないと話題にのぼっているイーストフード・乳化剤は、敢えて「不使用」と強調表示しちゃえ!ってことだったのね。
確かにあざとい感じはします。
違法ではないけれど、なんか、そういうの、だめじゃん。
(きっと世の中、そんなの多いんでしょうね…)
消費者のワタシからすると、マーガリンは使ってないですよ、バターしか使ってないですよ、くらいのイメージを持っていました。
マーガリンは、トランス脂肪酸が多く含まれており、これが身体に害を及ぼすと言われて久しいので、我が家ではバターしか使わなくなったのですが、実は、トランス脂肪酸より怖いのが飽和脂肪酸で、お肉や乳製品に多く含まれていると言われています。
何ごともほどほどに、あまり窮屈に考えすぎず、でも意識は高くもって…
マックのハンバーガーやポテトは、常温で2か月放置しても、カビ一つ生えない、という動画がアップされ、2014年には中国産の消費期限切れのチキンを使っていたことで、販売量がかなり落ち込みました。
好きだったんですけどね、我が家もあの時を機に、全く食べなくなってしまいました。
もっと古いのでいうと、
おこげを食べるとガンになる。
おこげの中の、 アクリルアミド という物質を毎日大量に摂取するとガンを引き起こす、と言われています。
それがいつの間にか、おこげは敵みたいな扱いで、ほんのちょっとのおこげも嫌がる風潮になりました。
でも、毎日大量に、です。
実は、アクリルアミドはイモ類にも多く含まれており、毎日ポテトチップスを食べ続けるのも良くないのだそうです。
おこげ毎日、はあり得ないけれど、ポテトチップスを毎日大量に、は、好きな人ならあるかもしれませんよね。
ポテチはおこげまで敵対視されていません。
そう。要するに、イメージやインパクトで情報は伝わっていくということです。
家庭のお母さんは、環境ホルモンも、添加物も、食品原料も、悪いと噂がたったら、まずやめます。
こっちはどのくらいヤバくて、こっちは量が少なければ大丈夫で…あれは、将来子どもが生まれなくなったら困る、あっちは心臓疾患に、これはガンに、… そんなの、いちいち気にしていられないし、いえ、それだって、真実かどうかわからないし、一応基準を満たしてるんでしょ!?
1960年代のアメリカで行われた砂糖業界の陰謀とか、もう、目も当てられない!!!
私たち善良な市民はこうやって騙されてきて、今もなお、知らないところで騙されているんでしょう、でも健康被害があったという自覚もないし、うーん、よくわからないけれど、気をつけないと。
やっぱり、 何ごともほどほどに、あまり窮屈に考えすぎず、でも意識は高くもって…
子育ても食も、同じ…ですね。
せめてもの自己満足 自家製でパンを作る。
信じられない話など世の中にゴマンとあるし、信じる信じないも人それぞれということで、結局落ち着くしかないわけですが、、、
我が家では、娘が1歳を過ぎてから、
ホームベーカリーを買いました。
ごく一般的なもの。
寝る前に材料をセットして予約しておくと、朝、食パンが焼けている!が、売りの。
材料は、ホームベーカリー用のミックス粉 だと、割高だし同じ味になってしまうので、ばらばらに買って、時々、レーズンや乾燥ブルーベリー、チーズなどを入れたりして毎日作りました。
ホームベーカリーの食パンって、レーズンなどを入れると材料費が高くなってしまいますが、プレーンのものなら、格安でできます。
我が家の朝食はパンで、毎日食べるものだから。一応、添加物ゼロ!を気にした結果です。自己満足込み。
それでも同じ味に飽きるので、何か月か作るのを辞めて、今度はまた、市販のパンに飽きて、ホームベーカリーに戻ってくる。
子どもが二人とも小学校に上がってからは、パン作り教室にも通うなどして、
自宅でのパン作りをやめたり復活したりを繰り返しながら今に至っています。
当時買ったホームベーカリーは、こね担当にして、オーブンで焼くようになりましたが、今でもなんとか現役です。
パンってね、お菓子作りと違って、食べられないものができちゃった、ということはありません。
アバウトに作ってもそこそこ美味しいものができるんです。だって絶対膨らむし、焼き立てはめちゃめちゃ美味しいし、最後の決め手は、温度湿度次第・イーストのご機嫌次第だから。
(時間はかかるけれど)手間がたいしてかからない割に、家族から、わぉ~って言ってもらえるのが、
ワタシ的おすすめポイントなのでした。
私は、ホームベーカリーに多機能を求めないので今ならこれかな、って感じですが、多機能に興味のある方はぜひ他のも探してみてください。
パン教室の先生がホームベーカリーって、こねる羽がめり込んだまま焼けるのが気に入らないの、っておっしゃっていました。確かに底に穴があきます。気にしなかったけど。
天然酵母にこだわる方はぜひ。天然酵母といえば、酵母だけで前日から発酵させる手間が必要なのですが、これは顆粒なのでホームベーカリにーにセットしておける優れものです。味ですか?「美味しい 気 」はしました。
なお、ドライイーストは冷蔵保存しましょう。
サフ社のドライイースト。赤サフ・青サフ・金サフがあって、お砂糖の量によって使う種類が変わってきます。赤サフは食パンなど、オーソドックスなパン作り全般に向いています。パン教室の先生がこれしか使っていないので、ワタシも主にこれです。
なお、ドライイーストは冷蔵保存しましょう。 また、5gや10gの個装になっている商品もありますが、食パン1斤3g程度なので、個装になってない方が使いやすいです。
*小麦粉は、地元の製菓材料のショップでカナダ産小麦を買っています。5㎏で1,200円くらいの標準的なものを使っています。ときどき、カメリアでも作っちゃいますが。カメリアでも普通に美味しいです。
息子の成長の記録は、時計の逆回転で綴っています。どうぞ にたろう もご覧ください
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